重曹でシャンプーをすることで、頭皮環境を改善する効果があるといわれています。
重曹はアルカリ性の性質があるので、頭皮にたまった皮脂汚れをサッパリ落とすことができるんです。
この記事では、重曹シャンプーの効果や使い方についてご紹介します。
重曹シャンプーでしっかりと効果を得るためにも、この記事の内容を参考にしてみてくださいね。
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重曹シャンプーの2つのメリット
「重曹シャンプーを取り入れてみようかな……?」
と、迷っている方のために、まずは重曹シャンプーのメリットについて見ていきましょう。
メリット1.かゆみや抜け毛の原因の皮脂汚れを除去
頭皮に残っていたり毛穴に詰まっていたりする、皮脂汚れ。
この頭皮に残った皮脂汚れが酸化していくことで炎症を起こし、かゆみやニオイを発することがあります。
さらに、かゆみから頭をかく回数が増え、抜け毛を進行させてしまうことも。
このように頭皮トラブルの元になる皮脂汚れですが、アルカリ性の重曹を使えば、酸性の皮脂汚れを中和することができます。
そのため、頭皮のかゆみやにおい、抜け毛をおさえられる可能性がありますよ!
メリット2.肌にやさしい
高い洗浄力のある市販のシャンプーのなかには、頭皮を傷めてしまうものもあります。
頭皮が傷むと湿疹やフケなどのトラブルを引き起こすことも。
その点、重曹シャンプーなら天然成分でできているので、肌への刺激が少ないんです。
「肌にやさしいシャンプーを使用したい」という方にとっても、重曹シャンプーはぴったりだといえますね!
重曹シャンプーにはデメリットも……
髪はアルカリ性に近づくと、キシキシと引っかかるような質感になってしまいます。
そのため、アルカリ性である重曹をシャンプーに使うと、きしみが気になってしまうかもしれません。
それをおさえるには、重曹シャンプーをした後に“クエン酸リンス”をするのがおすすめ。
クエン酸リンスの詳しい手順については、後ほどご説明しますよ。
重曹シャンプーの方法!効果的な2ステップ
重曹シャンプーをするときに注意したいのが、シャンプーをいきなり100%重曹にしないこと。
頭皮は重曹の刺激にすぐに慣れないので、いきなり重曹のみでシャンプーすると頭皮がピリピリしてしまいます。
まずは、いつも使っているシャンプーに重曹を混ぜて、重曹シャンプーを使用するところからはじめましょう。
ここでは、初心者向けの”重曹入りシャンプー”の方法と、ベテラン向けの100%重曹の”重曹シャンプー”の方法をそれぞれご説明していきます。
ステップ1.重曹入りシャンプーをする
重曹入りシャンプーでの洗髪方法をまとめました。
準備するもの
- いつも使っているシャンプー
- 重曹(1つまみ)
手順
- シャンプーに重曹を混ぜて重曹入りシャンプーをつくる
- 重曹入りシャンプーで、頭皮や髪の毛をマッサージするようにやさしく洗髪する
- ぬるま湯(40度前後)でしっかりと洗い流す
初日は、この方法で重曹入りシャンプーを使ってみてください。
そして、少しずついつも使っているシャンプーの割合を減らしていき、頭皮を重曹に慣れさせていきましょう。
ステップ2.重曹シャンプーをする
シャンプーに使う重曹の割合がほとんどになり、重曹シャンプーに頭皮が慣れたら、100%重曹のシャンプーにトライしてみましょう。
100%重曹シャンプーでの洗髪方法を、以下にまとめました。
準備するもの
- お湯(1L)
- 重曹(大さじ1杯)
- 洗面器
手順
- 髪をブラッシングしておく
- 洗面器にお湯を張る
- 洗面器に重曹を入れ、お湯に溶かして重曹シャンプーをつくる
- 頭にシャワーをかけて、頭皮をマッサージするようにして汚れを落としていく
- 2を少しずつ頭にかけて洗う(洗面器の重曹シャンプーがなくなるまで繰り返す)
- 重曹シャンプーを洗い流す
重曹シャンプーの後におすすめ!クエン酸リンスの作り方
クエン酸を使ってリンスをすることで、重曹シャンプーによってアルカリ性になった髪を中性に戻すことができます。
その結果、髪のきしみをおさえることができるんです。
ただし、クエン酸リンスを使用することで、肌に異常が現れる場合があります。
事前にパッチテストをおこない、肌に異常が現れないことを確認しておきましょう。
パッチテストの方法は、綿棒にクエン酸リンスを垂らした後、それを二の腕の内側に塗り広げて2日間ほど度様子を見ます。
もしこのときに肌に異常が現れたら、クエン酸リンスを使うのはやめたほうがいいでしょう。
パッチテストでクエン酸リンスを使っても肌に異常が現れなかった方は、以下の方法で洗髪してみてください。
準備するもの
- クエン酸(大さじ2杯)
- 水(500ml)
- ペットボトル
手順
- ペットボトルに水とクエン酸を入れ、振り混ぜてクエン酸リンスをつくる
- 重曹シャンプーの後に、クエン酸リンスを少しずつ髪になじませる
- クエン酸リンスをしっかりと洗い流す
クエン酸リンスの使い方はとっても簡単なので、気軽に試すことができますよ!
重曹シャンプーやクエン酸リンスで注意すべきこと
ここでは、重曹シャンプーやクエン酸リンスの注意点についてご紹介します。
注意点を守らないと、肌や頭皮、髪にダメージを与えてしまい、思わぬトラブルを引き起こしてしまうかもしれません……。
そうならないためにも、以下の注意点をしっかりと守りましょう。
濃度を高めない
重曹シャンプーの濃度を高めすぎると、皮膚が溶けてしまうおそれがあります。
また、クエン酸リンスの濃度を高めすぎると、髪が脱色してしまうことがあります。
熱湯でつくらない
重曹を熱湯で溶かすと、皮膚を溶かしてしまうおそれがあります。
重曹シャンプーを使用するときには、38~40度のぬるま湯を使用しましょう。
溶け残しやすすぎ残しに注意する
溶け残しやすすぎ残しがあると、重曹の研磨作用によって頭皮にダメージを与えることがあります。
強くこすりすぎない
強くこすりすぎると、重曹の研磨作用によって頭皮にダメージを与えることがあります。
重曹シャンプーにいきなり変えない
重曹シャンプーをいきなり毎日使うと、頭皮の炎症や乾燥などのトラブルを引き起こすことがあります。
最初は重曹をシャンプーに少しずつ混ぜ、回数も週に数回ずつにするなどして、様子を見ながら取り入れていきましょう。
まとめ
重曹シャンプーは、ニオイやかゆみ、抜け毛の原因になる皮脂汚れをスッキリ除去してくれる効果があります。
天然素材からできている重曹は肌にやさしいので、「肌になるべく負担をかけたくない」という方にもおすすめですよ。
ただ、重曹シャンプーだけでは、髪がキシキシしてしまう可能性があるので、クエン酸リンスとあわせて使うといいでしょう。
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