掃除機の音が苦手な人にオススメする4つの回避方法をご紹介!

掃除機の音が苦手‼

最近、掃除機を新調したいと思っているもちやぷらすライターの茶美代(チャミヨ)です。

突然ですが、みなさんは苦手な音がありますか?

黒板や磨りガラスを爪でひっかく音が苦手な人は多いと思いますが、それと同じように掃除機の音が苦手な人もいます。

また、聴覚過敏の方は何気ない生活音でさえ過剰に大きく聞こえるなど、辛い影響が出ることもあるといわれています。
聴覚過敏の方の場合は、大きな音による影響を緩和させるためにも自分に合った対策をしましょう。

この記事では、掃除機の音が苦手な人に向けた4つの回避対策をご紹介します。
SNSで注目されている聴覚保護マークなどについても触れていますので、ぜひご覧ください。

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目次

聴覚過敏は誰にでも起こりうる

人の耳

掃除機の音は大きいから苦手、という人はいるかもしれませんが、聴覚過敏では音の大きさに関係なく、ある音域や音圧に対して過剰に反応してしまうことがあるようです。

影響には個人差がありますが、食器の当たる音や赤ちゃんの泣き声など、一般的な方なら何気なく感じる音も異常に大きく、不快に感じるといったケースもあります。

聴覚過敏は発達障害の特性のひとつといわれることもありますが、実は障害の有無に関係なく、病気などが原因で誰にでも起こりうるものともされています。

また疲労やストレスがたまったり、心的な不安が大きくなったりすると、聴覚過敏の影響が出やすくなるともいわれています。

【参考】:耳の辛い症状 聴覚過敏とはどんなもの? (耳鼻咽喉科 渡辺医院)
【参考】:聴覚が過敏 「音」で極端に疲れる(NHK)

この記事を書いている私自身も突発性の難聴による聴覚過敏に悩まされた時期があります。
片耳だけ高い音域に異音が混じる症状で、違和感は相当なものでした。

違和感があるときは、聴覚過敏に限らず医師や医療機関への相談をおすすめします。

合わせて、自力で聴覚過敏の影響を軽減する方法も知っておくといいでしょう。

掃除機の音対策① 他の部屋に移動する

歩く様子

家族や周囲の人が掃除機を使っている場合、せっかく掃除をしてくれているのに止めてほしいとはいいにくいものですよね。

自分のいる場所の近くで掃除機をかける人がいるときは、他の部屋に移動して音を遠ざけ耳になるべく負担をかけないようにしましょう。
扉を閉めておくだけでも、運転音は大きく軽減できるはずです。

とくに、聴覚過敏の原因としてストレスが疑われる場合は、負担の少ない環境で過ごすことが有効かもしれません。

掃除機の音対策② 静音タイプの掃除機を使う

掃除機のヘッド部分

大きな音が苦手な人にとって自分で掃除機をかけるのは辛いものですが、近年は吸引力だけでなく静音性の高い機種もあります。

もし運転音が大きいと感じるようなら、買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。

音の強さは「dB(デシベル)」で表され、一般的な会話の音量は60dB前後といわれています。
掃除機が出す騒音は機種によって異なり、60~70dBほどといわれています。
静かな運転音の掃除機を探すときには、このdBに注目して選んでみましょう。

【参考】:日本騒音調査「騒音値の基準と目安」

静音タイプの掃除機をいくつかご紹介しますので、参考にしてみてください。

59dBの静音設計でありながら、強い吸引力をもつサイクロン式クリーナーです。
本体も2.5㎏と軽量なので、取り回しや移動も楽にできます。さらに床の素材などに合わせて、ブラシの回転や吸い込む力を自動で調節してくれるのも便利です。

掃除機をかけるときの電源コードがわずらわしいという人には、コードレス掃除機がおすすめです。
充電式なのでコードを気にせず使うことができ、本体が1.1kgと軽量なのも特徴です。
58dB(標準モード)の静音タイプで、優れたモーター技術によりパワフルな吸引力を実現しています。

運転音が気になる人には、自動で掃除をしてくれるロボット掃除機もおすすめです。
駆動音は47.8dBと静かなので、時間を気にせず使うことができます。
360°レーザーセンサーによって、部屋の間取りや障害物を把握できるので広範囲の掃除が可能です。

掃除機の音対策③ 掃除機を使わずに掃除する

掃除するアイテムは、掃除機以外にもたくさんあります。
電気を使わない掃除アイテムなら、運転音がしないので時間を気にせずいつでも使うことができます
また、収納に場所を取らない・低コストといったメリットもあります。

以下で、掃除機を使わない掃除のおすすめアイテムをご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

フローリングワイパー

フローリングワイパー

フローリングワイパーのシートにはウェットタイプやドライタイプがあり、床質に合わせて使い分けできます。
除菌タイプのウェットシートを使えば、ホコリを取るだけでなく除菌しながら水拭きできるので便利です。

また、掃除機では届かない家具の隙間や天井を気軽に掃除できるのも、おすすめポイントです。
掃除したあとは、シートを外して捨てるだけなので特別なメンテナンスが不要です。
コンパクトにたたんで収納できるのも魅力のひとつといえます。

粘着クリーナー

粘着クリーナー

フローリングワイパーで掃除ができない毛足の長いラグマットやカーペット類には、粘着クリーナーがおすすめです。

粘着クリーナーは、気になるホコリを見つけたときにすぐに使える気軽さがあり、ゴミを取ったあとはテープ部分を剥がして捨てるだけなので手間がかかりません。
柄の長いタイプはフローリングや畳に、ハンディタイプならクッション・ソファなどのファブリック製品を掃除するのに便利です。

ただし、粘着力が強いタイプはコーティングが剥がれたり床面を傷めたりするおそれがあるので、適したものを選びましょう。

ハンディモップ

ハンディモップ

ハンディモップを使えば、扉のレール部分など凹凸がある部分のホコリやゴミをサッと簡単に拭き取ることができます

テレビやオーディオ機器の裏など、コードがたくさんある掃除しにくい場所も、ハンディモップなら簡単にホコリを取ることができますよ。

柄の長さには種類があり、ヘッドも使い捨てタイプと洗えるタイプがあるので、掃除頻度や部屋の環境に適したものを選びましょう。

上記のような掃除アイテムを上手に使い分ければ、騒音はもちろん電気代もかかりません。
掃除機を使うよりも効率よく掃除ができることもあります。

掃除機の音対策④ 聴覚保護具を付ける

イヤーマフ

掃除機の嫌な音を回避するには、聴覚保護具を使うのもひとつの方法です。

聴覚保護をするための耳栓・イヤーマフは機能などによって1万円以上することもありますが、多くは1,500~5,000円前後で購入できます

雑音だけを軽減するものや音自体を遮断するものなど、さまざまな種類が販売されていますが、外出先でイヤーマフをすることに抵抗がある人はイヤホンタイプの耳栓をおすすめします。

また、お子さんなどがイヤーマフを使う場合は、「聴覚過敏保護用シンボルマーク」を活用するとよいでしょう。

耳全体を覆うイヤーマフは聴覚保護具としての認知度がまだ低く、ヘッドホンで音楽を聴いていると誤解されてしまうこともあるそうです。

聴覚過敏保護用シンボルマーク

画像データは無償で公開されていて、ネット通販ではステッカーやキーホルダーなどの購入もできます。

聴覚過敏保護シンボルマーク 無償公開データ(株式会社石井マーク)

以下では、聴覚保護具としておすすめの耳栓とイヤーマフをご紹介します。

騒音はカットしつつ、呼びかけ声やアナウンスなど人の声は聞こえるという新しいタイプの耳栓です。
小型マイクロホンで収音し、逆位相の音を出すことで環境騒音だけを約90%低減する仕組みになっています。
イヤホン型で目立たず、コード巻き取り方式なので携帯性が高いのも特徴です。

高い遮音効果があり、バンド部とカップ部には高耐久性素材が採用されている頑丈なイヤーマフです。
コンパクトなデザインで、海外の複数のデザイン賞も受賞しています。
ペルター X4Aは、27 dB減らす効果が期待できるといわれています。

40dB前後は、図書館や深夜の市中と同じぐらいなんです。

アメリカ・ヨーロッパの防音器具の安全基準に合格した子ども用のイヤーマフです。
カラーリングが豊富で、世界中の子どもたちにも愛用されているシリーズです。
小さくたためるだけでなく、重さもわずか190グラムなので持ち運びにも便利ですね。

家族や周囲に相談して理解してもらうことも大切

悩みある人に支える手

聴覚過敏の方の場合、掃除機をかけるたびに部屋を移動したり、耳栓をしたりすること自体がストレスになってしまうと、このストレスで聴覚過敏の影響が大きくなってしまう可能性もあるといわれています。
しかし、聴覚過敏の影響は見た目ではわからないため、気付いてもらえないことのほうが多いかもしれません。

そのため、苦手な音があることを家族や周囲に相談して理解してもらうのも大切です。
掃除機の音が苦手であれば自分のいない時間にかけてもらうなど、家族や周囲からの協力を得られれば回避できます。

また、先ほどご紹介した掃除機を使わない方法や、静音機能のある掃除機を購入するといった選択を検討するのもよいでしょう。

まとめ

掃除機の音が苦手という人は、騒音の影響を受けないためにも、騒音対策をしてストレスを軽減することが大切です。
静音性の高い機種を使うことや掃除機自体を使わない掃除方法に切り替えるなどの工夫をしてみましょう。

聴覚過敏の方の場合は、人によって影響の度合いは異なり、見た目ではわからないかもしれません。

1人で抱え込まず家族や周囲にも協力してもらい、騒音の影響を受けない方法を一緒に考えながら、自分に合った対策をしましょう

ライター

料理・掃除・音楽をこよなく愛するロック女子。飲食業の経験から衛生面には人一倍気を使っている。料理も掃除も効率の良さを追求したい派で、キッチン周りはいつでもキレイでないと気がすまない。「おいしい料理はキレイなキッチンから」が座右の銘。

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