レースカーテンのカビを除菌│キッチンハイター®でつけおきする手順/ハウスクリーニング

レースカーテンのカビを除菌│キッチンハイターでつけおきする手順/ハウスクリーニング

「真っ白なレースカーテンに黒いシミ……」

黒いシミの正体は、カビであることがほとんどです。
このカビは、ご家庭のハイター®・キッチンハイター®といった漂白剤でも除菌できますよ。

ただしレースカーテンのカビをハイター®やキッチンハイター®で落とすなら、まずは生地の素材をチェックしましょう。
キッチンハイター®には、漂白成分が入っているので色物には対応していないからです。

この記事では、カーテンのカビをハイター®などの漂白剤で除菌する方法をお伝えしていきます。
塩素系漂白剤が使えないカーテンをご使用の方へ、おすすめ商品も紹介していきますよ。

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目次

カーテンのカビにハイター®を使ってもいいの?

カーテン

花王のハイター®やキッチンハイター®は、塩素系漂白剤です。
強力な除菌力・漂白力のため、カビ汚れにもよく使用されています。

しかし、柄物や色物のカーテンに使用すると色落ちする可能性が高いです。

そのため、ハイター®やキッチンハイター®で除菌するなら、白色のレース生地カーテンぐらいにとどめておきましょう。

ちなみにキッチンハイター®には界面活性剤が入っているので、洗浄力がハイター®よりも優れているそうです。
しかし、あくまでキッチン用品の除菌・漂白を目的として製造されていますので、カーテンに使う際はご注意ください。

ハイター®を使用する前に洗濯表示をチェック!

洗濯タグ

白いレースカーテンのカビ取りをする前に、洗濯表示を確認しておきます。
水洗い不可マークがついていたら、クリーニングを利用しましょう。

また、漂白ができるかどうかは、洗濯表示の「△」マークで分かります。

  • △そのまま……塩素系・酸素系どちらの漂白剤を使ってもOK
  • △のなかに斜め線2本……酸素系漂白剤のみOK・塩素系はNG
  • △に×マーク……漂白剤の使用NG

ちなみに漂白の表示に△マークが採用されたのは、平成28年12月からです。
それ以前に購入したカーテンなら、「エンソサラシ」という表示があるか確認してみましょう。

エンソサラシに×マークがついていたら、塩素系漂白剤の使用できないカーテンなのでご注意ください。

酸素系漂白剤ならワイドハイター®やオキシクリーン®で代用可

オキシクリーン

ご使用のカーテンの洗濯表示を確認して、塩素系漂白剤がNGだったら酸素系漂白剤で代用しましょう。

酸素系漂白剤で人気なのが、ワイドハイター®やオキシクリーン®など。
もちろん、ご家庭で使用している酸素系漂白剤で構いません。

塩素系と違い、生地を傷めにくいので柄物・色物にも対応しています。

ただし酸素系漂白剤は、粉末と液体で成分が違う点にご注意ください。

一般的に、粉末を溶かした液体は「アルカリ性」。
液体で販売されているものはおもに「酸性」です。

カビを落とすのには、漂白力の強い粉末のほうがおすすめ。
ただし塩素系漂白剤よりは効果が劣るので、しつこい黒カビを完璧に落とすのは難しいかもしれません。

オキシクリーン®を使ったカーテンの洗濯方法については、下記の記事をご覧ください。
カビ汚れには、長時間のつけおきがおすすめですよ。

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ハイター®でカーテンのカビを除菌するときにしておくこと・注意点

水洗いや漂白剤の使用がOKなカーテンだと確認できたら、カビの除菌・漂白をする準備をおこないます。

カーテンフックを取り外す

カーテンフック

カーテンを漂白剤でつけおきするとき、金属製のフックがそのままだと、変色・劣化を起こすおそれがあります。

またプラスチックのフックでも、漂白後に洗濯するときフックが生地に引っ掛かって傷めてしまうことも。

フックの汚れが気になるなら、中性洗剤を溶かした液体でつけおき洗いしておきましょう。

換気をする

ハイター®やキッチンハイター®は塩素特有のニオイが強いので、換気扇を回したり窓を開けたりしてしっかり換気してから使いましょう。

マスク・ゴム手袋を着用しておくと、ニオイや手荒れを防げますよ。

ハイター®でカーテンのカビを除菌する手順

洗濯後のカーテン

続いては、各種ハイター®を使ってカーテンをつけおきする手順についてお伝えしていきます。

用意するもの

  • 塩素系漂白剤または酸素系漂白剤(ハイター®・キッチンハイター®・ワイドハイター®など)
  • 洗い桶(カーテンのサイズが大きければ、浴槽を使う)
  • ゴム手袋
  • マスク

カーテンの除菌手順

  1. 洗い桶に洗濯表示の水温より低いお湯、または水を入れる
  2. 漂白剤を適量入れて溶かす
  3. レースカーテンを浸して、約30分つけおきする
  4. 洗濯できるレースカーテンなら、標準コースで洗濯
    洗濯表示が手洗いマークなら、お湯または水でしっかりすすぐ
  5. 乾燥させて完了
もちやぷらす編集部

レースカーテンをすすぐときには、強くこすらないのがポイントです。
カビ汚れが残っていたら、すすぎながらもみ洗いも試してみてくださいね。

カーテンにカビがつきにくくなるコツ

最後は、キレイなレースカーテンを保つためのカビ対策方法についてご紹介。
こまめにお手入れして、真っ白なカーテンを保っていきましょう。

定期的に洗濯する

カーテン洗濯イメージ

レースカーテンにカビが生えてしまう原因は、おもに窓ガラスが結露して水分が付着することが挙げられます。
カーテンが湿ったままだと、ジメジメと湿気が帯びた環境になります。

またカビは水分やホコリなどをエサとするので、レースカーテンはお手入れしないとカビやすいんです。

そのため、できるだけカビが生えないように定期的に洗濯・手洗いしていきましょう。
カーテンのくわしい洗濯方法は、下記の記事を参考にしてみてくださいね。

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アルコールスプレーを使う

市販の消毒用アルコールスプレーを軽く噴射しておけば、カビ予防になります。

スプレーボトル型のものだと使いやすいですよ。

ただしカーテンによっては染みになるおそれもあるので、少し距離を離しつつ、一度目立たない場所で試してみてくださいね。

こまめに換気する

洗濯やカビ予防をしっかりおこなっても、湿気が多い環境ではカビが生えやすくなってしまいます。

こまめに換気して、湿気をため込まないことが大切ですよ。

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※ハイター®は、花王株式会社の登録商標です。

※オキシクリーン®は、チャーチ アンド ドワイト カンパニー インコーポレーテッドの登録商標です。

※ワイドハイター®は花王株式会社の登録商標です。

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