お風呂の換気扇は、賃貸住宅であるかどうかにかかわらず、こまめに掃除しておくことが大切です。
お風呂の換気扇掃除を怠ると、正常に機能しなくなったり、雑菌の温床となったり、悪臭の発生原因となったりするからです。
今回は、賃貸でのお風呂換気扇に関する責任の所在や、自分でおこなうべきメンテナンス方法を紹介するので参考にしてください。
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賃貸でもお風呂換気扇掃除は必須!

お風呂の換気扇は、天井に設置されている、カバーが取り付けられているなど、汚れが見えづらいかもしれません。
しかし、お風呂の換気扇は、掃除せず放置すればするほど汚れが蓄積していきます。
そして、汚れが蓄積すると、次のようなトラブルに発展することも……。
- 浴室が乾かない
- カビがすぐに生える
- 浴室に悪臭がこもる
- 換気扇から異音がする
- 換気扇の寿命が短くなる
換気扇に汚れが蓄積するとうまく運転できなくなり、排気能力を失ってしまいます。
その結果、浴室はいつもジメジメしてカビ臭い!
といった悪循環が生まれてしまうことに……。
浴室の換気扇は、賃貸住宅であるかどうかにかかわらず、しっかりメンテナンスしておくことが大切なのです。
お風呂換気扇がうるさい原因と適切な対処法

お風呂の換気扇がうるさい原因とその対処法を5つ紹介します。
取るべき行動は異音によって変わってくるので、どのような音が鳴っているかよく聞いてみましょう。
うるさいまま放置していると故障の可能性があるだけでなく、ご近所トラブルへと発展することも。
音がおかしいなと思ったら早めの対処を心がけるのが大切です。
「ゴー」「ブォー」という場合
「ゴー」「ブォー」のような重い低音が鳴っているときは、ほこりや汚れがたまっている可能性が高いです。
汚れが付着していることでプロペラやファンの重さが偏り、バランスが崩れてしまった結果、異音が発生しています。
そのためファンが正常に回転できるよう、換気扇の内部をきれいに掃除しましょう。
詳しい掃除の仕方は後ほど紹介します。
「キュルキュル」「チチチチ」という場合
「キュルキュル」「チチチチ」という音が鳴っている原因は、回転軸の潤滑油不足が考えられます。
プロペラやファンの軸部分には、スムーズに回転できるよう潤滑油が塗られています。
この潤滑油は換気扇を使用するほどすり減っていくので、年数が経過すると部品同士が接触して異音が発生することがあるのです。
解決するには、回転軸に潤滑油を塗布する必要があります。
ホームセンターで購入できるため、自分で作業するときは塗り過ぎに注意しながらおこないましょう。
やり方がよく分からない場合は、無理せず専門業者にお願いしてくださいね。
「カラカラ」「カタカタ」という場合
「カラカラ」「カタカタ」という音の場合は、回転軸のズレもしくは変形・破損が考えられます。
軸ズレの原因がほこりや汚れなら、換気扇掃除をすれば解決します。
しかし改善しない場合は専門業者による修理が必要です。
とくに回転軸の変形・破損が原因の場合は、そのまま使い続けると換気扇自体が故障してしまうかもしれません。
専門知識がない方が修理するのはかなり難しいので、早めに対応してもらいましょう。
「ジー」という場合
「ジー」という音が鳴っている場合は、モーター(もしくは換気扇内部)がサビている可能性があります。
お風呂場は湿気が多い分、水滴が換気扇内部まで入り込みやすいからです。
サビによって部品がズレたり、隙間ができたりしている可能性もあります。
サビは自分で除去できないため、専門業者へお願いして換気扇を交換してもらってください。
一部の部品交換のみで対応できることもありますが、サビが発生するほど長期間使用しているなら換気扇まるごと交換するほうが賢明です。
ちなみにキッチンの換気扇も、調理の際に出る煙や湯気を吸い込むため、同じような異音が発生しやすいです。
「キーン」という場合
「キーン」という甲高い音は、プロペラやファン、もしくは換気扇自体の経年劣化である可能性があります。
以下のような複数の原因が重なって異音が発生していることもあるので、一概に「これが原因だ!」とは言い切れません。
- 付着したほこりや汚れ
- 摩擦による消耗
- 潤滑油不足
- サビ
- 換気扇の故障
そのため掃除したり潤滑油を塗布したりなど、これまでに紹介してきた対処法のなかで自分ができるものを実践してみましょう。
それでも改善しなければ、専門業者に相談してください。
経年劣化の場合は、換気扇本体の交換も考えておくといいですよ。
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賃貸のお風呂換気扇掃除はだれの責任?

賃貸住宅の場合は、お風呂換気扇の掃除責任が誰にあるのかは気になるところですね。
賃貸住宅において、設備にかかわる責任の所在は契約内容にしたがうのが基本ですので、まずは確かめてみることが大切です。
ただ一般的に、掃除は借主の責任となるケースがほとんどです。
換気扇の説明書に書かれている範囲の清掃を、業者に依頼するとなれば、費用は借主負担となるでしょう。
ちなみに、掃除不足で故障させてしまった場合にも、その費用を負担することになるかもしれません。
換気扇の交換費用は数千円ほどですが、できれば避けたいところ。
費用面や浴室の衛生面を考えても、お風呂の換気扇は入居者自身で掃除しておいたほうがよいでしょう。
賃貸でもこれだけは!お風呂換気扇の掃除方法
お風呂の換気扇掃除は、自分でおこなうことが可能です。
汚れが蓄積してうまく稼働しなくなる前に、自分でできるお手入れはしておきましょう。
ここでは、掃除する頻度や手順を解説するので参考にしてください。
お風呂の換気扇を掃除する頻度

お風呂の換気扇には、カバーがついていることが多いですね。
カバーは、換気扇が汚れるのを防ぐ役割があるので、とても汚れやすくなっています。
カバー自体は、週に一度掃除しましょう。
また、カバーを取り外して、本体の換気扇の掃除をするのは3か月に1度くらいが目安となります。
10分でできる!お風呂換気扇の簡単掃除

お風呂の換気扇掃除は、汚れが浅いうちであれば10分以内に掃除できちゃいますよ。
道具を準備しておいて、ササっと済ませてしまいましょう。
【お風呂換気扇掃除に必要な道具】
- お風呂用中性洗剤(バスマジックリン® 泡立ちスプレーなど)
- ふき取り用クロス
- 歯ブラシ
【お風呂換気扇の掃除手順】
- カバーを持って浮かす
- カバーについているバネを外す
- 換気扇のファンを外す(外れない場合は拭き掃除)
- カバーとファンの汚れを落とす
- カバーとファンの水分をふき取る
- ファン、カバーの順にもとに戻す
これで完了です。
所要時間は、汚れ具合に比例しますね♪
数年放置して、初めて掃除する場合には、汚れが半端ないかもしれません……。
汚れがひどい場合には、中性洗剤に重曹水スプレーなどを併用してみましょう。
重曹スプレーを散布して、少し待ってからスポンジでこすると、汚れが落ちるはずです。
高所作業に自信がない方は、無理せずだれかにお願いして掃除してもらいましょう。プロのお風呂クリーニングを依頼するという手もあります。換気扇もまとめて掃除してもらえますよ♪


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お風呂換気扇を自分で掃除できない場合は・・・
「お風呂の換気扇を自分で掃除できる自信がない……」という方は、無理に作業せずお風呂クリーニングを依頼しましょう。
内部のほこりまで除去してもらえるかは業者によって異なりますが、換気扇カバーの掃除は基本料金に含まれているのが一般的です。
「もちや」では、Web上で簡単にお風呂クリーニングを予約できます。
オプションとして換気扇分解洗浄を用意しているところもあるため、ぜひ一度利用してみてください。
各ページには口コミやセールスポイントも掲載されており、自分に合った業者を見つけやすくなっています。
ただし、うるさい音が改善しなかったり、掃除しても茶色い水が出てきたりする場合は修理業者による対応が必須です。
換気扇は24時間活用しよう!

お風呂の換気扇は、24時間つけっぱなしにしておくのがオススメです。
とくに集合住宅の場合は、外につながる窓がないため湿気がこもりやすくなります。
換気扇を常時回しておくことで、浴室の環境を改善でき、掃除回数を減らすことができるでしょう。
また、戸建ての場合には、24時間換気扇を運転させておけば、家の寿命を伸ばすことができます。
とくに木材に湿気は大敵!
湿気があると、木材は傷みやすくなり、シロアリなどの害虫を寄せ付ける原因ともなります。
一般的な換気扇の消費電力は3w程度です。
換気扇を24時間稼働させる電気代は、1か月あたり約338円!
(消費電力20wの換気扇/1kwhあたり27円の電気代として計算した場合)
24時間換気モードの機能を備えた換気扇の場合は、1か月あたり100円以下になることも……。
浴室やその周辺に湿気がこもるデメリットと比べれば、換気扇の電気代は安いと感じる方が多そうですね。
お風呂換気扇の寿命と修理・交換したいときの注意点について
お風呂換気扇の寿命は10年前後といわれています。
そして通常使用による経年劣化や損耗にかかる費用に関しては、貸主が負担するのが一般的です。
そのため「何かおかしいな」と思ったら、まず換気扇の使用年数をチェックしてみるのもいいでしょう。
不具合の原因がわからなかったり専門業者による対応が必要になったりするときは、大家さんもしくは管理会社への相談が必須ですよ!
一般的な賃貸住宅の場合、もとから備え付けられている設備は貸主側の所有物です。
勝手に修理・交換をおこなわないよう注意してください。
まとめ
お風呂の換気扇は、こまめにメンテナンスするのが大事。
お風呂の換気扇の掃除を怠ると、汚れが蓄積してうまく排気できなくなってしまいます。
お風呂の換気扇がうまく働かないことによるデメリットは意外と大きいもの。
汚れ防止のカバーがあっても、3か月に一度は掃除しておきましょう♪
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