電気代月100円!エアコン内部クリーン機能フル活用でカビ予防しよう

エアコンの内部クリーンは乾燥機能!効果的に使用してカビを抑えよう/エアコンクリーニング

電気代がもったいないから停止しよう…

出かけるから内部クリーンを停止しておこう…

そんな理由でエアコン内部クリーンを途中停止するのはおすすめできません。

エアコンに付いている内部クリーンは、エアコン内のカビ予防をしてくれるありがたい機能!

そしてかかる電気代は1回あたり約0.3~4円

途中でとめるメリットはないでしょう。

この記事を読めば

  • エアコンの内部クリーン機能とは
  • 内部クリーンの電気代(メーカー別)
  • 内部クリーンの使い方
  • 悪臭が発生したときの対処法

がよくわかります。内部クリーンをうまく活用して、エアコンを快適にしておきましょう♪

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目次

エアコンの内部クリーンとは乾燥機能のこと

エアコンのイラスト

「内部クリーン」とは、エアコン内の乾燥をおこなうための機能のこと。送風&暖房を駆使して、内部をしっかり乾かしてくれます。

なぜエアコン内部の乾燥が必要か、といいますと「カビ」の発生を抑えるためです。

エアコンの運転中、なかでも「冷房・除湿」機能を使っていると、室内の空気とエアコン内部との温度差の影響で、「結露」が発生します。
この結露を放置してしまうと、そこはカビにとって最適な空間になってしまいます。

このことからも、エアコン内部を乾かすことはカビの発生を抑えるためにも必要なんです。

ただし、反対に冷房・除湿運転をあまり使わない「冬場」は、内部クリーン機能を使ってもそこまで効果がありません。

暖房運転のあとは、室内機内部が乾燥するので必要ありません。

FUJITSU「熱交換器加熱除菌・内部クリーン運転の頻度を教えてください」

そのため、内部クリーンは基本的に「冷房もしくは除湿を使った際に使うもの」と思っておきましょう。

内部クリーンは、あくまでカビや臭いの発生を”抑制”する機能です。完全にカビが発生しなくなる(掃除しなくて済む)わけではないため、間違えないよう注意してください。

エアコンが結露する仕組みをよりくわしく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

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「掃除機能」と「内部クリーン」の違い

エアコンによっては、掃除機能(自動おそうじ機能)が搭載されている機種もあります。

この機能は、おもにフィルターの汚れを自動的にキレイにしてくれるんです。

いっぽう、内部クリーンはエアコン内部を乾燥させるためのものであって、掃除機能ではありません。

それぞれ役割の違う機能になりますので、両方とも活用してエアコンを清潔に保ちましょう。

編集部ボイス

自動おそうじ機能付きエアコンには、前面カバーを開くと「ダストボックス」が取り付けられているタイプがあります。

ホコリが一定量溜まったら、ダストボックスを取り外して捨てるのを忘れないようにしましょう。

エアコン内部クリーン機能を使うタイミングと頻度

エアコンの写真

内部クリーン機能を使うタイミングは、前述したように「冷房や除湿運転の後」がベストです。

ただ機種によっては、運転を停止した直後に「自動」で内部クリーンに切り替わるものもあります。
その場合は何も操作しなくとも、内部クリーンをかけることができますよ。

もし自動で切り替わらない場合は、手動で内部クリーンをかけましょう。多くの機種はリモコンに「内部クリーン」などと書かれたボタンがあり、そこを押せば内部クリーン機能を使えます。

自動・手動を切り替えられる機種もありますので、手動が面倒……という方は、一度取扱説明書を確認してみてくださいね。

また、エアコンに見慣れないランプが付いていると
「きちんと電源を落としたはずなのにまだ稼働している?」
と思って、ついつい内部クリーン機能を切ってしまうことがあるかもしれません。

誤って切ってしまった場合は、リモコンから手動で内部クリーンをかけ直しておくといいですよ。

おすすめするタイミング

そんな便利な内部クリーン機能は、できれば「外出中」や「部屋にいないタイミング」で動かしておくのがおすすめです。

なぜなら、内部クリーン中は暖房や送風がおこなわれるから。
とくに夏場だと、冷房を使用したあとでも室温が上がってしまい、少々不快に感じるかもしれません。

その時間帯は、少なくとも部屋を出ておくと快適ですね。

エアコン内部クリーンの頻度

エアコンの内部クリーンの頻度は、冷房や除湿運転後に毎回おこなうのが理想です。自動設定にしておけば、毎回運転停止後に自動で内部クリーンがおこなわれます。

内部クリーンは、暖房機能を使ってエアコン内を乾燥させる機能です。そのため運転開始時には部屋の温度・湿度が上がって不快に感じることがあるでしょう。

その場合には、手動で内部クリーンを停止することも可能です。内部クリーンには「自動設定」と「手動設定」がありますので必要に応じて使い分けてください。

ただし内部に湿気が残ったまま放置すると、カビが発生しますので、冷房や除湿後にはなるべく毎回内部クリーンをおこないましょう。

エアコンの内部クリーンはいつ終わる?運転時間は?

内部クリーンの稼働時間は機種やメーカーによって違いますが、およそ90~120分前後になります。

なおダイキンの場合は、内部クリーンの動作時間は約80分~140分です。

電源を落としたあとに、2時間前後稼働していると「故障かな?」と思う方もいるかもしれませんね。でも安心してください。内部クリーンは、正常運転でそのぐらいの時間がかかります。

エアコン内部クリーンの使い方

内部クリーンの役割はわかったけれど、使い道がイマイチわからないということがありますね。また自動で始まってしまうけれど、自分で調整したいという場合もあることでしょう。ここでは一般的なエアコン内部クリーン機能の使い方について解説します。

●内部クリーン「自動」の使い方

冷房や除湿(ドライ)運転が終了したら、自動的に内部クリーンが始まるように設定されています。スタートも終了も何もしなくて大丈夫です。

内部クリーン自動運転の流れ
STEP1

冷房や除湿運転停止ボタンを押す(自分で操作)

STEP2

一度吹き出し口が閉まる(自動)

STEP3

すぐに吹き出し口が開く(自動)

STEP4

風が出る(自動)

STEP5

1~2時間後に停止する(自動)

STEP6

吹き出し口が閉まる(自動)

●内部クリーン「手動」の使い方

エアコンの内部クリーンは、エアコン停止中におこないます。エアコンの停止中ならいつでもお好みの時間に内部クリーン機能を使うことができます。

内部クリーン手動操作の流れ
STEP1

エアコンの停止中であることを確認する(自分で確認)

STEP2

内部クリーンボタンを押す(自分で操作)

STEP3

1~2時間後に自動で停止する(自動)

内部クリーンボタンは「ピッ」とおすだけでよい機種や、2秒ほど長押しが必要な機種がありますので、取扱説明書などでよく確認してください。

内部クリーンの中断方法

内部クリーンは自動で停止しますが、自分で止めることもできます。
例えば、内部クリーンの運転中に

  • 音が気になる
  • 出かけるのでエアコンの電源を切りたい

などの理由で内部クリーンを一時中断したい場合もありますね。その場合には「停止」または「運転/停止」ボタンを押すと止まります。

もし止まらない場合は、もう一度「停止」や「運転/停止」ボタンを押すと止まるでしょう。

ただしエアコンの内部クリーンを途中で止めると、内部に湿気が残ってカビ発生の原因になります。なるべく内部クリーンは最後までおこなうのがベストです。

内部クリーンは、1~2時間程度で自動停止しますので、出かけるときにつけっぱなしでも大丈夫です。

また冷房や除湿運転を再開するために内部クリーンを中断するのは問題ありません。冷房や除湿運転を終えたあとに、もう一度内部クリーンをおこないましょう。

内部クリーン運転中の注意

内部クリーンでは一時的に弱暖房運転を利用するので、部屋の温度や湿度が高くなることがあります。そのためなるべく部屋に人がいない間に内部クリーンをおこなうのがおすすめです。

  • 内部クリーンがなかなか終わらない
  • 終わったのにまた運転が始まった

そんなときには別の機能が作動しているのかもしれません。たとえば「お掃除機能付きエアコン」の場合、フィルター掃除機能がはたらいていることがあります。

そのほか高温防止機能がはたらいていることもあります。必要な機能かもしれませんので安易に停止させず、よく確認してみてください。

電気代がもったいない・面倒といった理由で内部クリーンの回数を減らしたり短時間で終わらせたりするとカビ発生につながりやすく、よいことはひとつもありません。内部クリーンは、冷房・暖房を使うたびに毎回おこなうのが基本です。

内部クリーン機能の電気代は月100円くらい

内部クリーン機能は、外出中や離席中に使うことをおすすめしました。
しかし、誰もいない間エアコンを稼働させておくのは電気代のムダに感じてしまうかもしれません。

とはいえ内部クリーン機能は、機種や使用環境にもよりますが、1回あたりの電気代は3円前後です。
毎日稼働させても、ひと月100円前後なんですよ。

家族が誰も部屋にいないときなどのスキマ時間に、エアコン内部をしっかり乾燥させて、カビ発生を抑えていきましょう。

エアコン内部クリーンの電気代【メーカー別】

エアコンの内部クリーンにかかる電気代は、エアコンの機種によって違いがあります。エアコンの内部を乾燥させる方法は、メーカーや機種によってさまざまだからです。

たとえばエアコン内の乾燥に弱暖房を利用する機種と、送風のみでエアコン内を乾かす機種があります。その2つを比べると、弱暖房を利用する内部クリーンのほうが電気代は高くなります。

エアコンのメーカー別に、公式サイトに掲載されている電気代をくわしく調べてみると次のようになっていました。
(2022年7月:もちやぷらす調べ)

メーカー名内部クリーンの電気代
Panasonic1回あたりの電気代約1円
*電力料金目安単価27円/kwh(税込)
参考:Panasonic
DAIKIN1回あたり2~4円程度*1
水内部クリーン*2は、1回あたり45円~95円
*1 電力料金目安単価27円/kwh(税込)
*2 水内部クリーンとは、冷房運転で発生した結露水を使って、熱交換器の汚れを洗浄してから送風や暖房運転をおこなって内部を乾燥させる機能
(水内部クリーンの所要時間150~290分)
参考:ダイキン(内部クリーン)ダイキン(水内部クリーン)
富士通ゼネラル弱暖房を利用する内部クリーンは、1回あたり約1.6円
送風運転のみでおこなう内部クリーンは、1回あたり約0.6円*
*電力料金目安単価27円/kwh(税込)
参考:富士通ゼネラル
SHARP1回あたり約0.3~2円
電力料金27円/kWh(税込)
参考:SHARP
内部クリーン1回あたりにかかる電気代(メーカー別)

内部クリーン運転時に臭い原因はカビ!?そんなときはエアコンクリーニングがおすすめ

エアコンのフィンを掃除する様子

内部クリーン運転時に「なんだかエアコンからの風が臭い……」と感じたことのある方もいるのではないでしょうか?その正体はエアコン内部のカビやほこりです。

前述したように、内部クリーンはあくまでカビの発生を抑える機能です。カビやほこりを除去する効果はありません。そのため、すでにカビが繁殖している場合は湿気を含んだ風とともに嫌な臭いが放出されてしまいます

状況を改善するには、内部の汚れを徹底的に除去する必要があります。セルフクリーニングだと汚れを取り切れないことが多いので、専門業者によるクリーニングがおすすめです。

エアコンクリーニング業者を探す方法のひとつとして「もちや」の利用が挙げられます。さまざまな業者の値段や口コミを比較できるため、初めての方も安心して依頼できますよ。

ちなみに、エアコンクリーニングの費用相場は以下のようになっています。

通常のエアコン1台あたりの費用相場おそうじ機能付きエアコン1台あたりの費用相場
約7,000~13,000円約15,000~20,000円
もちやのエアコンクリーニング相場(2023/1月時点)

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まとめ

エアコンの内部クリーン機能は、室内機の内部に発生した結露を乾燥させるためのものです。結露はカビ発生の原因になるので、冷房を使用したあとは内部クリーンで乾燥させることを心がけましょう。

ただし、すでにカビが繁殖しているなら速やかにエアコンクリーニングをおこなうことをおすすめします。運転時の嫌な臭いを解消できるだけでなく、エアコンを清潔な状態で使えます。

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ライター

和田まりのアバター 和田まり 編集長

お一人さま歴20年以上のアラフォー女子。掃除・洗濯・料理など、家事一切を外注したいタイプ(お財布事情が許せば)。だるま職人を目指し、28歳で大阪から群馬へ移住、30歳でライターを目指し東京に引っ越し、現在は名古屋在住。趣味は非常階段巡り(建築の方)とプロレス観戦。ゴキブリ専門ライターとしても活動中!「ゴキラボ」https://goki.jp/

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