賃貸住まいで防犯面が気になるときには、補助錠を取り付けると安心ですね。
ただしその場合には、大家さんや管理会社へ連絡して許可を得ておくことをおすすめします。
賃貸物件では勝手に工事をしたり鍵を交換したりすると、退去時にトラブルの原因となるかもしれません。
そのため補助錠をつけることを、事前に連絡しておいたほうがよいでしょう。
このコラムでは、そんな賃貸での補助錠の選び方についても解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
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賃貸で補助錠をつけるときには許可を得たほうがよい理由
工事をともなう鍵の交換は、一般的に管理会社や大家さんへ連絡して許可を得る必要があります。
工事なしの補助錠の場合は許可が必要ない、という情報もありますが、その場合でも取り付ける前に連絡しておくのがベストです。
その理由は3つあります。
後でトラブルになるのを防げる
許可を得ずに鍵を追加したり交換したりした場合、契約違反となるおそれがあります。
その場合、退去するときに原状回復を求められたり、費用を請求されたりするおそれもあるのです。
後々面倒なことにならないために、取り付ける前に連絡をして、許可を得ておくのがよいでしょう。
また鍵の交換や設備の変更などについては、物件や契約ごとにルールの詳細が違います。
そのため、まずは賃貸契約書の内容をよく確かめておくとよいですね。
大家さんによっては防犯対策を強化してくれる可能性もある
あなたが補助錠を取り付けたい理由は何でしょうか?
近所で空き巣被害が増えていたり、ストーカーに狙われたり、といった不安があるのかもしれませんね。
その場合は、防犯面が心配であることを大家さんや管理会社に、率直に相談してみましょう。
管理する側にとっても、保有する物件で事故や事件があるのは避けたいものです。
そのため大家さんや管理会社によっては、防犯対策を強化してくれる可能性もあります。
防犯面が気になっているということを伝えるためにも、補助錠を取り付けることは連絡しておいたほうがよいでしょう。
どんな鍵の状態かを知らせておくと、災害時や緊急時に役立つ
玄関の鍵が現在どのようになっているのか、ということは、管理会社や大家さんに正しく知っておいてもらったほうがよいです。
黙って補助錠を取り付けた場合、万が一の緊急時に大家さんや管理会社による鍵開けが難しくなってしまうからです。
たとえば災害・急病で室内に救急隊が入ってくる、といったケースでは、大家さんや管理会社に補助錠の存在を把握してもらっていたほうが救出はスムーズに進むでしょう。
賃貸に合う補助錠の選び方|3つのステップで選ぼう
最近では防犯性を高めるために、1ドア2ロックとするケースも増えています。
ただ補助錠の種類はとても多いので、どれを選ぶべきか迷いますよね。
ここでは賃貸にもピッタリな補助錠の選び方について解説しますので、参考にしてみてくださいね。
ステップ1:取り付ける目的をはっきりさせる
補助錠をつける最大の理由は、やはり「防犯性を高める」ことにあるでしょう。
ドアに2つのロックがついていれば侵入に時間がかかるため、空き巣が敬遠しやすくなるともいわれています。
そのほか小さい子どもの飛び出しを防ぐために、補助錠を取り付けるというケースもあります。
高層に住んでいるときには、転落事故を防がなければいけません。
また戸外に出やすい自宅の場合には、交通事故などの危険を防ぐ目的もあるでしょう。
さらに認知症などによる徘徊を防ぐ目的で、補助錠を取り付けることもあります。
深夜などに家族が寝静まっているときに外へ出てしまい、事故やトラブルに遭遇するのを防ぐ目的がありますね。
このように目的が違えば、最適な補助錠も変わってきます。まずは補助錠を取り付ける目的をはっきりさせておきましょう。
ステップ2:取り付ける場所を決める
次に取り付ける場所を決めます。
玄関のドアに補助錠を取り付ける場合、外側につけるのか内側につけるのかは重要な問題です。
留守中に空き巣に入られたくないときには、「外付け」の補助錠を取り付けるのがオススメです。
玄関が2ロックになっていることが一目で分かるので、防犯抑止にも効果的です。
ただ外付け補助錠の場合、商品によっては補助錠がついていることで留守だと分かってしまうものもあるので、注意が必要です。
逆に玄関ドアの内側につける「内付け」の補助錠は、外から外出中かどうかが分からないというメリットがあります。
抑止効果は得られませんが、サムターン回し(ドアに穴をあけ、そこから手や棒を入れて鍵を開けるやり口)という空き巣の手口にも効果がありますよ。
編集部ボイス
そのほかドアにネジで固定する「面付けタイプ」というものもあり、防犯性が高いのでおすすめです。
ただ玄関ドアにしっかり穴が開いてしまうため、賃貸では許可が得られないこともあります。
取り付けの際には、大家さんや管理会社へ相談しましょう。
ドアの構造を確認する
ドアには室内へ扉が開く「内開き」と、室外へ扉が開く「外開き」があります。
補助錠には「内開き用」「外開き用」というように、それぞれのタイプに合ったものがありますので、購入する前に確認しておきましょう。
賃貸で人気の玄関用補助錠をご紹介
賃貸住宅にもおすすめの、工事不要・施工や工具もいらない補助錠をご紹介します。
工事不要・扉に傷がつかないタイプです。
外出時に外側からロックするタイプで、ダイヤル式となっています。
外出時にも在宅中にも使用できるタイプ。
玄関ドアの外鍵へのいたずらやピッキングを防ぐものです。
賃貸で使えるスマートロックもおすすめ
スマートロックとは、スマホなどの端末を鍵として遠隔操作できる機器です。
一般的には取り付けに工事が必要なものが多いですが、賃貸でも設置可能な工事いらずのタイプもあります。
スマートロックのメリット
スマートロックを設置すると、おもに次のようなメリットがあります。
- 鍵の開閉履歴を確認できる
- 鍵の開閉を遠隔操作できる
- アプリで合鍵を複製できる
- ハンズフリー可能
やはり鍵を遠隔操作できるのが、一番のメリットでしょう。
鍵をかけたかどうか心配になる人には、とくに安心できます。
また外出中に誰が出入りしたのか履歴が残るので、防犯面に役立つだけでなく子どもの帰宅や外出を確認することができるのも便利ですね。
スマートロックのデメリット
スマートロックにはさまざまなメリットがあるものの、使うときに知っておかなければならない注意点もあります。
それは、以下のようなことです。
- スマホが充電切れの場合は使用できない
- スマートロック本体が電池切れの場合は使用できない
スマートロック使用時には、スマホとスマートロック本体両方とも正常に動くことが重要です。
もしスマホが充電切れを起こしていたら、別の端末からログインすれば解錠できます。
またスマートロック本体の電池切れの場合は、通常の鍵で開けることになります。
室内に置きっぱなしで外出してしまったときには、管理会社または鍵屋さんへ依頼して開けてもらいましょう。
スマートロックのおすすめ商品:Qrio Lock (キュリオロック)
工事不要のスマートロック商品です。
オートロック機能付き。スマホ自体が鍵の代わりになりますので、ハンズフリーで開錠できますよ。