「エアコンを自分で掃除してみたい…」
このような方は、いないでしょうか?
エアコンクリーニングはお金がかかりますので、なんとか自分で掃除したいですよね。
今回は、アルカリ電解水を使ったエアコン掃除の方法をご紹介します。家中の掃除に使えるアルカリ電解水をエアコン掃除でもうまく使いこなしてみましょう♪
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アルカリ電解水はエアコン掃除にも使える!
アルカリ電解水は、エアコン掃除にも活用できます。
ガンコな油汚れからタバコのヤニまでさまざまな汚れを落とせるので、エアコン掃除でも大活躍でしょう。
ただしアルカリ電解水には強い洗浄力があるため、皮脂が奪われて肌荒れするケースがあります。掃除をするときには必ず、ビニールまたはゴム製の手袋を使用してください。
アルカリ電解水で金属パーツはサビないの?
金属をサビさせるかどうかは、アルカリ電解水の種類によってちがいます。また金属の種類によっては注意が必要です。
一般的にアルカリ電解水は、鉄をサビさせることはありません。それどころか防錆効果もあるのです。
ですが基準値*を超えたものは、サビや腐食の原因となるので気をつけましょう。またアルミ素材に使用した場合、黒ずんだりするので注意が必要です。
エアコンの熱交換をおこなうフィンは、アルミ製のため使用は控えましょう。
エアコン掃除では、金属以外の部分にアルカリ電解水を使うのが無難です。
もしフィンも掃除したい場合は、清掃業者に依頼しましょう。
*アルカリ電解水は塩化ナトリウムか炭酸カリウムの含有率0.2%以下が基準となっていますが、基準値を超えたものが市販されている場合があります。
参考サイト:AQUXIA-Technology
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エアコン掃除をする下準備
エアコンを掃除するためには、下準備が重要です。エアコンを掃除しているときは、汚水が飛び散るからです。
下準備を怠れば、「清掃後は床や壁が水浸しになった」なんていうことも起こりえます。
まずは、エアコンファンを掃除する前の下準備の道具とその方法についてお話しします。
- 脚立
- 養生テープ
- ゴミ袋(45リットルサイズ)
- はさみ
- ビニール袋
下準備の手順
エアコン掃除の下準備に取り掛かります。
【1】エアコンのコンセントを抜く
まずは脚立にのぼり、エアコンのコンセントを抜きます。
エアコンは電化製品のため、作業中に“感電事故”が起こる危険性があるからです。作業前に必ず抜いておきましょう。
【2】養生をする
上の画像のようにゴミ袋の一辺だけをはさみで切ります。はさみで切った部分を左右に開いて、エアコンの下に養生テープで貼り付けましょう。
こうすることで、清掃の際に発生する汚水で部屋が汚れるのを防げます。
ゴミ袋はしっかりと養生テープで固定しておきましょう。貼り付けが弱いと汚水の重さで床に落ちてしまいます。
エアコン掃除の手順1:カバー、フィルター、ルーバーをアルカリ電解水で洗浄
まずは取り外せるパーツを取り外して、掃除していきましょう。取り外したパーツの掃除は、浴室でおこなうのがおすすめです。以下の道具を準備して取りかかってみてください。
- アルカリ電解水
- マイクロファイバークロス
- 掃除機
- 雑巾
カバー、フィルター、ルーバーをアルカリ電解水で洗浄する手順
- STEP1
-
エアコンのカバー、フィルター、ルーバーを取り外す
- STEP2
-
カバーとルーバーはマイクロファイバークロス、フィルターは掃除機でおもなホコリを吸い取る
- STEP3
-
カバーとルーバーにアルカリ電解水を吹きかける、フィルターは水洗いする
- STEP4
-
カバーとルーバーは雑巾で拭き上げ、フィルターは自然乾燥させる
それぞれのステップを、解説していきます。
エアコンのカバー、フィルター、ルーバーを取り外す
まずは、エアコンのカバーとフィルターを取りましょう。
エアコンのカバーは、ストッパーを外すと簡単に開きます。カバーは開いてから、上に持ち上げると外せますよ。
カバーを取り外したら、中のフィルターとルーバーを外します。ルーバーは取り外せる角度が決まっていますので、手探りで角度を確認しながら取り外しましょう。
このとき、くれぐれも力ずくで引き抜かないようにしてください。折れてしまう危険性があります。
エアコンの吹き出し口には、ルーバーの奥に左右ルーバーとよばれるバーツがあります。
エアコンのファンを洗う時には、左右ルーバーも外したほうが掃除しやすいです。
外せない場合は、そのまま掃除しても差し支えないですが、洗剤や水気が残らないようしっかりと洗って乾かしましょう。
エアコンカバー、ルーバーの外し方は下記のコラムでくわしく解説しています。参考にしてみてくださいね。
ホコリを取り、アルカリ電解水で汚れを取る
エアコンパーツは次の手順で掃除していきましょう。
【1】マイクロファイバークロスと掃除機でホコリを取る
カバーとルーバーのホコリは、マイクロファイバークロスを使って取ります。
フィルターのホコリは、掃除機で吸い込みましょう。吸込口をブラシタイプに付け替えると取りやすいです。
フィルターは水洗いもできます。汚れがひどい場合は中性洗剤をつけ、歯ブラシなどでやさしくこすり落としましょう。
【2】カバーとルーバーにアルカリ電解水を吹きかける
カバーとルーバーはアルカリ電解水を吹きかけます。
油汚れやタバコのヤニなどは、これで落ちるはずです。
カバーとルーバーは雑巾で拭き上げて完了。フィルターは自然乾燥させておきましょう。
エアコン掃除の手順2:フィンのホコリを除去
エアコンのフィンは、熱交換をする部分です。無数の金属板が並んでいて、そのスキマにはホコリがたまっていることでしょう。
すぐにでも掃除したくなりますが、フィンに触れてはいけません。金属板は固そうに見えますが、とっても繊細で変形しやすいからです。
どうしても気になるホコリは、金属部に触れないよう、注意して取り除いてください。専用ブラシを使うのもおすすめです。
アルミフィンへのアルカリ電解水使用は要注意
エアコンのフィンへの、アルカリ電解水の使用はおすすめしません。
フィンはおもにアルミ素材でできているため、ph値の高いアルカリ電解水を使用すると変色や腐食のおそれがあるからです。
また市販のエアコン掃除用スプレーも使用は控えましょう。市販のエアコン掃除用スプレーを使うと、汚れや洗剤が残りやすく、故障や水漏れなどのトラブルにつながるケースが多いからです。
エアコンメーカーや清掃業者も注意喚起しています。
エアコンフィンの汚れが気になるときには、エアコンクリーニングを利用しましょう。
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エアコン掃除の手順3:ファンの汚れをアルカリ電解水で洗浄
エアコンのファンは、風の吹き出し口からのぞくと見える、黒色(もしくは灰色)のパーツです。暗くてわかりにくいですが、じつはカビだらけということは多いんです。
悪臭発生の原因にもなるファンのカビ汚れは、アルカリ電解水でしっかり掃除していきましょう。
- アルカリ電解水
- 歯ブラシ
- 雑巾
- 霧吹き
- 水
ファンをアルカリ電解水で掃除する手順
- STEP1
-
アルカリ電解水をファンに吹きかける
- STEP2
-
30分ほど放置する
- STEP3
-
水でファン全体を洗い流す
- STEP4
-
パーツを元に戻す
- STEP5
-
乾燥運転をする
【1】霧吹きに入れたアルカリ電解水をファンに吹きかける
アルカリ電解水を霧吹きに入れて、ファン全体に吹きかけます。手を入れてファンを回転させながらアルカリ電解水を吹きかけると、全体に行き渡ります。
手が届かない場合は、歯ブラシなどで回転させましょう。
【2】30分ほど放置する
噴霧が完了したらそのまま30分ほど時間を置きましょう。
時間を置くことで、汚れが浮き上がってくるため、よりエアコンをきれいな状態にしやすくなります。
【3】水でエアコン全体を洗い流す
30分ほど経ったら、霧吹きに入れた水をファン全体に噴霧して、アルカリ電解水を洗い流します。このときに汚れが気になる部分があれば、歯ブラシで磨きましょう。
【4】パーツを元に戻す
取り外した、ルーバー、フィルター、カバーを取り付けて、全体をサッと乾拭きします。
【5】乾燥運転をする
コンセントを差して、「送風モード」でエアコンを1時間稼働させれば作業終了です。
実際にアルカリ電解水でファン掃除をやってみた様子は、下記のコラムで紹介していますので参考にしてくださいね。
ファンはスチームクリーナーで掃除するのもおすすめ
スチームクリーナーでもエアコンの掃除ができます。スチームクリーナーでのエアコンファンの掃除は、前述した2つの方法よりも時間がかからないのが利点です。
- スチームクリーナー
- 掃除機
- 雑巾
スチームクリーナーを使ってエアコン掃除をする大まかな流れは以下のとおりです。
スチームクリーナーでエアコンファンを掃除する手順
- STEP1
-
エアコンのカバー、フィルター、ルーバーを外す
- STEP2
-
スチームクリーナーでファンを掃除する
- STEP3
-
乾燥運転をする
くわしい掃除の方法は以下のとおりです。
【1】エアコンのカバー、フィルター、ルーバーを外す
エアコンや周辺をゴミ袋と養生テープで保護します。(くわしくはこちら)
次にエアコンのカバー、フィルター、ルーバーを取り外しましょう。
取り外しが完了したら、掃除機でエアコン内のホコリを吸い取ります。スチームクリーナーでエアコンファンを洗浄すると、ホコリが飛び散ってしまうためです。
【2】スチームクリーナーでファンを掃除する
エアコンの吹き出し口にスチームクリーナーの先端を挿入し、ファンに向けて噴射します。
長い時間スチームクリーナーを使用していると、汚水がたまって養生したゴミ袋が落下するおそれがあります。ゴミ袋にたまっている水の量に注意しながら作業をすすめましょう。
【3】乾燥運転
洗浄が終わったら雑巾でエアコンの水分を拭き取り、取り外した部品を元通りに取り付けます。全体を乾拭きして、最後に送風モードでエアコンを1時間乾燥させたら終了です。
自力でのエアコン掃除にはリスクもある
エアコンの内部の掃除を自分でおこなうのは大変です。
パーツとパーツの間が狭く、手や指が思うように入りませんし、ファン全体を洗うのはかなり大変。
アルカリ電解水や水がムラにかかっているのではないかと思うと、どこまでやればいいのかもわからなくなります。そして、カビが付きやすいフィンの掃除ができないので、自力掃除には限界があります。
中途半端な掃除をしたせいで、かえってカビが繁殖するというケースもあるようです。
いつもは外さないパーツを外すのも怖々になります。古いエアコンの掃除は、エアコンの自体が劣化している可能性もあるため、慎重な作業も必要です。
また何よりも、電気系統に水がかかり、感電や故障してしまうのが怖いです。
エアコン掃除を自力でおこなうには、リスクがあるのだなと身にしみて感じました。
エアコンの掃除はやはりエアコンクリーニングのプロに依頼すると安心で楽です。
汚れも洗浄液も、水をたっぷり使って洗い流してもらうと気持ちがいいものです。
プロにエアコンクリーニングを依頼すれば、汚れた水がバケツにたまっていくのを見ることができます。汚れにびっくりしながらも、きれいになったエアコン見るとすっきり気分が味わえます。掃除後のエアコンから出てくる空気はクリアでスッキリしているのも、嬉しいです。
ホコリもカビも、油汚れも、プロの技の徹底洗浄で洗い流してもらいましょう。
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