クエン酸を料理などに使うときには、「食用のクエン酸」を選びましょう。
市販のクエン酸は、食用に使ってよいものとそうでないものがあります。
食用と掃除用をひとつにまとめたいときには、食用クエン酸の大容量入りを購入してマルチ活用するのがおすすめです。
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クエン酸の食用と掃除用の違い
クエン酸の中でも「食用」や「食品添加物」として販売されているものは、食品衛生法の基準を満たしています。
ですから、料理に使ったり、ドリンクに入れて飲んだりすることが可能です。
それに対して、「掃除用」などとして販売されているものは、口に入れた場合の安全性が保証されていません。
食用として購入する場合には「食用」として販売されているクエン酸を選びましょう。
また、そのほかに「医薬品」として販売されているクエン酸もあります。
医薬品として販売されているクエン酸は、薬事法の基準を満たしているので、口に入れても大丈夫です。
「医薬品」として販売されているクエン酸は食用として使っても問題ありません。
ただし、医薬品としてのクエン酸は、比較的高額です。
クエン酸を摂取する効果
クエン酸を摂取するとどんな効果があるかについては、未知数の部分が多いです。
とくに、疲労回復効果や美容効果については、専門家の間でも意見が分かれるところです。
ただ、クエン酸にミネラルの吸収を高める効果があることは明らかになっています。
水に溶けにくいカルシウムや鉄、マグネシウムなどは、クエン酸にくっつくことで水溶性となり、体に吸収されやすくなるのです。
そのほか、体内にクエン酸を取り込むことで唾液や胃液の分泌を促進し、食欲を増進させる効果があります。
クエン酸が不足すると
クエン酸は、エネルギーを生み出すクエン酸回路の構成物質です。
クエン酸回路には、食べ物の栄養素をエネルギーに変えるはたらきがあります。
激しい運動や疲労、不摂生などでクエン酸が不足すると、体内でエネルギーを生み出すことができなくなります。
生命や健康を維持していくために、クエン酸はなくてはならないものです。
クエン酸は食品から摂取することができますが、クエン酸不足が感じられるときには、サプリで補うことも可能です。
クエン酸のサプリについては、こちらの記事でくわしく解説・おすすめ商品を紹介しています。
クエン酸取りすぎによる副作用はあるの?
クエン酸は、体内に蓄積させることができません。
余剰分は、時間の経過とともに排泄物として体外に排出されてしまいます。
ですから、基本的に、取りすぎによる心配はしなくても大丈夫です。
ただし、胃に炎症があるときなど、気をつけなければいけないケースもあります。
クエン酸を取りすぎたらどうなるのかについては、こちらの記事でくわしく解説しています。
食用クエン酸の使い方
粉末状で販売されている食用クエン酸は、幅広い料理に使えることで知られていますね。
そのほかに、食品の保存や下ごしらえにも使えるんですよ!
また、あまったクエン酸は、掃除用として活用しましょう。
ドリンク
クエン酸は、ドリンクとして飲むのが手軽な摂取方法です。
水にクエン酸を混ぜるだけで、さっぱりと飲みやすくなります。
水250mlにクエン酸2.5gくらいを混ぜて飲んでみましょう。
お好みのジュースや炭酸水にクエン酸を入れて飲むのも手軽でおすすめです。
クエン酸を投入する量はお好みで調整してください。
クエン酸ドリンクの効果やおすすめレシピはこちらの記事でくわしく紹介しています。
食品の加工や保存
クエン酸は、酸味料として食品加工や保存に使用することができます。
クエン酸は、食品のPH値を適切に調整するはたらきがあります。
そのはたらきにより、微生物の増殖を抑えたり、食品の保存性を高めたりすることができるのです。
梅干しの色付けでは、少量のクエン酸を混ぜるだけで鮮やかな色に染まります。
また、味噌づくりや漬物づくりなどでは、塩の量に対して3%の量のクエン酸を加えれば保存性が高まります。
料理の下ごしらえ
クエン酸は、料理の下ごしらえにも活用できます。
根菜類の黒ずみを取る
レンコン・ゴボウなどは、水1Lにクエン酸3g程度を溶かしたクエン酸水につけておくと、黒ずみを防ぐことができます。
臭みを取る
キャベツをゆでるときに、少量のクエン酸を加えておくと、クセのある臭みを消すことができます。
辛みを抑える
大根おろしに、少量のクエン酸を混ぜると、辛みが和らぎ、食べやすくなります。
あまったら掃除に活用!
クエン酸は、水垢汚れや石けんカス、尿汚れなどのアルカリ性の汚れを落とすに適しています。
キッチンやトイレなどの水回りの掃除で使えば、ガサガサした白い汚れや、尿石による黄ばみ汚れなどを落とすことができますよ。
クエン酸を水に溶かし、スプレーボトルに入れて使うと便利です。
ただし、大理石や金属などの素材に使用すると変色や変質のおそれがあるので注意してください。
また、塩素系漂白剤と混ぜると有害なガスが発生しますので、併用するのは避けましょう。
クエン酸(食用)おすすめ商品
クエン酸(食用)のおすすめ商品を紹介します。
クエン酸の無水とは、水分子が含まれていない状態のクエン酸のことです。結晶タイプと比べると、やや少ない量でも同じ効果が得られるのでコスパがよいです。
ジュースやジャム、ドレッシングやソースづくりなどの食用や、クエン酸補給目的のサプリメントとしてのご使用にもおすすめです。
まとめ
クエン酸を食用で使うときには、「食用」または「食品添加物」などとして販売されているものを購入しましょう。
掃除用のクエン酸は、食べ物として使用したときの安全が保証されていません。
クエン酸は、健康を維持するために欠かせないものです。
ですが、体内に蓄積させておくことができないので、こまめに摂取することが必要です。
料理やドリンクなどで積極的に取り入れてくださいね。