皆さんは、シャンプーやボディーソープ、お風呂のお掃除用品の収納をどのようにされていますか?
備え付けの収納が少ない空間ですが、ボトルやブラシなど、必要なものを置いておくと意外と物量が増えがちな浴室。
筆者は以前、床に置くタイプの棚を浴室の角に設置していました。……が、棚の下や裏面が汚れやすいのと、棚そのものが網状で洗いづらいということで、撤去してしまいました。
今はこんな感じで、湯船の縁に直置きしたり……
窓枠に並べるだけのパワースタイルです。
収納棚を置いていたスペースは空きましたが、湯船に入るたびに全てをどかさなければいけなかったり、窓枠は水ハケが悪かったりして、これも意外とお掃除が大変。
そんなわけで、今回はお風呂場用に「浮かせる収納」を導入してみたいと思います。
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お風呂場の壁に磁石が付くって知ってた? 話題のマグネット収納の実力はいかに
こちらは筆者宅のお風呂場の鏡。裏にマグネットが付いた、シンプルな構造です。
後ほど詳しく説明しますが、このようなお風呂場の壁は内側に金属の板が入っており、磁石が(かなり強力に)くっ付きます。
この鏡は1年ほど使用していますが、今のところ落ちるどころか、ズレる様子もありません。
まず設置してみるのがこちらの2種類。
上はボトルが置けるラックタイプ、下はものをひっかけておくバータイプです。ラックタイプは水切りの穴が付いているものを購入しました。
裏面は薄いマグネットになっていて、全体にサビ止めの加工がしてあります。
キッチン用のマグネットラックだと、サビ止め加工がされていないものがあるため、購入する際はお風呂場で使えるかを確認しましょう。
さっそくお風呂場の壁に張り付けてみましたが……かなり強力!
一度張り付けると、外すのにけっこうな力が必要です。
バータイプは、タオルなどをかけておくだけでなく、このようにお掃除用具を収納するのに使えます。
さらにフック(こちらは商品に付属のもの)を追加して、収納を拡張すれば……
お掃除用具をまとめて吊り下げて、コンパクトに収納できました。置いておくだけで水切りまでできるのが、浮かせる収納のいいところですね。
こちらのラックタイプは耐荷重が2.5kg。ボトルを並べてもまったく問題ありません。
せっかくなので満タンに補充して……
強めに何度かプッシュしてみましたが、落ちるどころかズレすらしませんでした。
今まで「ボトルをプッシュしたときに落としそうだから」という理由でマグネット収納を導入していなかったのですが、想像していたよりもはるかに強力です。
逆に、頻繁にものの置き場を変えたい場合は小さいフックタイプがおすすめ。
軽い力で取り外せるので、場所をとるお掃除用具を追加で収納したり、よく使う道具を手元に張り付けて置くのにも役立ちます。
あまり見せたくないお掃除用具などを、脱衣所から見えない死角にキープしておくのにも良さそう。
さて、こんな感じで筆者のお風呂場の道具は全て浮かせて収納することができました。
ボトルの収納には落下防止のバー付きのラック、石鹸や小さいボトルはシンプルな浅いラック、スプレーボトルなどお掃除用品はバータイプの収納へ。
筆者は視力が悪いこともあり、目につくところに全てのアイテムが集合して、お風呂場がぐっと使いやすくなりました。ガジェット的に組み替えて使えるのも楽しいです。
浮かせる収納を使ってみると……実際にお掃除は楽になる?
お風呂場にあった全ての道具を壁に浮かせたことで、お風呂場の空間自体はスッキリしました。ここからは、浮かせる収納をしばらく運用してみて気づいたことや、注意点をお伝えします。
まずは水ハケについて。
マグネットが強力なため、どうしても収納や鏡の上部に水が溜まります。マグネットと壁の間に入り込むことはありませんし、これが原因でカビるようなこともなさそうですが、たまに取り外して溜まった水を拭き取るといいでしょう。
また、水ハケ用の穴が付いているタイプのラックも、どうしてもボトルの設置面や、裏面が汚れてくることがあります。浴槽用のスポンジだと洗いにくいため、小さめのブラシをお手入れ用品として1つ持っておくのがおすすめです。
一見すっきりしてみえるお風呂場ですが、収納用品が足されたことで、洗うべきパーツ自体は増えています。
マグネット収納でお掃除が楽になるかは使う方の性格によるかもしれませんが、筆者の場合は、収納部以外のお風呂場が片付いたことで「汚れてきたから洗おう」とすぐに思えるようになりました。
パーツが独立して小さいため、置き型の棚と比べると、段違いに洗いやすいのも大きなメリット。
足元に置かれた道具は汚れやすいですし、「掃除したいけど一回全部どかさないと……」と頻度も落ちてしまいがちだったので、これは大きな進歩のように感じます。
そして何より、頻繁にお風呂場の模様替えができて楽しい!
ディスプレイされているかのように収納できるので、かわいい石鹸や入浴剤を買って置いておきたくなりました。
「ちょっと気分が上がる」という点では、浮かせる収納はとてもおすすめです。
マグネットが付くお風呂と、付かないお風呂
近年のユニットバスの多くは、壁の内側に鋼板が入っているため、磁石をとり付けることができます。
ユニットバスと聞くと、トイレとお風呂が一つの部屋に収まった間取りを想像しがちですが、実はそうではありません。ユニットバス(システムバス)とは、浴室の床や壁、浴槽といったパーツがセットで製造され、施工現場で組み立てられている浴室のこと。
筆者宅のように、浴槽と洗い場が一体になっているお風呂場もユニットバスですし、洗面台が付いているタイプや、トイレが付いているタイプなど、バリエーションは多岐に渡ります。
タイル貼りや人工大理石製など、磁石が付かない素材でない限り、浮かせる収納の導入にはマグネット式がおすすめ。経年劣化で吸着力が落ちることが少なく、張り付く面がフラットなので、お掃除も簡単です。
お風呂場の材質や仕上げなどで、磁石が付く強さが変わるので、シャンプーボトルなど重いものを載せる際は低い位置で一度試してから設置するといいでしょう。
バスルームをすっきり見せつつ、お風呂での時間が少しだけ楽しくなる浮かせる収納。
お風呂用品の収納に悩んだ際は、ぜひ試してみてくださいね。
今回使用した商品はこちら
・山崎実業 tower バスマグネットシリーズ (マグネットスプレーボトルハンガー タワー ホワイト)
・山崎実業(Yamazaki) マグネット バスルーム ラック ワイド
【注意】
- 強度や使用感については、お風呂場の材質・構造によって異なります。
- メーカー説明書をよく読み、使用方法や耐荷重を守って使用してください。
- 機械部分に近づけると故障をまねくおそれがあります。絶対に設置しないでください。
- お子様、お年寄りの使用には十分ご注意ください。
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