ゴキブリの出没を防ぐためには、換気扇からの侵入対策も忘れずおこないましょう。
換気扇はゴキブリの侵入経路のひとつです。対策をせず放置すれば、ゴキブリが次々と入ってくるというおそれがあります。
ここでは換気扇からのゴキブリの侵入を防ぐための具体的な対策や予防法を紹介しますので参考にしてください。
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換気扇はゴキブリがよく使う侵入経路
じつは換気扇はゴキブリのよく使う侵入経路なんです。
ゴキブリはなぜ換気扇から入ってくるのでしょうか?
その理由はとってもシンプル!換気扇には次のような条件がそろっているからなんです。
- 隙間が空いているから
- エサのにおいがするから
- あたたかいから
- 水気があるから
換気扇は、室内の汚れた空気を外へ出すためのものですので、小さな隙間があるんです。
そこから油や調味料のいいにおいがしてきたら、ゴキブリが寄ってくるのは当たり前のこと。
またゴキブリは寒さが苦手で、ほんわりあたたかい場所を好みます。
そのため調理後のキッチンのレンジフード(換気扇)は要注意なんです。
そのほか水があるところも注意が必要です。ゴキブリにとって、水は欠かせません。
そのためお風呂やトイレの換気扇から、水を求めて侵入することも多いんです。
このように、家についている換気扇はゴキブリがよく使う侵入経路となっています。
換気扇のゴキブリ対策をせず放置しているのなら早めに対処しておきましょう。
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自力で簡単!換気扇からのゴキブリ侵入を防ぐ対策3つ
ゴキブリを予防するには、侵入経路となりやすい換気扇の対策が欠かせません。
まずは自分でできる対策をおこなってみましょう。
対策1: 最も簡単なのは換気扇を24時間つけっぱなしにする方法
すぐにできる対策としてオススメなのは、換気扇を24時間つけっぱなしにしておくことです。
換気扇のファンがまわっていると、隙間から強い風が吹き出て、ゴキブリが入ってきにくいからです。
また換気扇を使って湿気やニオイを除去しておくことで、ゴキブリが寄ってくるのを予防することができますね。
換気扇をなるべく連続使用していきましょう。
ただ換気扇をつけっぱなしにするとなれば、電気代が気になるところですね。
換気扇を24時間つけっぱなしにしておいた場合の月々の電気代は、1箇所あたり数十円から数百円です。
換気扇をつけっぱなしにしておくことで、ゴキブリ対策とともに湿気対策やカビ対策もできますので、費用対効果は高いのではないでしょうか。
また以下の2点に注意すれば、換気扇から侵入するゴキブリの対策がしやすくなりますよ。
- 換気扇を掃除しておく
- 換気扇をつける部屋を密室にする
とくにキッチンのレンジフードの場合、油汚れがギトギトのままで換気扇を運転させると異音が発生してうるさくなります。
ゴキブリ対策だけでなく騒音予防のためにも油汚れは定期的に除去しておきましょう。
また換気扇をつけるスペースは、密室にしておいた方が効果的です。
窓があるお風呂やトイレの場合、窓を閉めて換気扇を回した方が効率よく換気できますよ。
確実なのはフィルターを取り付けること
換気扇からのゴキブリの侵入を防ぐ方法として確実なのは、換気口に防虫フィルターを取り付けることです。
防虫フィルターがあれば、ゴキブリがそこから入ってこられなくなります。
また防虫フィルターを取り付ければ、小さな虫が風で飛ばされて入ってきてしまうのを防ぐというメリットもありますね
換気扇用の防虫フィルターは、100均やホームセンターで購入できます。
シールのようにペタッと貼るタイプが多く、ついでにホコリや汚れも吸着してくれるので便利ですよ。
使い捨てタイプですので、汚れてきたら定期的に交換する必要があります。
換気扇のほかにリビングなどについている換気口または給気口とよばれるところからも虫が入ってくることがありますので、そちらにもフィルターを設置するとよいでしょう。
外壁やベランダなど、屋外にある換気口にペタッと貼るだけという簡単なフィルターです。
屋外に設置すると、虫よけ効果のほかに、粉塵や黄砂、花粉などが入ってくるのを防ぐ効果もあります。
またお風呂やトイレ、洗面所などの室内にある換気扇に設置することもできます。
天井用角型やプッシュ型の換気扇にもサイズに合わせてハサミでカットすれば使えますよ。
念のため隙間をテープでふさいでおこう
換気扇周辺の壁などにある隙間は、テープでふさいでおきましょう。
住宅の隙間を防ぐテープはいろいろありますが、はがすときの手間を考えると、養生テープがおススメです。
養生テープは水回りでもはがれにくく、はがすときに跡が残らないので気楽ですよ。
換気扇以外のところに隙間があれば、すべてふさいでおきましょう。
水道管周辺や排水口周辺、エアコンのホース回りなどにも貼り付けておくと安心です。
また養生テープの色は、目立たせたくないなら透明を選ぶとよいでしょう。
こちらの養生テープは、養生以外のあらゆるシーンでも使える万能なテープです。
粘着力があるのにはがしやすく、糊の跡も残りません。
縦にも横にも素手で直角に切れるので、作業もスムーズですよ。
ゴキブリの侵入経路は換気扇以外にもある
ゴキブリは基本的に家の外から入ってくるものです。
換気扇以外にも侵入経路はたくさんありますので以下のような場所をチェックしてみましょう。
- 玄関
- 窓
- 網戸
- 排水口
- エアコンの排水ホース(ドレンホース)
意外と盲点となっているのが玄関からの侵入で、外から帰ってくる人のカバンや宅配の荷物にくっついてくることがあるので要注意です。
外から家に持ち込む荷物に、何かくっついていないか気をつける必要がありますね。
エアコンの排水ホース(ドレンホース)のゴキブリ対策も徹底しておくとより安心でしょう。
また玄関先に鉢植えが置いてある場合も要注意です。
鉢植えの中にはゴキブリが住み着きやすく、ちょっとしたすきに玄関から中へ入り込んでくることがあります。
ゴキブリが侵入しやすい場所は徹底的に隙間をふさいだり、入り込ませないように防虫スプレーを散布しておくといった工夫が必要ですね。
家のゴキブリ対策には、ハッカ油を使う方法もあります。
ハッカ油は天然ハーブ由来ですが、意外と効果が高いのでおすすめですよ。
ゴキブリ対策のための掃除方法と予防法
ゴキブリ予防として侵入経路をふさぐことも大切ですが、最も大切なのはしっかり清掃しておくことです。
ゴキブリが好むエサや水となるものをしっかり除去しておきましょう。
換気扇の基本的な掃除方法は下記のコラムを参考にしてみてくださいね。
水気を残さない
ゴキブリは水のあるところに寄ってくることが多いです。
ゴキブリも生物なので、まずは水がないと生きていけないからです。
そして気温20~30℃、湿度が60%以上になると、ゴキブリは活発に繁殖をしていきます。
そのためゴキブリ対策としては、水気や湿気を除去しておくことも重要なんです。
お風呂や洗面所、トイレなどの水回りを掃除するときには、水気を残さないよう、しっかりふき取っておくとよいですね。
また先に述べたように、換気扇を使って室内の湿気を除去しておきましょう。
そのほか家の中に湿気をため込まないことも大切!除湿器があれは積極的に活用してみると効果てきめんですよ。
除湿器がない場合は、エアコンの冷房運転やドライ運転で湿度を下げることも可能です。
押し入れやクローゼットにも風を通して湿気のこもりがちな場所をカラッと乾燥させ、ゴキブリに好まれない環境を作るのが理想ですね。
湿度を下げておけば、カビ予防にもなるので一石二鳥となりますよ。
エサになるものを置かない
ゴキブリのエサとなるものはたくさんありますが、とくにニオイを発するものを出しっぱなしにしておくのは危険です。
ゴキブリは次のようなものが好物だといわれていますのでとくに注意しておきましょう。
- 油
- 砂糖
- チーズ
- パンくず
- 肉
じつはゴキブリはとてもグルメで、好物であっても同じものを食べ続けると飽きてしまい、別のおいしそうなエサがあれば寄ってきます。
どんな食べ物でも出しっぱなしにしておくとゴキブリに狙われることがありますので、しっかり密封して保管しましょう。
またゴキブリは小さい食べカスも見逃しません。そのため食事やおやつの後はしっかり掃除しておくことも重要です。
室内で食べ歩き…などの行為はゴキブリのエサをまき散らしているようなものなので、やめておきましょう。
ゴキブリのフンを確実に除去する
ゴキブリのフンを見つけたら、すぐに徹底掃除しておきましょう。
ゴキブリのフンには特有のフェロモンがあり、ゴキブリが寄り集まってそこへ巣を作ることがあるんです。
ゴキブリのフンには人間にわかるようなニオイはありませんが、チャバネゴキブリのフンが大量にある場合は、独特のニオイを発することもあります。
ゴキブリのフンは1~4ミリほどで、茶色または黒色でコロコロした形をしていることが多いです。
ゴキブリのフンは、暗くて狭い場所、温かくてジメジメした場所にあります。
水回りや家電の下、段ボールの隙間や新聞紙の束に隠れていることが当てはまりそうですね。
ゴキブリのフンを見つけたら以下の方法ですぐに掃除しましょう。
- マスク
- ゴーグル
- 使い捨ての手袋
- アルコール除菌スプレー
- ティッシュペーパーまたはキッチンペーパー
- ビニール袋
ゴキブリのフンは不衛生ですので素手で触ってはいけません。
また軽くて舞い上がる病原菌が含まれることがありますので、マスクやゴーグルを着用するのがおススメです。
ゴキブリのフンを掃除する手順
- STEP1
-
アルコール除菌スプレーをふきかける
- STEP2
-
ティッシュペーパーで拭きとる
- STEP3
-
フンとともに使った道具はすべて捨てる
フンはもちろんのこと、使った手袋も捨てるようにしましょう。
まとめてビニールのゴミ袋に入れて処分するのがよいですね。
ゴキブリのフンは掃除機で吸い取ってはいけません。
掃除機内にフンやフンに付着した雑菌が掃除機内に残ってしまうからです。
フンがあるということは、近くにゴキブリの巣がある可能性が高いです。
市販のベイト剤(毒エサ)や忌避剤などを活用してゴキブリ対策を強化しておきましょう。
換気扇クリーニングのプロ探しは「もちや」がおすすめ
換気扇付近でゴキブリを見かけたら、換気扇やキッチン周りはいちどしっかり掃除をしておくのがおススメです。
ゴキブリは嗅覚がすぐれているため、換気扇についた油だけでなく、流し台の生ごみのニオイ、排水口汚れが発するニオイにもよってくるのです。
そのため換気扇を含むキッチン周りをすべて清潔にしておくと安心できますね。
換気扇掃除が手に負えないという場合には、プロのハウスクリーニング業者にお願いするのがよいでしょう。
換気扇に蓄積した汚れで、ネジさえ回らなくなってしまっている場合は、1日かかっても汚れを落とすのは難しく、結局挫折してしまうことも。
換気扇のクリーニングは費用対効果が高いので、プロに依頼するケースが増えているんですよ。
換気扇の掃除にかかる費用相場は10,000円程度、所要時間は2時間程度となっています。
「もちや」では業者を比較して選ぶことができます。追加料金なし!なんていう心強いハウクリ業者もありますので、こちらの口コミサイトで探してみてはいかがでしょうか。
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