しつこいフローリングのベタつきは、から拭きをするだけではなかなか解消しません。
なぜなら、頑固なベタベタ汚れは適切な洗剤を使わないと落とせないからです。
ベタつきの原因を知り、正しい方法で掃除をすればすぐにサラサラに拭き取れますよ♪
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フローリングのベタつき原因3つ
フローリングがベタベタしてしまうのは、多くの場合以下の3つが原因となります。
【ベタつきの原因】
- 足の裏の皮脂・汚れ
- 料理・食事中に飛んだ油やカス
- 湿気
フローリングがベタつく原因は、カンタンにいえば「油」が多いです。
これは料理で使う油はもちろん、足裏の皮脂や汚れもベタつきの原因になります。
また、そんな汚れが梅雨の湿気や夏場の汗と混じると、ベタつきはどんどん悪化してしまうのです。
湿気による床のジメジメにお困りの場合は、床の結露対策をするのも効果的です。こちらの記事を参考にしてみてください。
フローリングのベタつき掃除に効果的な方法4選
以下ではフローリングのベタつきを、効率的に落とす4つの掃除方法を解説していきます。
【掃除方法1】アルカリ電解水
床のベタベタ汚れがなかなか取れない場合は、「アルカリ電解水」のスプレーを使うことをおすすめします。
【アルカリ電解水のメリット】
- 油や食べこぼしの汚れに効果的
- 二度ぶきがいらない
- 無臭(来客前でも安心)
- 除菌効果もアリ
アルカリ電解水は、油汚れに効果がある上に、使う方法はスプレーをシュッと吹きかけて雑巾でしっかり拭き取るだけと、非常にカンタンです。
アルカリ電解水がない場合は、「水(500ml)」と「セスキ炭酸ソーダ(小さじ1)」を混ぜたセスキスプレーで代用できます。
セスキスプレーは、アルカリ電解水よりも除菌効果が少ないものの、弱アルカリ性ですので油汚れには十分効果があります。
ただしアルカリ電解水もセスキスプレーも人肌にとって刺激が強く、直接触れるのはよくありません。
念のため、ゴム手袋をつけて作業することをおすすめします。
また濃度の高いアルカリ電解水をそのまま使用すると、フローリングのワックスがはがれてしまうおそれもあるんです。
商品によっては使う前に希釈が必要、というものもありますので、事前に用法容量を確認しておくようにしましょう。
フローリングを全部拭き掃除するのは大変そう……
そうお悩みの方は「市販の雑巾ワイパー」を活用してみてはいかがでしょうか?これを使えばモップのような感覚で、楽に雑巾がけができますよ。
【掃除方法2】重曹
重曹は油汚れを落とすのはもちろん、消臭効果も期待できる魅力的なアイテムです。
重曹によるフローリング掃除の手順
- 重曹水(水100ml+重曹5gぐらいの比率)を作る
- スプレーボトルに入れる
- ベタつく場所に吹きかける
- 雑巾で優しく水気を拭き取る
必要であればバケツで重曹水を作り、それに雑巾を浸して拭くというのも効率的です。
そんな重曹での掃除方法ですが、使う前に知っておきたい注意点もあります。
- 重曹が溶け残ると粒によって床が傷ついてしまうので、きちんと溶かす
- 水気が残ると重曹も残ってしまうので、確実に拭き取る
- フローリングの素材によってはワックスはがれ、変色することも
(無垢材フローリングの場合は注意が必要)
便利な重曹ですが、上記のようなリスクもしっかり踏まえておきましょう。
【掃除方法3】洗剤
中性の食器用洗剤は、同様にフローリングの油汚れにも効果的です。
洗剤によるベタベタ掃除の手順
- バケツに水を溜める
- 中性洗剤を小さじ1杯ほど入れて混ぜる
- 雑巾を浸してしっかり絞る
- べたつく部分を拭き上げる
- 洗剤がフローリングに残らないよう、水拭き&から拭きをしておく
ただしこの方法も重曹と同じく、場合によってはフローリングのワックスをはがしてしまうおそれもあります。
洗剤を使う際は決して雑巾にかけ過ぎず、かつ一度フローリングの目立たない場所で試しておくと安心です。
【掃除方法4】水をしっかり絞った雑巾
この方法は雑巾と水さえあればすぐに試せるので、時間・お金のコストもそこまでかかりません。
ただし、水気がフローリングに残ってしまうとカビなどの原因になってしまうことも……。
そうならないためにも、フローリングに水気を残さないよう注意しておきましょう。
- 雑巾の水はできる限り絞っておく
- 水拭き後には乾いた雑巾で水気を拭き取っておく
フローリングのベタつき対策3つ
時間をかけて掃除したフローリング、できればキレイな状態を保ちたいですよね。
とはいえ少し工夫をすれば、フローリングを快適な状態に保つことも可能なのです。
以下では、そんな3つのベタつき対策方法を解説していきます。
ベタつき対策1.スリッパを履こう
フローリングを歩く際、スリッパを履けば、足の裏の皮脂や汗などは付着しにくくなります。
とはいえ、これも完全な対策ではありません。
汚れはスリッパなどの裏面にもどんどんたまり、これもまたベタベタ・汚れの原因となることも。
近年では丸洗いできるスリッパも販売されているので、定期的に洗浄しやすいスリッパを購入しておくとよいでしょう。
ベタつき対策2.フローリングをこまめに掃除しよう
フローリングについた油や汚れは、放置すればどんどん落としにくくなってしまいます。
そのため、汚れを付けた・見つけたら放置せず、すぐに掃除しておきましょう。
また、月に1回ぐらいを目安にしっかり水拭き掃除をしておくことも大切です。
早めに掃除しておけば汚れも落ちやすいため、掃除もカンタンに終わりますよ。
ベタつき対策3.ワックスを塗りなおそう
ワックスが劣化するとベタつきやすくなるため、定期的な塗りなおしが必要です。
頻度としては生活環境にも左右されますが、おおよそ半年に1回程度が目安とされています。
もしベタベタが落ちにくくなってきたな、という場合は掃除をしつつ、一度ワックスのかけなおしを検討してみてはいかがでしょうか?
フローリングのベタベタが取れない……そんなときは”プロ”に依頼する手も
もし掃除やワックスの塗布が大変!自力ではベタベタが取れない…という方は、ハウスクリーニング業者に依頼するのもおすすめです。
面倒なフローリングの掃除も、プロにお任せすれば待っているだけですぐに終わりますよ。
フローリング掃除の相場価格
フローリングの掃除を業者に依頼した際の費用相場は、以下のようになります。
【フローリング掃除(ワックス込み)の費用相場】
- 1万5千円~3万円ほど/20平方メートル
とはいえこの費用はあくまで相場です。
実際の料金は設定価格はもちろん、お部屋の状況やワックスの種類などによっても変動します。
「うちの場合はどれぐらいかかるのかな?」とお悩みの方は、一度業者に電話・相談して見積りを取ってみましょう。
この見積りは数社から取って比較すれば、今の状況に合わせた相場がわかり、業者も選びやすくなりますよ。
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まとめ
洗剤や重曹、アルカリ電解水は便利ですが、使い方を間違えるとフローリングやワックスを傷つけてしまうことも。
注意点をしっかり守りつつ、不安な方はやはり水拭きでの掃除や、業者へ依頼することをおすすめします。
とはいえもっとも大切なのは、定期的な掃除でベタつき・汚れを早めに取り除くことです。
しっかりベタベタを落としつつ、普段からこまめに掃除をしてキレイなフローリングを保ちましょう!