おもちゃと絵本の収納はそれぞれ別の場所にすることがおすすめです。
おもちゃと一緒に絵本を収納してしまうと取り出しにくいだけでなく、絵本を傷めてしまうこともあるからです。
こちらのコラムでは、絵本の収納ラックを選ぶときのポイントや効率よく使うためのコツなどについて解説します。
使いやすい絵本の収納ができるようになれば、子どもが自分で片付ける習慣が身につくことにもつながりますよ。
子どものおもちゃや絵本の収納で困っているかたは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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絵本ラックを選ぶための3つのポイント
おもちゃと一緒に散らかりやすいものとして「絵本」があります。
絵本とおもちゃを一緒の場所に収納していて、絵本が傷んでしまったなんてことはありませんか?
絵本を上手に収納するには、おもちゃとは別々にすることがおすすめなんです。
絵本用の収納場所をつくれば、出し入れしやすいというメリットがあるほか、子どもが自分で片付ける習慣を身につくかもしれません。
でも絵本ラックは種類が多くて、どれを選んだらいいか迷うこともあるでしょう。
ここでは、まず絵本を収納する棚を選ぶためのポイントについてお話しますね。
(1)子どもの目線にあわせたサイズを選ぶ
絵本ラックは、棚自体の高さが重要なポイントになります。
もし子どもの身長よりも高い場所に絵本があれば、もちろん自分で取り出すことができません。
親が毎回読みたい絵本を聞いて取ってあげることになってしまいます。
理想的なのは、子どもが背伸びしなくても表紙やタイトルを見わたせ、手の届く高さに絵本があることです。
子ども自身が出し入れできるようにするには、ちいさな子どもであるほど床に近いところがよく、子どもの目線にあわせた絵本ラックを選ぶようにしましょう。
(2)材質は耐久性だけでなく安全なものを選ぶ
絵本ラックの材質は、金属製よりも木製がおすすめです。
できれば丸みをおびたものを選んだほうが、子どもがあやまってぶつかるようなことがあっても安心です。
プラスチック製の収納ボックスなどもありますが、軽すぎるとラックの形状によっては本の重みで倒れたり曲がったりしてしまうことがあるので注意しましょう。
(3)機能性やデザインも大切
絵本ラックは設置場所や安全性も大切ですが、デザインや機能的なところにも注目しておきましょう。
・引き出し式よりも縦置きできるものがおすすめ
絵本ラックは、背表紙でタイトルがすぐに確認できる縦置きできるものがおすすめです。
さらに棚板があるものを選ぶことで収納性が高くなるので、大きさがバラバラな絵本もスッキリと収納しやすくなるでしょう。
引き出し式のボックスは見た目がスッキリするので便利ですが、絵本の数が多くなれば重くなるため、出し入れに注意が必要になることもあります。
本を取り出そうとひっぱりすぎると、引き出しごと子どもの足元に落下してケガをするおそれがあるんです。
このため、もし引き出し式のデザインを選ぶときは、引き出しにキャスターがついたものにするといいでしょう。
・リビングや子ども部屋など置く場所によって選ぶ
絵本ラックはサイズや材質だけでなく、置く場所の雰囲気を考えてデザインを選びましょう。
絵本ラックは、どんなデザインを選ぶかでその空間の印象が大きく変わります。
子ども部屋の場合は鮮やかな色合いの絵本ラックでよいでしょう。
しかしリビングなどに置く場合は、周りの家具やインテリアになじむように主張の強すぎない色味を選ぶのがポイントです。
もちろんセンスは人それぞれなので、あえて主張する色味やデザインを選んで空間のアクセントにするのもいいかもしれません。
好みにあわせて空間を楽しめるような絵本ラックを選んでみてくださいね。
ちょっとしたアイデアで使い勝手がよくなる
絵本ラックは、お気に入りの本を見つけやすくしておくことが大切です。
お気に入りの絵本が見つからないと、1冊を探すために余計に散らかってしまうなんてこともありえます。
ここでは絵本収納のちょっとしたアイデアやポイントについてお話しますね。
身の回りにあるものを活用してみる
絵本ラックは普段なにげなく使っているもので代用できることもあります。
たとえば、ホームセンターなどで市販されているカラーボックスを横に倒して使えば、子どもでも手に取りやすい絵本ラックとしてすぐに使えます。
また、ワイン箱を絵本の収納として使えば、縦置きしやすくなります。取っ手つきのカゴを絵本ラックとして使えば持ち運びにも便利です。
もしテーブルやカウンターが壁面にあれば、足に突っ張り棒をつけることで面出し収納できる絵本ラックがすぐにできます。
さらに「すのこ」を裏返して壁面に斜めに立てかけるだけでも、表紙を見せて絵本を飾ることが簡単にできちゃうんです。
ただし「すのこ」が本の重みで倒れないように、棚の固定だけは忘れないようにしましょう。
使いかたも工夫してみよう
絵本ラックは、使いかたをちょっと工夫するだけでも便利に使えるようになります。
絵本は取り出しやすいように、つめ込み過ぎないようにすることがおすすめです。
しかし絵本同士の間が空き過ぎていると出し入れのときに本が倒れてきてしまうので、仕切りスタンドやファイルボックスを使うと便利です。
絵本が倒れてこなければ簡単に出し入れしやすくなり、子どもも自分で片付けやすくなります。
また収納ラックが引き出し式の場合は、ラベルなどを貼って中にどんな絵本が入っているかを分かるようにしておくと便利ですよ。
たとえば文字を読めない子どもであれば、キャラクターや乗り物などのイラストか写真を貼っておくと、どの本が収納されているか見やすくなります。
また、ジャンルや本の大きさによって異なる色テープを貼って片付ける場所を決めるのもよいでしょう。
絵本の大きさによって片付ける場所を決めておけば、無駄なスペースが少なくて済みます。
ルールを決めて楽しく絵本の片付けができるように工夫すれば、子どもにも習慣づけがしやすいのではないでしょうか。
DIYで自作してみるのも方法のひとつ
絵本棚のサイズはあらかじめ決まっていることが多く、自宅のスペースに合わないなんてこともあるでしょう。
その場合はスペースにあわせて、棚をDIYで自作してみるのもおすすめですよ。
便利に使えるおすすめの絵本ラック
ここでは、絵本の収納ラックとしておすすめのものをいくつかご紹介します。
ラックを置きたい場所や機能性などから、お好みのものを探してみてください。
LOWYA Pieniシリーズ
LOWYA Pieniシリーズは、これひとつでおもちゃと絵本の収納ができるラックです。
面出し構造の絵本棚のほかに、トレーやキャスターつきのワゴンなどの収納スペースがついています。
「見せる収納」によって子どもの目線にあわせたデザインになっているので、子ども自身が片付けをしやすいのがポイントです。
安全面を考慮して角を落とした丸みのあるデザインで、通常サイズのほかスリムタイプやワイドタイプなど豊富なバリエーションがあります。
また、タイプによって収納スペースのデザインや収納ボックスの色を選べるのもうれしいところです。
ノスタ ブックラック
上段は面出し、下段は縦置きできる絵本ラックです。
ラックの高さは70cmなので子どもが使いやすく、上段には絵本を表紙が見える状態で収納できます。
また下段にボックスなどを置けばおもちゃが収納できるので、片付ける場所を分けることができますよ。
パイン材を使用した丸みのある親しみやすいデザインなので、リビングなどに置いても雰囲気を損ねることはありません。
MAMENCHI 玩具箱&本棚
パステルカラーがかわいいおもちゃ用ボックスと本棚がセットになったラックです。
おもちゃ用のボックスは斜めにして収納できるので何が入っているか分かりやすく、出し入れもしやすいのが特徴です。
またボックスは3色あるので、色分けして片付ける習慣をつけるのもよいかもしれません。
ラックの材質は、子どもにも優しい布と木でできています。
まとめ
おもちゃと絵本の収納は、別々にすることがおすすめです。
絵本ラックを選ぶときは子どもの目線にあわせたサイズで安全性や機能性などを考えて選ぶようにしましょう。
また身近なものも絵本ラックとして活用ができ、工夫しだいで使いやすくすることもできます。
子どもが楽しく絵本やおもちゃを出し入れできるような環境をつくってあげれば、自分で片付けができる習慣も早く身につけることができるでしょう。