さまざまな汚れを落とすことができるオキシクリーン®。
もちろん洗濯機の掃除にも使えますし、壊れることはないです。
そんなオキシクリーン®ですが、ドラム式洗濯機の掃除には向いていません。
オキシクリーン®をドラム式洗濯機に使ったとしても、十分な洗浄効果が得られないんです。
ここでは、オキシクリーン®をドラム式洗濯機に使えない理由や、ドラム式洗濯機の洗濯槽の正しい掃除方法をご紹介します。
また、洗濯機には洗濯槽以外に「ここも洗っておきたい!」という場所がありますので、解説します。
この記事を参考に掃除をして、ドラム式洗濯機の洗濯槽をピカピカにしましょう!
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オキシクリーン®はドラム式洗濯機の掃除に不向き
オキシクリーン®をドラム式洗濯機の掃除に使っても、十分な洗浄効果を期待することができません。
それには、おもに3つの理由があります。
ここでは、その3つの理由について、見ていきましょう。
【理由1】洗濯槽全体にオキシクリーン®が行きわたらない
ドラム式洗濯機は、洗濯槽が斜めになっています。
オキシクリーン®は、洗濯槽をつけ置き洗いすることで、汚れを浮かし洗浄します。
斜めの洗濯槽では、オキシクリーン®を入れてもつけ置きできず、洗濯槽全体にオキシクリーン®の成分がいきわたりません。
そのため、洗浄できない部分が出てきてしまうんです。
【理由2】泡が排水されてしまう
オキシクリーン®などの酸素系のクリーナーは、お湯に溶かしたときに泡が発生します。
その泡が、洗濯槽のカビや汚れを落としてくれるという仕組みです。
しかしドラム式洗濯機は、泡が発生すると排出されてしまう仕組みになっています。
そのため、泡の効果が十分に発揮できないんです。
さらに、大量に泡が発生すると洗濯機の排水管に泡が充満し、逆流してしまうことも。
すると、洗濯機が故障してしまうおそれもあるんです!
【理由3】洗濯槽から剥がれたカビを除去できない
オキシクリーン®で洗濯槽を掃除するときには、途中で洗濯機のフタを開け、浮いたカビや汚れを取り除かなければいけません。
しかし、ドラム式洗濯機の場合、洗濯の途中でフタを開けることができません。
そのため、剥がれたカビは、水と一緒に排水されることになります。
すると、排水フィルターや排水管がつまってしまうおそれがあるんです。
こうした理由から、オキシクリーン®で洗濯槽掃除はドラム式の場合はおすすめできません。
オキシクリーン®を使うと洗濯機が壊れることもある?
オキシクリーン®で洗濯機を洗浄したからといって、壊れる可能性はほぼないといっていいでしょう。公式サイトでも、オキシクリーン®を使った洗濯機の掃除方法を紹介しています。
しかし、ドラム式洗濯機の掃除にオキシクリーン®を使った場合、いつまでたっても槽洗浄が終わらなかったり、エラーメッセージが出て止まってしまったりすることがあります。
ドラム式洗濯機は、センサーで泡を感知して排水と給水を繰り返すしくみです。そのためオキシクリーン®で大量の泡が出ると、次のようなトラブルが発生します。
- ドアの隙間から泡が漏れる
- 糸くずフィルターに泡が詰まる
- すすぎ洗いが止まらない
そのためドラム式洗濯機の洗浄には、よく泡立つオキシクリーン®が不向きだといわれていますね。
参考:株式会社グラフィコ
オキシクリーン®で縦型洗濯機の洗濯槽掃除をすると壊れる?
縦型洗濯機の場合、オキシクリーン®で洗濯槽掃除をするのは効果があります。洗濯槽が縦型であり、たくさんの水を溜めておくことができるため、洗濯槽をオキシ漬け®できるからです。
ただし方法をまちがえるとトラブルが起きることもあります。たとえば溶け残ったオキシクリーン®の成分が洗濯機内のパーツに当たり、破損したり摩耗したりして故障の原因となることがあります。
ならばオキシクリーン®の量を少なくすればよいかというと、汚れが落としきれず、掃除が中途半端に終わってしまうので、それもよくありません。
オキシクリーン®で洗濯槽掃除をする場合、適切な量や手順でおこなってくださいね。
オキシクリーン®を使った縦型洗濯機の洗濯槽掃除のコツはこちらの記事でもくわしく解説していますので参考にしてください。
ドラム式の洗濯槽の正しい掃除方法
ドラム式洗濯機の掃除には、ドラム式洗濯機専用の塩素系クリーナーを使うのがおすすめ。
先ほどご紹介したように、酸素系のクリーナーを使っても十分な効果が得られないんです。
ここでは、塩素系のクリーナーを使ったドラム式洗濯機の洗濯槽の洗い方についてご紹介します。
とっても簡単なので、洗濯槽の汚れやカビを取り除くためにも、ぜひ試してみてくださいね。
準備するもの
- 塩素系クリーナー
手順
- 洗濯機に洗濯物が入っていないことを確認したら、洗濯機の電源を入れる
- パッケージに書かれている分量どおりに塩素系クリーナーを入れる
- ドラム式洗濯機を回す
ドラム式洗濯機を回す際は、槽洗浄モードがある場合はそれを選びましょう。
洗浄モードがないときには、標準モードを選んで、洗い・すすぎ・脱水をおこなえばOKですよ!
塩素系漂白剤「キッチンハイター」を使ったドラム式洗濯機の掃除方法については下記のコラムで紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ドラム式洗濯機は洗濯槽以外の掃除も忘れずに!
ドラム式洗濯機は、洗濯槽以外の場所も掃除しておくことで、清潔に保つことができます。
ここでは、ドラム式洗濯機の掃除場所と、掃除方法についてご紹介します。
乾燥フィルターの掃除方法
ドラム式洗濯機の乾燥フィルターには、衣類を乾燥する際に衣類から出たホコリやゴミが付着していきます。
もし乾燥フィルターの掃除をしないと、糸くずやゴミがつまって、うまく乾燥することができなくなってしまうんです。
また、故障を引き起こす危険もあるといわれているんですよ。
そのため、乾燥フィルターのお手入れも忘れずにおこないましょう。
乾燥フィルターの掃除方法は、以下のとおりです。
準備するもの
- 歯ブラシ(汚れがひどい場合)
- 湿らせたタオル
手順
- ドラム式洗濯機から乾燥フィルターを取り外す
- フィルターに付着しているゴミを取り除く
- 汚れがひどい場合はフィルターをぬるま湯につけ、歯ブラシで汚れをこすり落とす
- 乾燥フィルターを絞ったタオルで拭く
- 乾燥フィルターを乾燥させる
- 乾燥フィルターを取り付ける
ドラム式洗濯機の乾燥フィルターを外すと、本体の奥にもうひとつ乾燥フィルターがついていることがあります。
その場合も、上でご紹介した手順と同じようにお掃除しましょう。
排水フィルターの掃除方法
排水フィルターとは、洗濯機の下の部分についているフィルターのことで、衣類から出たゴミやほこりをキャッチする役割を果たしています。
排水フィルターにたまったゴミやホコリをそのままにしておくと、つまって排水ができなくなってしまうおそれがあるので、しっかりと取り除いておきましょう。
必要なもの
- 歯ブラシ(汚れがひどい場合)
手順
- 排水フィルターを取り外す
- 排水フィルターにたまったゴミを取り除く
- 汚れがひどい場合は、ぬるま湯につけ、歯ブラシでこすり洗いをする
- 排水フィルターを取り付ける
よりくわしい方法は下記のコラムで紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ゴムパッキンの掃除方法
ゴムパッキンは、ドラム式洗濯機のドアの部分に取り付けられています。
ゴムパッキンを掃除しないまま放置しておくと、ホコリやカビが蓄積してしまうおそれがあるので、しっかりと掃除しましょう。
ゴムパッキンの掃除方法は、以下のとおりです。
準備するもの
- 雑巾
- 中性洗剤(汚れがひどい場合)
手順
- 濡らした雑巾でゴムパッキンの汚れを取り除く
- 汚れがひどい場合は、中性洗剤をつけた雑巾で汚れを取り除く
- パッキンを引っ張って、パッキンと洗濯機の隙間の汚れを取り除く
ドラム式洗濯機は定期的にお掃除しよう
ドラム式洗濯機の掃除の頻度が低いと、皮脂汚れやゴミ、石けんカスなどの汚れが洗濯槽に残り、雑菌が繁殖してしまいます。
その結果、洗濯槽が臭う原因にもなるんです。
洗濯機は、適切な頻度で掃除しましょう。
目安は、洗濯槽は1~2か月に1回程度、パッキンの掃除は洗濯槽の掃除とあわせておこなうのがおすすめです。
また、乾燥フィルターや排水フィルターは2週間に1回の掃除がおすすめですよ。
まとめ
オキシクリーン®で、洗濯機が壊れることはありませんが、ドラム式洗濯機の掃除には不向きです。
ドラム式洗濯機の洗濯槽の掃除は、塩素系クリーナーを使うのがおすすめ。
また洗濯槽以外にも、乾燥フィルター・排水フィルター・ゴムパッキンの掃除も忘れずにおこないましょう!
洗濯機の汚れを取り除いて、清潔な状態を保ちましょうね。
ただどんなに掃除をしても、手が届かない・目に見えない場所にはカビやホコリが溜まってしまいます。
年に1度はプロの洗濯機クリーニングで、丸ごと洗浄してみるのもいいですね。
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*オキシクリーン®、オキシ漬け®はチャーチ・アンド・ドゥワイト・カンパニー・インコーポレイテッドの登録商標です。