花王株式会社からバスマジックリン®エアジェットという新商品が出ましたね。
「ついにこすらない新商品が出た!」
といわんばかりの宣伝を目にしますが、
じつはバスマジックリン®の従来モデルもこすらず浴槽を掃除できる洗剤なんです。適切な使い方をすれば除菌効果も期待できるんですよ。
ここでは、あまり知られていないバスマジックリン®の効果や使い方を解説します。
バスマジックリン®を持て余しているという方は、ぜひ参考にして活用してみてくださいね♪
目次
バスマジックリン®はこすらない風呂掃除でOK

バスマジックリン®は、浴槽の気になる湯垢汚れをこすらず落とせます。マジックリン®に含まれる洗浄成分には、汚れの中に入っていき、浴槽の表面から汚れを引きはがすはたらきがあるのです。
またバスマジックリン®の泡には密着性もあります。そのため汚れにしっかり吸着して包み込み、ふやかしたり分解したりすることでバスタブから浮き上がりやすくするのです。
ただしバスマジックリン®はどんな汚れでも落とせるというわけではありません。毎日の掃除にはこすらない方法で対応できますが、長い間放置して蓄積した水垢汚れはこすり洗いが必要な場合もあります。
バスマジックリン®には種類がたくさん!こすらず使えるタイプは?
バスマジックリン®には液体タイプと泡スプレータイプがあり、液体タイプのほうはスポンジなどに含ませて汚れをこすり落とすのに便利です。いっぽう泡スプレータイプのほうは、直接汚れに吹きかけて汚れが浮くのを待ってから洗い流すのに役立ちます。
そのため「こすらない風呂掃除」には泡スプレータイプのバスマジックリン®を使うことになります。バスマジックリン®の泡スプレータイプは6種類ありますが、泡スプレータイプであればどれでもこすらず使えますよ。
購入できるバスマジックリン®の泡スプレータイプは次の6種類です。
(2021年8月現在)
◎バスマジックリン®泡立ちスプレー(シトラス系の香り)
◎バスマジックリン®泡立ちスプレーSUPER CLEAN
・グリーンハーブの香り
・アロマローズの香り
・香りの残らないタイプ
◎バスマジックリン®泡立ちスプレー除菌、抗菌アルコール成分プラス(無香料)
そのほかに生産終了となっている「バスマジックリン®デオクリア」という商品があり、店頭在庫がなくなり次第販売も終了となります。
バスマジックリン®の正しい使い方

バスマジックリン®泡立ちスプレーを使えば、こすらなくてもバスタブをキレイに掃除できます。その効果を十分に得るためには、次の2つのポイントを押さえてくとよいです。
- お湯を使う
- 時間を置く
温度が高くなると水垢などの汚れはゆるんできます。そうすると洗剤とよくなじむようになるのです。そのため浴槽掃除ではシャワーのお湯を利用するのがよいでしょう。
またバスマジックリンの成分が汚れをしっかり包み込んで引きはがすには、ある程度の時間が必要となります。あわてずじっくり、汚れが浮き上がるのを待ってから洗い流すとよいですね。
それではさっそくバスマジックリン®でこすらない浴槽掃除をしていきましょう。
バスマジックリン®でこすらない風呂掃除をする方法
バスマジックリン®で浴槽掃除をするときに必要なものは次の2つだけです。
- バスマジックリン®泡立ちスプレー
- シャワーのお湯
バスマジックリン®で浴槽掃除をする手順は簡単です。
- STEP1
- シャワーで浴槽全体を濡らす
- STEP2
- バスマジックリン®のノズルを広泡に切り替える
- STEP3
- 1㎡あたり9プッシュスプレーする
- STEP4
- 20~30秒待つ
- STEP5
- シャワーで洗い流す
ノズルを広泡に切り替えることで、広範囲に泡を広げられます。泡の効果を最大限に生かすためには、スポンジを使って泡の塊を周辺に広げるのもよいでしょう。
1㎡あたり9プッシュなんてちょっともったいないかも?と思うかもしれませんが、しっかりスプレーしてくださいね。泡で覆われていない場所の汚れは落とせません。
汚れを泡で覆うのがポイントです。
バスマジックリン®で除菌する方法
じつはバスマジックリン®には除菌効果もあります。バスマジックリン®泡立ちスプレー除菌・抗菌アルコール成分プラスにはもちろんのこと、ほかの種類のバスマジックリン®にも抗菌効果は期待できますよ。
ただし除菌効果を目的としてバスマジックリン®を使用するときには、掃除のときとは使い方がちがうので注意してください。除菌効果を目的とするときに気をつけるポイントは次の2つです。
- 泡スプレーをかける前に水分をふき取っておく
- スプレーした後は5分程度放置する
汚れを短時間で除去するには、あらかじめシャワーで濡らしておくとよいのですが、除菌をするときには、水気はないほうがよいのです。水を除去することで菌に直接はたらきかけられるからです。
雑菌を除去できれば、ピンク汚れや黒カビの発生も予防できます。ピンク汚れは酵母菌、黒カビはカビ菌が着床することで発生するものだからです。
蓄積した水垢汚れをこすり落とす方法
バスマジックリン®は、蓄積した水垢汚れを落とすのにも役立ちます。ただし、軽い汚れのように”こすらず落とす”ことは難しいようです。
浴槽の水垢をため込んでしまった場合には、次の方法で掃除してみましょう。
- STEP1
- 汚れに直接スプレーする
- STEP2
- 2~3分放置する
- STEP3
- スポンジなどで汚れをこすり落とす
- STEP4
- シャワーで洗い流す
バスマジックリン®の液性は中性です。そのため浴槽の素材やコーティングが化学反応によって変色したり変質したりする心配は少ないでしょう。
とはいえ強くこすりすぎるとコーティングがはがれたり、傷ついたりすることがあります。目立たない場所で試してから実施するなどの工夫をしてください。
バスマジックリン®は浴槽掃除以外でも使える

バスマジックリン®は、軽度の汚れを落とすのにぴったりな中性洗剤です。中性洗剤ですのでアルカリ性の洗剤や酸性の洗剤に比べて肌への刺激が少ないというメリットがありますね。
油汚れから水垢汚れまで、さまざまな汚れを落とせるので、浴槽掃除以外にも使ってみてはいかがでしょうか。浴室では次の場所を掃除できますよ。
- 鏡
- シャワー
- イスなどの小物
- 洗剤ボトル
- 床
- 壁
- ドアレール
- 天井
- 排水口
ほぼどこにでも使えちゃいます。汚れに直接吹きかけてしばらく置いた後、スポンジで軽く汚れをこすり落とし、洗い流してくださいね♪
とくにオススメなのは排水口の掃除です。バスマジックリン®の泡立ちスプレーなら、こすらず流すだけで汚れが落とせるからです。
方法は超簡単!排水口にシュシュッとバスマジックリン®をスプレーしておくだけです。排水口にはつねに水が流れてくるので、スプレーするだけ&こすらずほったらかしでもOK!おおむねキレイになります。
排水口をしっかり掃除したいときには、ブラシなどを使ってゴミ受けやフタ部分の汚れをこすり落としておきましょう。
バスマジックリン®を浴室掃除以外でも使ってみよう
バスマジックリン®は、浴室以外に次のような場所を掃除するのにも使えますよ。
- 洗面台
- キッチンシンク
- トイレ
- ゴミ箱
- ベランダ
- 網戸
洗面台やシンク、トイレなどの水回りは、浴室掃除と同じようにバスマジックリン®を活用できますよ。ちょっと気になる軽い汚れを落とすのに便利です。
またゴミ箱洗いに使えばニオイや雑菌を除去できるのでおススメです。そのほか網戸やベランダの汚れ落としにも使えます。古い汚れがたまっていたら、シュッとスプレーした後、時間をおいてこすり洗いをしましょう。
バスマジックリン®に関するQ&A

バスマジックリン®の使い方に関する疑問は意外と多いようです。ありがちな疑問をまとめてみましたので、使い方の参考にしてみてくださいね♪
放置時間に限界はある?
蓄積した汚れがある場合、数分放置しておいたほうが汚れは浮き上がりやすくなります。そのためできるだけ長く時間をおいたほうがよいのでは?と思いがちですが、最大でも10分ほどで洗い流すのが無難でしょう。
10分以上おいても、効果にはあまり変わりがなく、素材にダメージを与えることもあります。
併用禁止の洗剤はある?
バスマジックリン®は、なにかと混ぜても有害な物質は発生しませんので安心して使ってください。
バスマジックリン®は中性の洗剤なので、アルカリ性や酸性の洗剤と比べて安全です。一般家庭向けに作られている洗剤であれば、「まぜてはいけない」というものはありません。
使ってはいけない素材はある?
中性洗剤であるバスマジックリン®は、プラスチック・ステンレス・ホーロー、人工大理石などさまざまな素材に使えます。ただし天然石の含まれる一部の人造大理石などでは、変質したりツヤがなくなったりすることがありますので注意が必要です。
マジックリン®を浴槽の天井掃除に使うコツはある?
浴室の天井をどう掃除したらよいかわからないという方は意外と多いようです。浴室の天井掃除はクイックルワイパーを使えばとっても簡単にできるんですよ。
クイックルワイパーにドライシートを取り付け、マジックリン®をスプレーしてから天井を拭くだけです。終わったらシートを外して捨てられるので、片付けも簡単でオススメの方法です。
天井に黒カビがついているのなら、バスマジックリン®では落とせないかもしれませんね。そのときにはバスマジックリン®の代わりに塩素系漂白剤の泡スプレータイプを使ってみましょう。
新商品「バスマジックリンエアジェット」を使ってみた

花王株式会社の「バスマジックリンエアジェット」は20221年9月より販売されていますので、巷で見かけることも増えてきました。
バスマジックリン®は50年近く歴史のある商品ですが、ずいぶん大胆にアップグレードされましたね!!!
ライオン株式会社の「ルックプラス バスタブクレンジング®」とライバル関係になるのではないかと予想されます…。
そのバスタブクレンジングを発売当初から愛用している私ですが、こちらも気になって使ってみることにしました。
バスマジックリンエアジェットを使った感想は…とにかく簡単で楽しい(笑)
シューンシューンシューンとエアガンを飛ばし続けているような感覚で連続噴射できます。
子どもなら、よろこんで手伝ってくれるだろうと思いました。(使い過ぎに注意💦)
バスタブクレンジング®との一番の違いは、軽さでした。最近握力がなくなってきた私には快適だと感じます。いっぽうバスタブクレンジングのほうは噴射力があって一気に広範囲へ噴射できますので、時短になるかもしれません。
もちやぷらすの編集部でも話題になったバスマジックリンエアジェットは、編集長代理の和田さんが全力レビューしています。使用シーンの動画もありますので、くわしくチェックしたい方は参考にしてみてください。☟
※マジックリン®は花王株式会社の商標登録です。
※バスタブクレンジング®はライオン株式会社の商標登録です。