トイレ掃除は、こすらない洗剤を使うと手間や時間をかけずにキレイにすることができます。
トイレ掃除用のこすらない洗剤は、スプレー、液体、錠剤などバリエーション豊富。
ただし、メリットやデメリットが異なるため特徴を知ったうえで使うことが大切です。
こすらない洗剤のおすすめ商品を紹介するとともに
トイレ掃除の負担を軽くするポイントにもふれていますので、効率よくトイレ掃除をおこなうためにも、ぜひご覧ください。
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トイレ便器のふち裏をこすらない!「スプレータイプ」「液体タイプ」
便器のふち裏にできたガンコな黒ずみ汚れなどは、トイレブラシなどでゴシゴシこすれば落とせることもありますが、大変な労力がかかります。
こすらないでトイレ掃除をしたい場合は、吸着性の高い「スプレータイプ」や強力な洗浄力をもつ「液体タイプ」の洗剤がおすすめです。
便器のふち裏にかけて数分放置すれば、こすらなくても黄ばみや黒ずみを落としてくれます。
ただし、洗剤には酸性のものとアルカリ性のものがあることを知っておきましょう。
効率よく汚れを落とすには、汚れと逆の性質をもつ洗剤を使うのがポイントなんです。
汚れにも同じように性質があり、酸性の黒カビをはじめ、アルカリ性の黄ばみや水垢など、トイレには性質の異なる汚れが混在しています。
このため、汚れと洗剤が同じ性質の場合は、汚れが落としにくいということを覚えておいてくださいね。
とくに液体タイプの洗剤で掃除をするときは、どんな汚れを落としたいかで洗剤を使い分けるといいでしょう。
そして、液体タイプでは酸性洗剤と塩素系洗剤剤を混ぜると、有毒なガスが発生することを知っておくべきです。
洗剤の容器に「まぜるな危険」の表示があるときは、とくに注意しなくてはいけません。
いっぽうのスプレータイプは、泡によって洗浄するものが多くあり、液ダレしにくく汚れに吸着・浸透しやすいのが特徴です。
中には、汚れが落ちると色が変わり見た目で効果が分かりやすいものもあります。
液体タイプと同じようにブラシでこすらなくても、いつものように流すだけで汚れを落とすことができます。
さらに除菌や防汚効果のあるものも多いので、日々のお手入れにもおすすめです。
次に、液体タイプとスプレータイプの洗剤をご紹介しますので、どれを選んだらいいか迷っているかたは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
スクラビングバブル 超強力トイレクリーナー 400g (ジョンソン株式会社)
粘度の高いジェルタイプなので液ダレが少なく、汚れに密着して分解します。
強力な洗浄力で軽い汚れならこすらずに流すだけなので、ブラシでのこすり洗いが不要です。
便器のふち裏に届きやすいノズル形状で、見えない部分の汚れもしっかり落としてくれます。
サンポール 1000ml (大日本除虫菊株式会社)
塩酸濃度9.5%の強力な酸の力で汚れを落とす酸性洗剤です。
とくに、尿石によるアルカリ性の黄ばみ汚れを落とすのに効果があります。
また先端のノズルが、便器のふち裏などのすき間に液体をかけやすい形状をしているのも特徴です。
酸性の洗剤なので、塩素系の洗剤と併用しないように注意しましょう。
ドメスト 500ml (ユニリーバ・ジャパン)
汚れに密着しやすい液体タイプの洗浄剤です。
除菌力99.99%で、イヤなニオイやヌメリの原因菌を除去してくれます。
また水で希釈することで、便器の外側や便座などの掃除もできるのも便利です。
塩素系の洗剤なので、酸性洗剤と併用しないように気をつけましょう。
ねらってバブルーン トイレノズル 200ml (アース製薬)
泡の力で汚れを落とすスプレータイプ式洗浄剤。汚れに数秒吹きかけて、約5分間放置後、水で洗い流すだけで便器のフチ裏や中の掃除が完了します。
延長ノズルが付属していて逆さにしても使えるので、便器のふち裏の汚れにも簡単に吹きかけられる便利なアイテムです。
ルックプラス 泡ピタ トイレ洗浄スプレー (ライオン)
スプレー後、約60秒でトイレのフチ裏汚れが落とせるのが特徴。レバーをゆっくりと引くことで、濃厚な泡を出すことができ、フチ裏に泡が密着する仕組みです。
また、レバーを早く引けば、緩めの泡に変わり、便器の中や便座、床などのお掃除にも使えます。ただし、便器の中はこする必要があるのでご注意を。
トイレのモコモコ泡スプレー 335ml (アイリスオーヤマ)
汚れを分解することはもちろん、除菌・抗菌・防汚効果のあるスプレータイプの洗浄剤です。
汚れが落ちると泡の色が青から白に変わるので、見た目にわかりやすいのが特徴になります。
1日1回スプレーしておけば、キレイな状態をキープできます。
トイレ底部分をこすらない!「錠剤タイプ」「粉末タイプ」
便器の底部分は、トイレブラシを使っても毛先が汚れまで届きにくいこともあります。
また便器の水たまりにある水面部分には黒ずみ汚れができやすく、放置しておく時間が長いほど繁殖が広がるだけでなく硬くなり落としにくくなってしまうんです。
ブラシが届かない底部分の奥や水面の黒ずみには、「錠剤タイプ」や「粉末タイプ」の洗剤を使うのがおすすめです。
出掛けるときや寝る前など、トイレを使わない間に便器に入れておくだけで、水たまり部分の黒ずみや黄ばみなどの汚れを落としてくれるので便利に使えますよ。
トイレ洗浄中 3錠入 (小林製薬)
ブラシでは届かない便器の水たまり部分の底や奥に使える錠剤タイプの洗浄剤です。
投入して長い時間放置するほど効果があるので、寝る前などに使うことをおすすめします。
何よりポンと投げ入れるだけでキレイになるので、簡単で便利です。
かんたん洗浄丸 20錠入 (小林製薬)
汚れだけでなく、ニオイやヌメリなどもすっきり落としてくれる錠剤タイプの洗浄剤です。
20錠のお徳用なら3週間近く毎日使えます。
ほかにもガンコな汚れを落とせる強力タイプもあります。
いれるだけバブルーン トイレボウル (アース製薬)
1回使い切りタイプの粉末洗浄剤です。
投入すると便器いっぱいに大量の泡が広がり、すき間の汚れも落としてくれます。
こすり洗いが不要で、便器や浄化槽を傷める心配もありません。
さぼったリング 40g×3包入 (小林製薬)
発泡作用で水たまり部分の黒ずみや黄ばみを強力に落とす粉末タイプの洗浄剤です。
こすり洗いが不要で、洗浄した後は水を流すだけなので簡単です。
洗浄成分は塩素系になるので、酸性洗剤と併用しないように気をつけましょう。
トイレをこすらずキレイ長持ち「置き型タイプ」「スタンプタイプ」
普段目にすることはありませんが、トイレタンクの中はカビが発生しやすい場所のひとつです。
タンク内でカビが発生すると、水が流れ込む便器内でも繁殖しやすくなるんです。
トイレがタンク式の場合は、「置き型タイプ」の洗剤を手洗い部分に置くだけでタンクや便器内の洗浄ができます。
置くだけでトイレタンクの中に洗剤が溶け込むので、タンクを開けて掃除する手間がかかりません。
いつものように流すだけで、便器に汚れが付着するのを防止する効果も得られるんです。
洗剤の効果は種類や使用頻度にもよりますが、効果は1ヶ月前後続くのでトイレ掃除する時間がないというかたにおすすめですよ。
またトイレがタンク式でない場合は、便器内にゲル状の洗浄剤を貼り付けるスタンプタイプがいいでしょう。
スタンプを押すような感覚で、使い方が簡単なのも特徴です。
流すたびに便器全体に洗浄剤の成分が行き渡り、メーカーにもよりますが1回のスタンプで1~2週間ほど効果が持続します。
ただしスタンプタイプの洗浄剤は、ガンコな汚れを落とすというよりは、キレイな状態を長持ちさせたいという人におすすめです。
液体ブルーレットおくだけ除菌EX (小林製薬)
トイレの手洗い部分に置くだけなので、手間をかけなくてもタンクや便器内の掃除ができます。
黒ずみの発生原因になる菌の繁殖をおさえ、防汚成分が便器をコーティングしてくれます。
つけ替え用があり、香りも数種類から選ぶことができるのも特徴です。
トイレマジックリン 流すだけで勝手にキレイ (花王)
手洗い部分におくだけで、水を流すたびに洗浄と防汚コーティングしてくれます。
使用頻度にもよりますが、1ヶ月ほど使用でき清潔な状態を長持ちさせることができます。
微香性ですが、流れる水は無色です。
スクラビングバブル トイレスタンプクリーナー (ジョンソン株式会社)
便器内に貼り付けるだけで洗浄と防汚ができるゲル状の洗浄剤です。
1回のスタンプで2週間前後効果が持続し、1つあれば6回分使用することができます。
また、消臭成分を配合したものや香りのついたシリーズもあります。
ブルーレット かんたんスタンピー 除菌効果プラス (小林製薬)
簡単で手間のかからないスタンプタイプの洗浄剤です。
便器の水ぎわに汚れがつくのを防ぎ、黒ずみが発生する原因菌の繁殖をおさえてくれます。
1回のスタンプで約2週間効果が持続し、2本入りなので1ヶ月近く使用することができます。
こすらない洗剤で掃除できるのはタンクや便器の中まで
トイレ掃除に使うこすらない洗剤は、おもにタンクや便器内を洗浄するものが多く、便座や便器の外側などほかの場所を掃除することに向いていません。
たとえ便器内の掃除にブラシを使うことはなくなったとしても、便器の外側や壁・床などは拭き取り掃除が必要になります。
このため、こすらない洗剤だけでトイレ掃除を完結させることはむずかしいといえます。
また液体洗剤には、水で薄めることで便器の外側や壁などを掃除できるものもありますが、洗剤には相性のよくない素材があることも知っておきましょう。
洗剤によっては、金属や白木などを変色や変質させてしまう場合があるんです。
素材を劣化させないためにも、トイレ掃除の洗剤は使用上の注意をよく読んでから使うようにしましょう。
こすらない洗剤でトイレ掃除をするポイント
トイレ掃除は労力がかかるため、少しでも負担を減らしたいものですよね。
もし、できるだけトイレを掃除する頻度を少なくしたいということであれば、トイレを清潔な状態に保っておくことがポイントです。
軽い汚れであれば、こすらない洗剤で簡単に便器をキレイにすることができます。
しかしトイレ掃除を長期間しなかった場合は黄ばみや黒ずみが固まり、こすらないタイプの洗剤を使っても汚れが落ちにくいこともあります。
このため、日々の手入れはこすらない洗剤を使って、週や月に一度など回数を決めて定期的にブラシを使った掃除もすることがおすすめです。
仕事や家事などで忙しく、こまめに掃除できない場合は、強力洗剤のほか錠剤や置き型などの洗剤を上手に使い分けて清潔なトイレにしておきましょう。
まとめ
トイレ掃除に使うこすらない洗剤には、強力な液体洗剤をはじめ、スプレー式や置き型タイプなどさまざまな種類があります。
トイレには、異なる性質の汚れが混在しているため、適した洗剤を使うことが大切です。
しかし長く放置してしまったガンコな汚れは、こすらない洗剤では落とせないこともあります。
このため、定期的にトイレブラシで汚れを落とし、キレイな状態を保つためにこすらない洗剤を使うことをおすすめします。
トイレを気持ちよく使うためにも、洗剤を上手に使い分けて清潔な状態を保つようにしておきましょう。