洗濯槽から悪臭がする…
洗濯すると、衣類にゴミがつく…
そんなときには、洗濯機の分解洗浄がオススメです。
洗濯機は、どう手入れしてもホコリやカビが発生するもの。洗濯物をキレイに洗い上げるためには、洗濯機自体も徹底洗浄する必要があるのです。
ここでは洗濯機の分解洗浄方法をくわしく解説します。自力でチャレンジする場合は、手順や注意点をよく確認して作業をしてくださいね。
(*)難しいな…と思ったらムリせずプロに任せることをオススメします。
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洗濯機の分解洗浄とは
洗濯機の分解洗浄とは、ふだん見ることができない洗濯槽の裏側まで露出させて、すみずみまでキレイに洗うことです。
洗濯槽ウラの見えない場所には、市販の洗濯槽クリーナーでは落としきれない年代物の汚れがビッシリ!洗濯機の分解洗浄で、パーツ内にひそむ汚れを完全に除去しておきましょう。
洗濯機をスッキリ洗浄すると、次のようなうれしいメリットが得られますよ♪
- カビの発生や繁殖を防げる
- 柔軟剤の効果が高まる
はじめて洗濯槽の分解洗浄をすると、ゾッとするような汚れを目にすることになるでしょう。ですが洗濯機の分解掃除をすればキレイさっぱり。カビや悪臭を防ぎ、洗濯物の仕上がりもグレードアップしますよ。
洗濯槽の分解洗浄ができないケースもある
洗濯槽の分解洗浄といえば、通常は洗濯機から洗濯槽を取り出して洗浄することを指します。ですが、洗濯槽を取り出せない場合もあります。
縦型洗濯機は分解洗浄できる機種が多いものの、ドラム式洗濯機は分解洗浄できない機種がほとんどです。また縦型洗濯機であっても、洗濯槽底部にあるパルセーターの軸がカルキ成分などで固着してしまい、取り出せないケースがあります。
洗濯槽の分解や取り外しが不可能な場合は、洗濯槽以外の部分を分解して洗浄することになります。そのため洗濯槽を完全に取り外す方法を完全分解、洗濯槽を取り出さずに洗浄する方法を部分分解と呼ぶケースもあるんです。
もしプロに洗濯機の分解洗浄を依頼するのなら、どのような作業内容になるのかを確認しておきましょう。分解洗浄と記されていても、部分分解であるといったケースもあるからです。
洗濯機の分解洗浄方法
洗濯機の分解洗浄は、縦型の洗濯機なら自力でおこなうこともできます。ただし時間や労力がかかりますので、自信がない方はあらかじめプロに任せることをオススメします。
洗濯槽の分解洗浄で大変なのは、洗濯槽を外すことです。外せればあとは洗うだけなので、それほど難しくはないでしょう。自力での分解洗浄にチャレンジする場合は、メーカーの取扱説明書を参考に、構造を確認しながらおこなってくださいね。
ここでは、縦型洗濯機の分解洗浄の方法をご紹介します。
- ドライバー
- ゴム手袋
- 掃除用ブラシ
- 雑巾
ドライバーはプラスマイナス準備しておいてください。掃除用のブラシは、歯ブラシでもよいですが、100円ショップにあるような小さめの掃除ブラシのほうが掃除しやすいです。
洗濯槽の分解洗浄手順
- STEP1
-
洗濯機のフタを外す
- STEP2
-
パルセーターを外す
- STEP3
-
洗濯槽を外す
- STEP4
-
パーツを洗う
- STEP5
-
乾燥させて戻す
【手順1】洗濯機のフタを外す
洗濯機のフタを開けると、左右2か所で止められているのがわかります。留め具はプラスチックの部品が差し込まれているだけですので、素手で簡単に外せます。
まず左側のプラスチックパーツの膨らんでいる部分をつまんで、内側にスライドさせればOK。そのあと右側は、抜くだけです。
この外し方はPanasonic NA-F60B9の事例ですが、多くの縦型洗濯機はこのように簡単に外れます。内フタがあれば、それも外しておきましょう。
【手順2】パルセーターを外す
パルセーターとは、洗濯槽の底部分にある回転皿のことです。パルセーターの中心部分には、歯車のようなものがあり、ネジで固定されています。
ネジには保護ふたがついていることが多いので、フタ部分を外して、ネジが見えるようにしてください。ネジは、反時計回りに回すと外れてきます。
汚れが固着しているときには、ネジがびくともしないというケースがあります。ネジが固いときは、ネジにドライバーを挿したまま、洗濯槽を右に回してみると、外れやすくなるでしょう。
【手順3】洗濯槽を外す
パルセーターの下のナットを外します。いくつかあるのでなくさないよう注意してください。ナットは指で回せますが、電動工具があれば使うと楽に外せるでしょう。
ナットを外したら、洗濯槽を持ち上げて取り出します。洗濯槽は想定外に大きいので、浴室などへ置きましょう。
洗濯槽の上部も、外せるパーツがありますのでついでに外しておきます。
【手順4】パーツを洗う
取り出した洗濯槽は浴室に置き、温水シャワーを使って洗浄するのがオススメです。細かい部分の汚れは、お掃除用ブラシを使って汚れを落としましょう。
洗濯槽の汚れは、特別な洗剤を使わなくても、お湯を使ってこすれば落とせます。カビ菌も60℃ほどの高温でほぼ死滅してしまうんですよ。
プラスチックやゴム部についた黒カビ汚れが落ちないときには、部分的に漂白剤を使ってください。オキシクリーン®やワイドハイター®などの酸素系漂白剤でつけおきしておくと漂白できますよ。
急ぐときにはカビキラー®などの塩素系漂白剤を使うという手もあります。その場合、換気には十分気をつけてください。
【手順5】乾燥させて戻す
洗い終わったパーツは、水気をよくふき取り、乾燥させます。乾燥したら、元に戻して終了です。
*オキシクリーン®はチャーチ アンド ドワイト カンパニー インコーポレーテッドの登録商標です。
*ワイドハイター®は花王株式会社の登録商標です。
*カビキラー®はジョン総株式会社の登録商標です。
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分解洗浄をプロに任せたほうがいいのはこんなケース
洗濯機の分解洗浄をプロに任せたほうがよいのは次のような場合です。
- 洗濯槽が取り出せない(縦型洗濯機の場合)
- ドラム式洗濯機
洗濯槽の取り外しは、じつはプロでも苦労するところ。パルセーターの軸部分に蓄積したカルキ成分などが接着剤のようにこびりついて、びくともしないことがあります。
プロの場合、専用の工具や独自の技で取り外していきます。自力での分解洗浄に自信がないときには、ムリせずプロに任せるのがよいですね。
またドラム式洗濯機の場合は自力で分解できる箇所が少なく、自力でホコリ除去できる部分はほんのわずかです。自己判断でパーツを外していくと、戻せなくなったり故障につながったりしますので、洗濯槽の洗浄はプロに任せるのがオススメです。
ドラム式洗濯機の分解洗浄は、請け負ってもらえる業者が非常に少ないという現状があります。一方で、洗濯槽を外さない独自の方法で洗浄するという業者もありますので、作業内容に納得できる業者を探すことが重要となりますです。
「もちや」では、お住まいのエリアに対応できるハウスクリーニング業者の紹介をするサービスをおこなっています。
気に入った業者が見つかれば、そのまま予約もできますので便利にお使いいただけますよ。
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