エアコンつけると汗臭い・すっぱいニオイが…
そんなときには、冷房の設定温度をMaxまで下げてみましょう。
ニオイが気にならなくなりますよ。
ここではエアコンの臭いを予防する方法もご紹介しますので参考にしてくださいね。
*車のエアコンの場合も、ルームエアコンの場合と同じ方法でニオイ対策ができます。
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エアコンが汗臭い原因
エアコンの使いはじめには、汗臭い風が出てくることがありますね。すっぱいようなムーンとしたニオイ…
エアコンの風が汗臭いときのおもな原因は、
- 部屋のニオイ
- カビのニオイ
この2種類です。
そのほか、新品なのに汗臭い場合やカーエアコンの風がクサい…といったケースもあります。エアコンから出る風が汗臭くなってしまう原因を確認してみましょう。
原因1:部屋のニオイ
エアコンは、室内の空気を吸い込んで、暖めたり冷やしたりしてから風を送り出しています。そのため部屋の空気中にあるニオイ成分をそのまま取り込むことになるのです。
部屋に次のようなモノがあれば、そのニオイ成分がエアコン内に吸い込まれていることでしょう。
- 食べ物
- 汗
- タバコの煙
- 化粧品
これらの成分は、エアコン内でまじりあい、蓄積していきます。オフシーズンに悪臭が発生し、久しぶりのエアコン運転時に風に乗って放出されるのです。
参考:教えて!霧ヶ峰(三菱電機)
原因2:カビのニオイ
エアコン内で発生したカビも、汗臭い、すっぱい、といった悪臭の原因となります。
カビの臭いは人によって感じ方がさまざまですが、次のように表現する方もいらっしゃるようです。
- 汗臭い
- すっぱい臭い
- 雑巾臭い
- 納豆臭い
- 絵の具の臭い
- 墨汁の臭い
エアコン内からそのような臭いの空気が出てくるのなら、カビが発生しているおそれがあります。カビの臭いは不快であるだけでなく、さまざまな病気の原因となるので、吸い込まないようにしなければいけません。
とはいえ、エアコンは普通に使っていてもカビが発生します。
それはエアコンの冷房運転時に発生する結露が原因です。カビの発育には湿度80%以上の湿度が必要なのですが、表面についた水分を摂取して成長していきます。
またカビは、何でも養分にします。内部にホコリなどの汚れがたまっていれば、それらが栄養源となり、カビは繁殖していくのです。
なんの対策もせず放置してあるエアコンは、おそらく内部にカビが発生していることでしょう。
参考サイト:衛微研
カビなどのハウスダストは、放置すると健康被害につながるケースもあります。くわしくは、下記のコラムを参考にしてみてくださいね。
アレルギー対策の掃除方法!ハウスダストに効果的な掃除機やグッズ/エアコンクリーニング | もちやぷらす (mochiya.me)
新品のエアコンが汗臭いケースもある
新品のエアコンなのに…
汗臭い?
そんなケースもあります。
新品のエアコンが臭うのは、熱交換器(アルミフィン)表面の親水コート剤が原因かもしれません。
親水コート剤の種類によっては、ホコリっぽいようなセメントっぽいような臭いがすることがあるようです。また部屋のニオイがエアコン内に取り込まれ、親水コート剤と混じって異様な臭いとなっているケースもあります。
親水コート剤が原因であれば、エアコン設定温度を下げることで臭いを軽減できます。エアコン設定温度を下げると臭いが消えるしくみや、設定温度を下げる手順は次章を参考にしてください。
- 親水コード剤とは?
-
エアコン内部の部品、熱交換器(アルミフィン)を汚れから守るコーティング剤のこと。付着した汚れを、冷房や除湿で発生した結露水で流れやすくしてくれます。
車のエアコンが汗臭くなる原因は室内エアコンと同じ
車のエアコンつけたら汗臭い…
まさか自分の汗臭さのせい!?
そう思ってしまうかもしれませんが、それはカーエアコン内部に発生したカビや汚れが原因です。
車のエアコンのしくみは、基本的にルームエアコンと同じで、汗臭い・すっぱい臭いがする原因もほぼ同じです。
ただし車のエアコンは、ルームエアコンのようにフィルターを簡単に外せません。そのためフィルターは掃除より交換をするのがオススメです。
カーショップでは5,000円程度でフィルター交換してもらえますよ。
またDIYが得意な方なら、自力で交換も可能です。
エアコンが汗臭いときには冷房の設定温度を下げてみよう
ルームエアコンが汗臭いときには、まずフィルター掃除をしてみましょう。
その後、冷房の設定温度を下げてみるという方法があります。窓を全開にして冷房運転を1時間ほどおこなうのは、エアコンメーカーでも推奨されている、使いはじめのニオイを軽減する方法です。
エアコンの設定温度を下げると臭いが消える理由
冷房運転では、エアコン内の熱交換器(アルミフィン)が冷たくなります。冷たくなった熱交換器(アルミフィン)に、エアコン内に取り込まれた部屋のあたたかい空気が触れると結露して水滴ができます。
これは夏に、冷たい飲み物を入れたコップに水滴がつく原理と同じですね。
エアコン内に発生した結露水は、熱交換器(アルミフィン)表面の汚れを押し流してくれます。汚れが流されれば、臭い原因もなくなるというわけなんです。
ただし熱交換器(アルミフィン)の汚れを押し流すには、できるだけ多くの結露水を発生させなくてはいけませんね。
そのために窓を全開にし、設定温度16℃で1時間ほど冷房運転を続けるのが効果的なんです。
窓全開にするのはなぜ?
窓を全開にしておくことで室温を高く保ち、熱交換器(アルミフィン)との温度差をつくります。温度差が大きいほど、結露水が多く発生します。
また窓を開けておくと、エアコンの吹き出し口から出る臭い風を外へ排出することも可能です。
設定温度16℃にするのはなぜ?
また冷房運転は、設定温度に達すると送風に切り替わってしまいます。そうすると結露しませんので、なるべく低い温度に設定しておき、長く冷房運転が続くようにするのです。
冷房で16℃まで下げられない機種の場合、できる限り低い温度に設定しましょう。設定可能な最低温度は、メーカーによってちがいます。
冷房運転を1時間続けるのはなぜ?
結露水が発生して、熱交換器(アルミフィン)の汚れを押し流し、さらにドレンパン・ドレンホースを通って排水するまでには時間がかかります。1時間ほどは、継続して冷房運転する必要があるのです。
冷房16℃でエアコンの臭いを抑える手順
実際に冷房運転16℃でエアコンの臭いを抑える手順は次のとおりです。
エアコンの臭いを消す手順
- STEP1
-
部屋のドアや窓を全開にする
- STEP2
-
エアコン冷房運転で16℃に設定する
- STEP3
-
1時間ほど冷房運転を続ける
窓は必ず全開にしておきましょう。そうすればエアコンは常にフル運転となります。
冷房の設定温度16℃運転を実施するのは、なるべく暑い日がオススメです。温度差で、結露水が発生しやすくなります。
また湿度80%以上のような湿気の多い日には、実施をやめておきましょう。結露が多く発生しすぎて水漏れするおそれがあります。
暖房運転30℃を利用する方法もある
涼しい時期には、暖房を利用してカビを抑制する方法もあります。
それは、窓を全開にして設定温度30℃にし、1時間ほど暖房運転を続けるというものです。
エアコンの暖房運転をフル回転させると40℃ほどの熱風が出ます。熱に弱いカビ菌は、40℃ほどの熱でも、抑制できるのです。
ただしこの方法は、カビ菌以外が原因のニオイにはあまり効果がありません。また耐熱性のカビ菌には効果がない場合もあります。
エアコンのさまざまなニオイに対処するには、16℃の冷房運転を利用する方法のほうが効果を感じやすいでしょう。
参考資料:文部科学省「カビ対策マニュアル」
冷房設定温度を下げても汗臭いニオイが残るときは
窓全開で16℃の冷房運転を1時間続けても、臭いが消えないという場合があります。また一時的に臭いが消えるものの、しばらくすると臭くなってしまうケースもあります。
そのほか、設定温度を高くすると臭いがひどくなる場合もあるでしょう。
そういったケースでは、汚れが蓄積しているため上記の方法では対処しきれません。根本解決のためには、エアコン内部を徹底洗浄する必要があります。
エアコン内部は自力での掃除がむずかしいので、業者によるエアコンクリーニングを利用しましょう。
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エアコンの臭い予防に効果的な対策3つ
エアコンの臭いは、使い方やお手入れ次第で予防できます。ポイントを抑えた対策で、汗臭い・すっぱい臭いを防止しておきましょう。
エアコンの臭い対策1:エアコン内部を乾燥させる
冷房運転や除湿運転をした後には、エアコン内部に湿気がたまっています。そのまま何もせずに放置すれば、確実にカビが発生するでしょう。
そこで、エアコン内部はしっかり乾燥させることが必須となります。エアコン内部を乾燥させる方法は次の3つです。
内部クリーン機能を利用する
内部クリーン機能がついている場合は、積極的に利用しましょう。内部クリーン機能がついている機種では、エアコン停止後に自動で内部クリーンをおこなう設定になっています。
ですがまれに、自動運転がOFFになっていることもあります。また内部クリーン機能についてよくわからず、途中で停止させてしまうケースもあるようです。
冷房・除湿使用後に1~2時間送風運転をする
内部クリーン機能がない場合は、手動で送風機能を活用しましょう。送風は、室内の空気を吸い込んで、そのまま部屋へ風として送り出す機能です。
冷房・除湿運転をすると、エアコン内部には湿気がたまっています。1~2時間ほど送風運転をして、乾燥させてください。
送風運転は、便利な機能ですのでできるだけ活用するのがオススメですよ。
オフシーズン終わりに送風運転でカビ予防をする
冷房シーズンの終わりには、エアコン内を送風運転でしっかり乾燥させておきましょう。半日ほど「送風」を継続運転させて、内部の水滴を徹底的に除去します。
またエアコンのシーズン終わりには、内部の掃除をしておくことも効果が高いです。フィルターを外しておもなホコリを掃除機で吸い取り、中性洗剤を使って洗っておきましょう。
フィルターは、よく乾燥させてからエアコンに設置してくださいね。
エアコン内部の掃除もしておきたい場合は、プロのエアコンクリーニングを利用しましょう。オフシーズンなら予約も取りやすくなっています。
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エアコンの臭い対策2:部屋の空気を清潔にしておく
エアコンの臭いを予防するためには、部屋の空気を清潔にしておくことも効果があります。
まずは部屋の換気をこまめにおこない、空気の入れ替えをしましょう。しっかり空気を入れ替えるためには、2か所以上の窓を開けるのがオススメです。
窓はできるだけ対角線上に開放しておきましょう。隣同士に並んでいる窓を開けてもあまり意味がありません。風の通り道をつくることが重要です。
また扇風機やサーキュレーター、換気扇などを活用して、部屋の空気を循環させる方法もあります。
次に部屋のカビ対策をしておきましょう。空気中にはカビの胞子が浮遊しているものですが、湿気の多い場所はとくに注意が必要です。湿度が60%を超えると、カビは繁殖スピードが加速するといわれています。
次のようなカビ対策をしてみてくださいね。
- 食べ物を放置しない
- 水気はすぐにふき取る
- 風通しのよいレイアウトにする
こまめな掃除や、湿気をため込まない工夫で、カビ対策をしていきましょう。
エアコンの臭い対策3:エアコン掃除をする
エアコンの臭い原因は、おもに汚れです。こまめなエアコン掃除でニオイを防止しましょう。
エアコンの掃除で最も効果があるのはフィルター掃除です。フィルターについたホコリには、たくさんのカビ菌が含まれています。
フィルターにカビが発生してしまうと、風とともにエアコン内部へカビ菌が吸い込まれてしまいます。こまめなフィルター掃除で、カビ菌を除去しておくことが大切です。
またすでに臭くなってしまったエアコンは、内部でカビの繁殖が進んでいるかもしれません。エアコン内部にある熱交換器(アルミフィン)やファンは、自力での掃除が困難ですので、エアコンクリーニングの利用がオススメです。
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そんなときにはまずエアコンクリーニングにかかる費用相場を確認してみましょう。
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