「室外機の振動音が前よりも響いている?」
エアコンを使用しているときにふと気になったら、早めに解決しましょう。放置しても、改善されることは少ないです。
就寝中に気になるばかりではなく、ご近所迷惑の原因につながってしまうこともあるんですよ。
こちらの記事では、室外機の振動音がうるさいと感じた方へ、考えられる原因と対策方法についてご紹介してきます。
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エアコン室外機の振動音がうるさいと感じる原因は3つ
エアコンの振動音が「大きくなった……」と感じる原因として考えられるのは、下記の3つとなります。
【1】ゴミが詰まっている
室外機は外に設置しているので、ホコリや砂といった汚れが付着しやすいです。
とくに庭などに置いていると、落ち葉や小石、虫の死骸などが詰まってしまうことも。
隙間からこのような異物が入り込むと、ファンの回転が悪くなり、振動音が大きくなる原因となるんです。
【2】土台が不安定になっている
振動音が気になる場合は、エアコンの土台部分をチェックしてみましょう。
エアコンを購入したとき、設置に使われる土台はプラスチック製のブロックであることがほとんど。
しかしこのプラスチックブロックは中が空洞で軽いものが多く、振動音の対策も施されていないことが多いです。
そのため設置場所周辺にモノがあったり、土台からズレていたりすると、室外機が不安定に揺れて振動音が響きやすくなるんです。
【3】経年劣化が起きている
エアコンの室外機を長年使っていると、内部の部品が劣化していきます。
するとファンを回す部品の劣化にともない、余計な振動が起こってしまうことも。
そのため、エアコンを長年使用していて劣化を感じたら、買い替えるのもひとつの手ですよ。
エアコンの寿命は、一般的に約10年前後とされています。
その理由としては、メーカーがエアコンの修理に必要な部品を保管しているのが10年ほどとなっているからです。
室外機の振動音はご近所トラブルの原因になることがある
「室外機がうるさいけど、とりあえず様子を見よう」
「振動音が気になるけど、家族があまり気にしていないからそのままでいいか」
と、室外機の振動音を対処せずに放置していませんか?
ご自宅で気になるほどの振動音なら、もしかしたら隣近所でも騒音を感じているおそれがあります。
とくに、マンションはお隣との距離が近いです。また階ごとでベランダが地続きになっていると、振動音がより伝わりやすくなるので、ますます気になってしまうことも。
もちろん、戸建住宅にお住まいの場合も注意が必要です。
室外機が向いている先に隣家があると、音が響いてしまうこともあるんだとか。
そのため振動音が気になりだしたら、早めにきちんと対処したほうが後々トラブルになりにくいですよ。
そこで続いては、室外機の振動対策で効果的な対処方法を3つご紹介していきます。
室外機の振動音を抑える方法1.防振ゴムを設置する
室外機の振動音対策でもっとも効果的とされているのは、防振ゴム(防振マット)の設置になります。
土台がプラスチックのブロックは、もともと振動対策が施されていないことも多いです。
そのため、新しいうちは気にならないのですが、エアコンの劣化にともない音が響きやすくなるのです。
振動音が気になるようになったら、防振ゴムを設置してみましょう。
防振ゴムを設置すれば、ゴムが振動音を吸収し、音の響きを軽減することができますよ。
こちらは、土台ごとゴム製のブロックに取り換えることができる商品です。
プラスチックブロックを取り外して使用します。重量はひとつあたり約3.5kgです。
室外機は非常に重いので、設置の際には2人以上でおこないましょう。
マンションにお住まいなら地面とコンクリートブロックの隙間、さらに室外機との隙間にもマットを敷くと防振が改善されるかもしれません。
こちらの商品は細長いゴムマットなので、室外機の足元に設置しやすいですよ。
室外機の振動音を抑える方法2.設置場所の調整
室外機の設置場所を調整することで、振動音を緩和できる場合があります。
防振ゴムや防振マットを導入するなら、合わせて調整してみてはいかがでしょうか。
たとえば壁面ギリギリに室外機を設置していると、壁を通じて振動が伝わってしまい、余計にうるさい音が出てしまいます。
また、室外機にモノが接触していたり、近くに置いてあったりするのも問題です。
モノに振動が伝わって音が出てしまったり、排熱がきちんとできなくなって稼働音が大きくなり、結果大きな振動につながってしまうことも考えられます。
そのため、下記の点に注意して室外機を設置しましょう。
- 室外機の設置場所周辺には余計なモノを置かない
- 室外機は壁から最低5cm以上隙間をあけて設置する
室外機は精密機器のため、調整の際はパイプが外れたり、破損させたりしないように気をつけましょう。
万が一、接続部分が外れると、冷媒ガスが漏れてしまうなどの故障につながります。
室外機の振動音を抑える方法3.掃除をする
室外機は、基本的に外に設置することが前提となっているので丈夫に造られています。
汚れにも強いので、あまり掃除する必要がありません。
しかし先ほどもお伝えしましたとおり、何年も使っているうちに背面部分にホコリやゴミが付着したり、ファンの部分にゴミが挟まってしまうことも。
異物が挟まることで異音の原因につながってきますので、一度掃除してスッキリさせると振動音が抑えられることがありますよ。
ただし、室外機は精密機器なので自力で掃除をおこなうのは難しいです。
振動音対策で掃除するなら、自分でできる範囲にとどめておきましょう。
下記の自力で掃除できる範囲は、以下のような場所になります。
自力で室外機掃除ができる範囲
- 室外機外側のカバー部分
- 背面部分(フィン)のホコリやゴミの取り除く
外側のホコリやゴミは、掃除機で吸い込んだあとに雑巾で軽く拭きとりましょう。
室外機の背面部分(アルミフィン)
室外機の裏側(フィン)にはアルミ製の金属板が取り付けられています。
ブラシを使って、そっとホコリを落としていきましょう。
精密機器となりますので、掃除の際は力を入れずに優しく掃除してくださいね。
掃除機を使ったほうが早いですが、金属板にノズルやヘッドがぶつけて破損させないようにご注意ください。
またファンなど、室外機の内部までしっかりキレイにするには、分解が必要となるケースが多いです。
分解は難易度が高く、個人では難しい作業。
もしすみずみまでクリーニングしたいのであれば、プロに依頼することをオススメします!
室外機の掃除はエアコンクリーニングで対応している
室外機をスミズミまで掃除して振動音を防止するなら、プロであるエアコンクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。
プロなら室外機のカバーを取り外して、部品ごとに掃除をしてもらえます。
分解しない場合も高圧洗浄でしっかりキレイにしてもらえることが多いので、安心ですよ。
ただし基本的に、あくまでメインは室内機の洗浄となります。
そのため室外機はオプションサービス、ということが多いのでご注意ください。
室内機も、掃除を怠ると稼働効率が落ちてしまいます。
電気代が余計にかかってしまうだけでなく、ホコリやカビなどによる健康被害も懸念されてしまうんです。
室外機振動防止も兼ねて、エアコンクリーニングに依頼をしてみるのもひとつの手ですよ。
室内機洗浄の費用相場 | 室外機洗浄の費用相場 |
---|---|
約10,000円~15,000円 | 約3,000円~8,000円 |
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まとめ
この記事では、エアコン室外機の振動の原因や対処方法についてご紹介してきました。
振動音は、経年劣化やゴミなど異物が入り込むことが原因であることが多いです。
おもな解決方法としては
- 10年以上使用している⇒買い替えを検討、または下記の方法を試してみる
- まだ購入してから数年⇒防振ゴム設置、場所の調整、掃除を試してみる
となります。
室外機の振動音は、放置すると近隣トラブルに発展してしまうかもしれません。
原因と突き止めて、きちんと解決していきましょう。
また、エアコンクリーニングは弊社サービスからも予約ができますよ。
室外機掃除も兼ねて、検討してみてくださいね。
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