掃除機は紙パック派のもちやぷらすライター、茶美代(チャミヨ)です。
先日、掃除機の紙パック交換ランプが点灯したので、交換しようと思ったら新しい紙パックがないことに気づきました。
でも私は使い終わった紙パックのゴミをほじくり出して、再利用するなんてことはしません。
なぜなら掃除機の紙パックを再利用すると、大きなトラブルの原因になることを知っているからです!
……ということで、今回は掃除機の紙パックに代用できるものがあるのか、そして再利用してはいけない理由などを解説します。
また、互換紙パックよりも純正紙パックを使うべき理由にも触れていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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紙パックの代用品ってあるの?
掃除機の紙パックがなくなってしまったとき、代用品がないかと考えたことがある人は多いのではないでしょうか。
しかし残念ながら、掃除機の紙パックには代用品がありません。
紙パックは特殊な構造になっているため、普通の紙袋などを使って代用するのは難しいのです。
紙パックはフィルターの役目を果たしている
見た目ではわかりづらいですが、紙パックには無数の小さな穴が開いている、といわれています。
吸い取られたゴミやホコリを含んだ空気は紙パックを通して分離され、空気だけが小さな穴を通って排気される仕組みになっています。
つまり、紙パックはフィルターの役目も果たしているといえるんです。
また、紙パックは基本的にボール紙が付いていて、メーカーや機種によって形が異なります。
そのため紙パックならどれでもいいわけではなく、機種に合ったものを選ばなくてはいけません。
同じ紙パックの使い回しはやめるべき!
紙パックを捨てるのがもったいないから、ゴミを取り出してもう一回使ってみよう、と思ったことはありませんか。
コストを抑えるという意味ではいいことかもしれませんが、結論からいってしまうと紙パックの使い回しはおすすめできません。
紙パックの使い回しは掃除機が故障する原因になる
再利用した紙パックは、ゴミを取り出しても目詰まりした状態で掃除機をかけることになります。
例えば、ストローの先端を指で押さえて反対側から吸い込むと苦しいですよね。
それと同じように、紙パックが目詰まりしているとフィルター効果が薄れて、吸引力が悪くなってしまいます。
これによりモーターに負担がかかり過ぎてしまうと、掃除機が故障する原因につながるおそれもあるんです。
ダストバッグが使い回しできる機種もある
紙パック式の掃除機には、繰り返し使える「ダストバッグ」が付いた機種もあります。
ただし交換時に捨てるだけの紙パックとは異なり、ダストバッグの場合はゴミや汚れが溜まってきたら洗ったり、乾かしたりなどのメンテナンスが必要です。
多少手間がかかっても紙パックのコストは抑えたいという方は、買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。
純正以外の紙パックはおすすめできない
掃除機の紙パックは、メーカーが製造している純正タイプ以外にもさまざまなメーカーに共通して使える「互換紙パック」も販売されています。
パックに付いたボール紙のアタッチメントにミシン目が入っており、機種に合わせて切り取ることでさまざまなメーカーに対応できるようになっているものが多いです。
また互換紙パックは、コストパフォーマンスが高いのも特長です。
純正が3~5枚入りで1,000円ほどかかるのが相場に対して、互換紙パックは10枚入りでも300~500円ほどで購入できるものが多くあります。
最近では100円ショップで取り扱っていること多いため、簡単に入手できるという手軽さもあります。
しかし、互換性の紙パックを使う場合は、特有のリスクがあるため注意しなくてはいけません。
保証期間内でも修理費用が自己負担になるおそれがある
互換紙パックを使用したことが原因で掃除機が故障した場合、メーカー保証の対象外になることがほとんどです。
たとえ掃除機の保証期間内であっても、故障の修理費用は自己負担しなくてはならなくなるかもしれません。
掃除機が故障してしまえば修理費用だけでなく、最悪の場合、数万円の費用かけて掃除機ごと買い直さなくてはいけなくなります。
いくら互換紙パックが安いとはいえ、補償してもらえないリスクを考えると、純正タイプを使うべきといえるのではないでしょうか。
本体の性能を維持するためには純正がおすすめ
各メーカーの純正紙パックは本体の性能に合わせて作られていますが、互換紙パックを使うと本来の性能を発揮できない場合があります。
例えば紙パック式掃除機は、パックを通って排気されるためゴミがたまってくると異臭が発生することがあります。
純正の紙パックに抗菌・防臭加工がされているものもありますが、互換紙パックにはそうした対策がされていないものがほとんどです。
このため、互換紙パックを使った場合は使うたび嫌なニオイが発生してしまうおそれがあります。
また、互換紙パックは取り付けた際にキレイにはまらず隙間ができることがあり、そこから吸い込んだゴミが漏れてしまうケースもあるんです。
他にも吸引する力に対してパックがうまく排気できないと、吸引力が落ちるだけでなくモーターに負荷がかかり過ぎて発煙・発火のおそれもあります。
こうしたリスクの可能性からも、使用する紙パックは本来の性能が発揮できる純正タイプの使用をおすすめします。
コストが気になるならサイクロン式掃除機もおすすめ
もし紙パックを買い足さなくてはいけないことに抵抗があるなら、サイクロン式の掃除機に買い替えるのもひとつの方法です。
サイクロン式の掃除機は紙パック式とは異なり、遠心力によってゴミと空気が分離するため、よりキレイな空気を排気できる仕組みになっています。
吸引力も維持しやすく、紙パックの買い足しも不要なのでコストが節約できるものメリットです。
ただしサイクロン式のダストカップは紙パックよりも容量が小さいものが多く、ゴミ捨ての頻度も多くなります。
ゴミを捨てるときにホコリが舞いやすいデメリットもあり、またダストカップを洗うなどの手入れも必要です。
紙パック式とサイクロン式はそれぞれにメリットとデメリットがあるので、掃除機を選ぶときは何を優先したいかを基準に考えるといいかもしれませんね。
性能を維持するには定期的に手入れすることも大切
紙パック式やサイクロン式にかかわらず、掃除機を長く使い続けるには本体や部品などを定期的に掃除することも大切です。
特にヘッド部分の回転ブラシに髪の毛などがからんで回転しなくなると、吸引力が落ちてしまいます。
また本体にフィルターが付いている機種の場合、ホコリなどで目詰まりを起こしていると紙パックを交換しても吸引力が悪いままになってしまうんです。
以下のページではそんな掃除機の掃除方法を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ただし機種によって掃除方法は異なり、なかには水洗いできない部品もあるので、正しいお手入れ方法を知っておく必要もあります。
もし手元に取扱説明書がなくてお手入れの仕方がわからないという場合は、メーカーのホームページを参考にするのがおすすめです。
各メーカーのホームページでは、販売している機種の取扱説明書の閲覧やダウンロードが可能です。
古い機種の場合は掲載されていないこともあるため、わからない場合は販売店やメーカーなどに相談してみましょう。
・パナソニック ホームページ
・SHARP ホームページ
・日立 ホームページ
・東芝 ホームページ
・マキタ ホームページ
掃除機を長く使い続けるためには、正しい使い方と定期的にお手入れすることがポイントです。
もし掃除機の使い方などで不安に思うことがあれば、もう1度取扱説明書を読み返してみてはいかがでしょうか。
紙パック式掃除機を使う場合は、純正タイプのパックを使い再利用せず新しいものに交換しながら使うのがおすすめです。
何より、パックがなくて掃除ができない!なんてことにならないよう、忘れないうちに買い置きしておくようにしましょう。