エアコンクリーニングは2年に1度おこなうのが一般的です。
ただ
エアコンの設置場所や使い方、使う人によってベストな掃除頻度は違ってきます。
そのため
うちのエアコンの場合、何年おきにするべき?
といった疑問もあることでしょう。
ここでは、プロおすすめのエアコンクリーニング頻度や、メーカーが推奨するエアコンクリーニングのタイミング、エアコンクリーニングの頻度を減らす方法、賢いエアコンクリーニングの利用方法についても解説します。
この記事を読めば
- 今すぐエアコン掃除が必要なケース
- 一般的なエアコンクリーニングの頻度
- メーカー推奨のエアコンクリーニングのタイミング
- エアコンクリーニングの頻度を減らす方法
- エアコンクリーニングで失敗しない方法
についてよくわかるようになります。エアコンクリーニングを適切に利用して、エアコンを清潔に保ちましょう。
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今すぐエアコンクリーニングが必要なケース
エアコンクリーニングの頻度は、一般的に1~2年に1回が目安といわれています。ただ実際には、
- エアコン掃除をしたことがない
- 何年も掃除していなかった
というケースは少なくありません。
しかし次のような場合は、すぐにエアコンクリーニングしたほうがよいです。
1:エアコンのルーバー・吹き出し口に黒い汚れ(カビ)が付着している
エアコンのルーバーや吹き出し口に黒い汚れがついていたら、それはおそらくカビです。エアコン内部にカビが発生し、風にのって吹き出し口へ飛ばされてきて、付着したものだと考えられます。
カビの含まれた冷風や温風が部屋へと拡散されることになりますので、すぐにエアコン内部の掃除をしましょう。
確認方法
エアコンの吹き出し口にはルーバーがついています。ルーバーとは風の向きを調整するためのパーツで、エアコンの運転をスタートさせれば自動的に開く板状のパーツです。
エアコンの運転をスタートさせ、ルーバーが開いてきたところで、汚れ具合をチェックしてみましょう。ルーバー内側の汚れは、下からのぞき込めば確認できます。
続いてエアコンの吹き出し口をチェックしてみましょう。吹き出し口からの風が邪魔で確認しにくいときには、運転中に電源プラグを抜いてください。
そうするとルーバーが開いたまま運転停止するので、内部を確認しやすくなります。
イスや脚立に上り、吹き出し口を近くで見てみましょう。エアコンの吹き出し口には、風向ルーバーなどの部品がありますので、それらも近くでよく見てください。
さらに奥の方に汚れやカビがないかを確認します。
ルーバーや吹き出し口に汚れがついていたら…
そろそろエアコンクリーニングを検討してください。
ルーバーや吹き出し口に黒カビが発生していたら…
今すぐエアコンクリーニングをしましょう。
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2:エアコンの中にあるフィン(熱交換器)にホコリがたまっている
フィンは熱交換をするパーツです。ここに汚れがたまっていると、エアコンの効きが悪くなります。
汚れたまま使い続けると、電気の無駄遣いになるのではやめに掃除しましょう。
確認方法
フィン(熱交換器)はエアコンのカバーを開け、フィルターを外したところにあるアルミ板の集合体の部分です。
フィンを確認するときには、触らないように注意してください。フィンはやわらかいので簡単に変形してしまいますし、素手で触るとケガをしやすいからです。
フィンのスキマにたまったホコリは、エアコンクリーニングで汚れを除去するしかありません。プロのエアコンクリーニング業者なら、フィンに触らず洗浄する道具や技術をもっています。
素人による掃除はむずかしいので自力掃除はやめておきましょう。
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3:ファンに黒い汚れ(カビ)が付着している
ファンは、エアコン内の風を送り出すパーツです。ここにカビが付着しているのは、カビだらけの扇風機を回しているのと同じこと!すぐにでも掃除が必要です。
確認方法
ファンは、エアコンの吹き出し口からのぞくと見える、黒い板(もしくは灰色の板)が並んだパーツです。エアコンの運転中には高速回転するので、吹き出し口同様に”運転中に電源プラグを抜き、途中停止”をしてから確認しましょう。
ファンが見えにくいときにはスマホライトやペンライトで照らしてみてください。
ファン自体は黒っぽい色(もしくは灰色)なので汚れは目立ちにくいのですが、近くでよく見るとホコリやカビがこびりついていることは多いです。もしもルーバー(風の吹き出し口にあるハネ)にまで黒い点々がついていたら、ファンはかなり汚れています。
ファンの汚れを放置すれば、エアコン下へ黒い粉が落ちてくることがあります。 エアコン内部のクリーニングは自力ではむずかしいので、プロに任せて徹底洗浄してもらいましょう。
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メーカーが推奨するエアコンクリーニングの頻度【一覧】
エアコンメーカーが推奨するエアコンクリーニングのタイミングも確認しておきましょう。
エアコンメーカー | エアコンクリーニングのタイミング |
---|---|
SHARP | お手入れをおこなってもエアコン内部の黒カビやカビ臭が改善しないとき SHARPのエアコンクリーニング |
DAIKIN | 内部のエアコンクリーニングは1~2年に1回 ダイキンのエアコン洗浄サービス |
三菱電機 | 自身でのお手入れがむずかしいとき 三菱電機のエアコンクリーニング |
Panasonic | フィルターを外した内部に汚れやカビが付着しているとき Panasonicエアコンクリーニング |
メーカーによってタイミングは異なりますが、共通しているのはエアコンクリーニングを自社でも提供していることです。
つまり、メーカーもエアコンクリーニングは必要だと認識しているということですね。
部屋別エアコンクリーニングの頻度や時期
エアコンクリーニング頻度は、以下を目安にしてみましょう。
部屋の用途 | 使用頻度 | エアコンクリーニング頻度 おすすめ | エアコンクリーニング時期 おすすめ |
---|---|---|---|
リビング ダイニング | 夏に冷房をほぼ毎日使用(1日8時間以上) | 1年に1度 | 春または秋 |
寝室 | 1日4時間以内 | 1年半~2年に1度 | 秋 |
赤ちゃんやペットが過ごす部屋 | 24時間温度設定 | 1年に1~2度 | エアコンを使わない時期 |
ただし先に説明したように、同じ使用頻度でも汚れ度合いはそれぞれちがいます。そのため自分でエアコン内部をチェックして、汚れがたまっていたらエアコンクリーニングをおこないましょう。
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お掃除機能付きエアコンのクリーニングの頻度
お掃除機能付きエアコンは、通常のエアコンと同じくエアコンクリーニングが必要です。エアコン内部の清潔さを保つためには、1~2年に1回のエアコンクリーニングが目安となります。
よくある間違いが、
お掃除機能付きエアコンは、自動お掃除機能がついているからお掃除やエアコンクリーニングの頻度が少なくなる
というものです。お掃除機能付きエアコンが自動でおこなってくれるのはフィルター掃除のみ。フィルター以外の場所は、通常のエアコンと同じように汚れが蓄積しています。
エアコン内部の汚れを放置すればカビが発生しますし、エアコンの効きも悪くなるいっぽうです。お掃除機能付きだからといって放置せず、エアコンクリーニングはしておきましょう。
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エアコン室外機クリーニングの頻度
エアコンの室外機は、風雨にさらされても大丈夫なようにタフなつくりとなっています。また室外機が汚れていても、エアコンから汚れた空気が入ってくることはありません。
そのため室外機は、室内エアコンほどこまめなお掃除は必要ないでしょう。
とはいえ室外機は、吹き出し口がふさがれると運転効率が悪くなります。電気代が余分にかかることになるので、周辺をスッキリさせておくことは重要です。
エアコン室外機のクリーニングは、エアコンクリーニングのオプション扱いとなっていることが多いです。汚れが気になるようなら、ついでにクリーニングをしてもらうという手もあります。
また海の近くにお住いの場合は、エアコンクリーニングと同時に室外機クリーニングを依頼するのがおすすめです。室外機のパーツにサビができると故障の原因になることがあります。
そのほか室外機にゴミが入ると、ガラガラとうるさくなります。大きな音がするなと感じたら、故障を疑う前に自力での掃除をしてみましょう。
自力でおこなう室外機掃除方法はこちらの記事でくわしく解説していますので参考にしてください。
プロに聞いた!エアコンクリーニング頻度を増やすべきケース
エアコンは、使う部屋や使う人によって、クリーニングを必要とする頻度が変わります。実際、どのようなケースだとエアコンクリーニングをこまめにおこなうべきなのでしょうか。
プロの意見を聞いてみました。
赤ちゃんやアレルギーもちの同居人がいる場合は半年に1回
アレルギーや花粉症が心配、赤ちゃんがいる家庭では、半年に1回エアコンクリーニングを依頼される方が多いです。少なくとも年に1度はエアコンクリーニングをおこなうと体へのリスクは少ないですね。(サンキューさん:埼玉エリア)
汚れやすいリビングダイニングは年1回
キッチンの近くにあるエアコンは、1年に1度エアコンクリーニングをするのがよいです。調理中に出た油煙がエアコンに吸い込まれるので、フィルターだけでなくフィン(熱交換器)もファンも油だらけになっていることが多いです。(ポッポクリーンサービスさん:埼玉エリア)
リビングのエアコンは、キッチンの近くにあることが多いので1年に1回のエアコンクリーニングを推奨しています。気にされる方は、夏と冬のエアコンを使い始める前にエアコンクリーニングを利用されますね。使用頻度の少ない寝室は1~2年に1度でよいでしょう。(SY Lifeさん:東京エリア)
プロのエアコンクリーニング業者さんの意見をまとめると、次のようなケースでエアコンクリーニング回数を増やすのがよさそうですね。
- アレルギーなどの疾患がある
- 赤ちゃんがいる
- 調理中の油煙を吸い込んでいる
また寝室などの個室に設置してあり、使用頻度や使用時間の少ないエアコンは、そこまでエアコンクリーニング頻度を増やさなくても大丈夫とのことでした。
エアコン掃除しないとどうなる?【リスク4つ】
エアコンの内部をクリーニングしないまま使用し続けると、次のようなリスクがあります。
- 電気代が高くなる
- 健康被害を引き起こす
- エアコンの故障やトラブルにつながる
どうしてそんなリスクがあるのでしょうか。理由をお伝えしますね。
リスク1:電気代が高くなる
環境省の「みんなで節電アクション!」には、フィルターの掃除をすると、冷房(クーラー)は約4%、暖房は約6%の電力を削減できると記載されています。
そんなに!?と思いますが、事実です。
たとえばエアコンのフィルターにホコリが蓄積して目詰まりしている場合、部屋の空気を吸い込んだり吐き出したりする力が弱まり、エアコンの効きが悪くなります。
エアコンの効きが悪いと、設定温度を変えたり風量を強めたりしなければならず、結果的に余計な電気代がかかるのです。
またフィン(熱交換器)の部分にホコリがたまると、熱交換の機能が弱まってしまいます。空気を調整する機能が低下して、ますますエアコンの効きが悪くなるのです。
リスク2:健康被害を引き起こす
エアコン内部に汚れがたまっていると、ゴミやホコリを栄養源とするカビや酵母菌が発生しやすくなります。とくに気温20~30℃・湿度70~80℃といった環境では、カビや酵母菌が繁殖しやすいです。
それらの雑菌は、エアコンの風にのって部屋へ吹き出されます。
近年ではカビの胞子を吸い込むと、さまざまな健康被害につながることがわかっています。エアコンのカビが原因で起きる健康被害には次のようなものがあります。
- 気管支喘息
- アレルギー性結膜炎
- 夏型過敏性肺炎
- アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
- アトピー性皮膚炎
エアコンから出るカビの胞子を吸い込むことは、場合によっては命に関わることもあります。そのためカビを増やさないようにする対策が必要なのです。
酵母菌は、通常無害なものですが、免疫系が弱い方にとっては有害な場合もあります。酵母菌は栄養価の高い菌であり、それを養分としてカビなどの雑菌がさらに繁殖するので要注意です。
またエアコン内部が結露すると、カビが発生しやすくなります。カビの発生したエアコンは、送風ファンから大量のカビが検出されることがわかっています。
アレルギー疾患は、カビなどを継続的に吸い込むことが原因で発症することがあります。そのため、今は大丈夫でもいつか症状となってでる場合があるので注意が必要です。
定期的なエアコンクリーニングは、健康被害をさけるためにもしておいたほうがいいでしょう。
参考:エアコン内部の真菌汚染に関する実測調査、その咳、大丈夫!? エアコンが原因でかかる病気!
リスク3:エアコンの故障やトラブルにつながる
エアコン内部に汚れがたまっていると、結露がうまく排水できず、エアコンから異音が発生したり、水漏れを起こしたりすることがあります。そのため排水がスムーズにできるよう、内部をキレイにしておくことが必要です。
さらにエアコンのフィルターやフィンにホコリが詰まっているとエアコンへ負担がかかり、ガス漏れなどの故障を引き起こすことがあります。エアコン故障やトラブルを防止するためには、内部をこまめにクリーニングしておくのがベストです。
リスク4:出てくる風が臭くなる
エアコンから出る風が臭い…。
じつはエアコンクリーニングの利用するきっかけで多いのは、このケースです。
エアコンの冷房時には、内部で結露が発生して湿気がたまりやすくなります。エアコン内に雑菌やホコリがあれば、1か月も経たないうちにカビが発生し、生乾き臭や雑巾臭がするようになるでしょう。
ニオイの根本解決は、エアコンクリーニングが一番手っ取り早いですよ。
- エアコンの効きが悪い
- カビによる健康被害が不安
- エアコンを長く使いたい
- エアコンの風が臭い
こんなケースではすぐにでもエアコンクリーニングをおすすめします。
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賃貸の備え付けエアコンクリーニングの頻度
賃貸住宅に備え付けてあるエアコンの場合も、掃除やエアコンクリーニングは必要になります。問題は、だれがその費用を負担するかということですね。
部屋に備え付けてあるエアコンが故障した場合には、大家さん負担で修理または取り換えをおこないます。いっぽうで、居住中のエアコン掃除は入居者自身でおこなうものであり、エアコン掃除をプロに任せた場合にも、入居者負担になることが多いようです。
ただし入居して間もないのにエアコンから異臭がする、といった場合には交渉の余地があります。自分が入居する前からの汚れが原因で、エアコンに悪臭発生などの異常があるのなら、大家さんにメンテナンスを依頼してみましょう。
入居してすでに1年以上経過している場合は、自力でのエアコン掃除やエアコンクリーニングを自己負担でおこなうのが一般的です。エアコン内部の汚れが部屋に拡散される前に、内部のカビを徹底除去しておきましょう。
こまめなフィルター掃除でクリーニング頻度は減らせる
エアコンクリーニングをおこなう頻度の目安は1~2年ですが、こまめにセルフメンテナンスをおこなえば、お金のかかるエアコンクリーニング頻度を減らすことができます。
エアコンのお手入れは、簡単にできるようになっていますので心配いりません。普段の掃除に取り入れて、適切にメンテナンスしておきましょう。
エアコンのフィルター掃除の頻度
エアコンを毎日使用する時期には、2週間に1度の頻度でフィルター掃除をおこなうのが目安です。エアコンメーカーによる取扱説明書でも、フィルター掃除は必ずおこなうよう注意書きがあるはずです。
エアコンはフィルターさえキレイにしておけば、内部の汚れはかなり軽減できます。エアコン内部の清潔さを保ち、エアコンの効きもよくなりますので、掃除しない手はありません。
いっぽうでフィルターの掃除をめったにしない、したことがないという方は要注意。
エアコンのフィルター汚れは、エアコン内部の汚れに直結します。部屋の空気がエアコン内に吸い込まれるときに、フィルターに蓄積したホコリやカビもいっしょに運び込んでしまうからです。
フィルターが汚れていたら、今すぐにでも掃除してください。
5分あればできますので…
エアコンのフィルター掃除のしかた
エアコンのフィルターは、カバーを開けたところにあります。網の目状になっていて、下部にツマミがあるパーツです。
フィルターは、2枚に分かれていることが多いです。ツマミをもって、引き抜けば外れます。
【1】まずは掃除機でフィルターのおもなホコリを除去します。
掃除機のヘッドは大きくて掃除しにくいので、スキマノズルに付け替えて掃除するのが便利です。スキマノズルは細くて吸い込む力が強いので、細かい網の目につまったホコリを取るのに適しています。
【2】次にフィルターを水洗いします。
フィルターは水洗いできますので、洗面所や浴室などの温水シャワーを使って洗うのがおすすめです。カビ菌は60℃以上の温度で死滅するといわれていますので、熱めのシャワーを使うと効果があります。
カビや油汚れが落ちない場合は、中性洗剤で洗いましょう。
【3】最後にエアコンフィルターをよく乾燥させます。
フィルターを洗い終わったら水気をクロスでふき取り、風通しのよいところに置いて乾燥させましょう。完全に乾いたらエアコンに設置してください。
設置するときには、上部へ差し込むようにして入れます。最後にフィルター下部にあるツマミをエアコン本体にはめ込んでください。
エアコン洗浄スプレーの使用はやめておこう
エアコンの汚れを自分で掃除したい!
という方は多いかもしれませんね。
ですが市販されているエアコン洗浄スプレーの使用はおすすめしません。というのもエアコン掃除にエアコン洗浄スプレーを使うと、洗浄液や汚れが残りやすく、それらが悪臭の原因となったり排水詰まりを起こして水漏れの原因となったりするからです。
エアコン内部の掃除に洗剤を使うのなら、高圧洗浄機などで洗剤と汚れを洗い流す必要があります。そうした道具や技術がない場合には、プロのエアコンクリーニングを利用するのが無難です。
エアコン洗浄スプレーには、ほかにもさまざまな危険やリスクがあり、逆効果になることもわかっています。こちらの記事でくわしく解説していますので参考にしてくださいね。
エアコン内部のカビ発生を予防する方法2つ
エアコンは、何もしないで放置していればカビが大繁殖します。そのため次のような方法でカビ予防することが重要です。
【1】 定期的に自分で掃除をする
最も重要なのは、エアコンのこまめなメンテナンスや掃除です。自分でできるフィルター掃除は習慣にしておきましょう。とくに、冷房・暖房のシーズンは、2週間に1度は必須です。
【2】送風運転を活用する
エアコンの冷房や除湿運転をおこなった後には、必ず送風運転や内部クリーンを利用して、内部を乾燥させておくのがおすすめです。冷房や除湿運転では、エアコン内に水滴がたまりやすく、そのまま放置すればカビ発生は避けられません。
送風運転の使い道は、エアコン内部を乾燥させるほかにもいろいろあります。くわしくはこちらの記事でも解説していますので参考にしてください。
エアコンクリーニングで失敗しない方法
はじめてプロにエアコンクリーニングを依頼するときには、どの業者を選ぶべきか、いつ予約するべきか迷うものですね。失敗しないためには、次のようなことを確認しておくとよいでしょう。
失敗しないエアコンクリーニング業者選びのコツ
はじめてエアコンクリーニングを利用するときには、業者選びがむずかしいですね。そのため利用者の口コミを参考にするのがおすすめです。
気になるエアコンクリーニング業者があったら、まずは利用者の口コミを見てみましょう。どの業者を選んだらよいかわからない場合には、口コミ数の多い業者を選んでみると失敗が少ないです。
優良なエアコンクリーニング業者選びには、プロの意見も参考にしたいところ。こちらの記事も参考にしてみてください。
エアコンクリーニングを頼むなら春or秋がおすすめ
エアコンクリーニングを利用するなら春か秋がおすすめです。
理由は2つ。
ひとつ目の理由は、エアコンを使わない時期に掃除しておけば、冷房や暖房を気持ちよく使い始められるからです。エアコンは使用頻度が多い時期に汚れますので、ヘビロテした後にキレイにしておくのもよいですね。
ふたつ目の理由は、エアコンクリーニングが閑散期(利用する人が少ないのですいている)だからです。閑散期であれば、評判のよい業者を選べますし、希望の日に予約をいれられます。
さらにエアコンクリーニングは、閑散期に割引やキャンペーンをおこなうこともあります。相場よりも安く依頼できる可能性がありますよ。
エアコンクリーニングにかかる時間も確認しよう
家庭用の壁掛けエアコンのクリーニング時間は2時間程度です。お掃除機能付きエアコンの場合、作業量が増えるので、2.5~4時間ほどとなります。
プロは、エアコンをクリーニングする前にエアコンの養生*や分解をおこないます。またクリーニング後には、パーツの組み立てや内部の乾燥、試運転、養生の片づけなどがあり、エアコン内部の洗浄以外に、結構時間がかかるのです。
エアコンクリーニング中は、当然ながらエアコンが使えません。とはいえ作業前と作業後に立ち合いが必要ですし、家を空けるわけにもいきませんね。
作業の様子を見ているのもよいですが、長時間になるので、別の部屋で通常通りに過ごすのが一般的です。
*養生とは、洗浄作業中に汚れないよう壁や床を保護しておくことです。
作業時間をなるべく短縮させるための工夫はこちらの記事で解説しています。