「パソコンの表面が濡れてる……」
「パソコンが突然つかなくなった」
などの症状が起こったら要注意。パソコンが結露しているのかもしれません。
パソコンの結露は、デスクトップ型よりもノート型のほうが起こりやすいです。
ノートパソコンを部屋から外へ持ち出す機会があると、室内との温度差によって結露します。
結露は、パソコンの故障原因にもなるので、しっかり対策しましょう。
この記事では、パソコンが結露する原因や対処方法についてご紹介していきます。
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パソコンが結露する原因
パソコンに結露が発生するおもな原因は、温度差によるものです。
室内で使用するデスクトップパソコンで結露することはあまりありませんが、真冬に温度差が生まれやすい窓際付近の机の上に置いている場合は注意が必要です。
窓際は外気の影響を直接受けるので、部屋の内部と比較すると気温が低くなりがちです。
パソコンにも冷気が伝わっている状態で、暖房を付けると温度が急激に上昇し、温度差によって結露するのです。
また、結露は温度差のほかに湿度の高さも影響します。
「パソコンを置いている部屋で、加湿器を使うのが心配……」という方もいることでしょう。
とはいえ、パソコンは湿度が80%を超えるような環境でなければ基本的には問題ないといわれています。
ただし前述したように、急激に気温が変化すると、温度差で結露してしまうことがあるので注意しましょう。
心配な方は、適度に換気もして一定の湿度を保っておくとよいですね。
とくに注意したいのは外で持ち歩くノートパソコン
結露の原因は、温度差と湿度が関係していることをお伝えしました。
室内は暖房をつけていれば、真冬でも温度差が大きく生まれることはないでしょう。
しかし、ノートパソコンを外へ持ち出している場合は結露するおそれがあります。
前述のとおり、結露の発生する条件は温度差と湿度の高さが関係しています。
真冬は氷点下近い気温になる地域もあるなかで、20度以上の暖かい室内に入ると急激な温度差でパソコンが結露するのです。
パソコンの結露は夏に起こることもある
真冬と同様に、真夏にもパソコンの持ち運びには注意しましょう。
夏の場合は、涼しい室内から外に持ち運んだときに起こるおそれがあります。
冬よりも温度差がないので結露しづらいですが、湿度は高いので要注意。
室内にノートパソコンを置いているときには、できるだけ冷房の風が当たりにくいところを選べば冷えにくいですよ。
パソコンが結露する危険性と対処法
パソコンの表面に水滴がついていたり、急に暖かい室内に持ち込んだりした場合は、すぐに起動しないようにしましょう。
表面が濡れていたら拭き取って、室内と同じぐらいの温度になるまでしばらく放置するか、自然に温まるのを待ちます。
その際、直射日光に当てるのはさけて、風通しのよいところに置いておきましょう。
結露は表面だけではなく、パソコンの内部機器でも起こります。
しっかり表面だけ拭き取ったからといって、すぐに立ち上げるのは危険です。
パソコン内部にある基盤が水滴によってショートして、起動しなくなってしまうこともあるそうです。
またパソコンは熱に弱いことは知られていますが、冬の寒さもあまり得意ではありません。
最低でも約10度~35度の環境で使用することをおすすめします。
パソコンを結露させないための対策方法
パソコンの結露は、故障につながるおそれがあることが分かりました。
そこで最後は、パソコンを結露させないようにするために必要な対策方法についてお伝えしていきます。
パソコンが結露する原因は、室内外の温度差が生まれることです。
そのため、できるだけノートパソコンに温度差が生まれないように保管することが大切ですよ。
ノートパソコンはカバンに入れてそのまま持ち運ぶのではなく、専用の保護ケースに入れるのがおすすめです。
もちろん、寒い場所から暖かい室内に持ち込んだ際はすぐには立ち上げないことが無難です。
真冬のノートパソコンの持ち運びには十分注意して、結露対策をしていきましょう。
まとめ
パソコンの結露はとくに冬に起こりやすいです。外と中の温度差が生まれやすいことが原因として挙げられます。
対処方法は、
- 結露の水滴を拭き取る
- しばらく起動しないで、室温と同じぐらいの温度になるまで待つ
結露は目に見えないパソコン内部でも起こります。
内部結露はパソコンが故障するおそれがありますので、大切なデータがうっかり消えないように、上記の対処方法をおこなってからにしましょう。