重曹はカーペット掃除にも便利!黒ずみ・シミ・臭いを取る方法を解説

重曹はカーペット掃除にも便利!黒ずみ・シミ・臭いを取る方法を解説/ハウスクリーニング

カーペットの黒ずみや、ガンコ汚れ、イヤな臭い……。

お手入れが大変なカーペットは、こうした汚れや臭いを取るのがとくに大変ですよね。

そんなときに活用していただきたいのが、重曹です。

重曹には、酸性の汚れを落とす効果や、消臭効果があるんです。

この記事では、重曹がカーペット掃除におすすめな理由や、その方法についてご紹介していきます。

この記事でご紹介する方法を試して、カーペットをキレイにしましょう!

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目次

カーペットのガンコな汚れや臭いには重曹がおすすめ!

カーペット汚れの原因で多いのが、皮脂汚れや食べこぼしなどの油汚れ。

このような皮脂汚れや油汚れは酸性の性質をもつため、弱アルカリ性の重曹を使って中和することができるんです。

また、重曹には汗や嘔吐物、ペットの粗相などのカーペットに染みついた臭いを消す”消臭効果”も期待できますよ。

そのため、重曹は「カーペットに染みついた汚れや臭いが全然取れない……」という方に、ぜひ使っていただきたいアイテムなんです!

重曹なら天然由来の安心感も!

「ペットや子どもがいるから、安全なものを使ってカーペットの汚れや臭いを取りたい」

天然由来である重曹は、こうした安全性が気になる方にもおすすめです。

重曹の粉末

重曹は、純度によって「掃除用」「食用」「薬用」の3つのグレードがありますが、純度が高い食用や薬用であれば、多少口に入っても問題ないともいわれていますよ!

素材によっては避けたほうがよいことも……

カーペットの汚れや臭い消しにおすすめな重曹ですが、ウール素材のカーペットに使用するのは避けたほうがよいでしょう。

ウールのカーペットアップ写真

ウール素材に重曹を使ってしまうと、カーペットがゴワゴワになってしまうおそれがあるんです。

ウール素材のカーペットをお使いの方は、粘着クリーナーで汚れを取り除いてから、踏み洗いをするのがおすすめです。

カーペットの踏み洗いの方法を、以下にまとめました。

準備するもの

  • 中性洗剤
  • お湯

手順

  1. 浴槽にカーペットを入れる
  2. カーペットが浸るまで、浴槽にお湯(40度前後)をためる
  3. 説明書きの量にしたがって、洗剤をお湯に入れて溶かして2時間放置する
  4. 浴槽の中で踏み洗いをする
  5. 浴槽の中のお湯を抜く
  6. 再びお湯をためてカーペットを足で踏む(3回程度繰り返して洗剤を流す)
  7. お湯を抜いた浴槽の中でカーペットを足で踏んで、水切りをする
  8. ある程度水を切ったら干す

ウール素材のカーペットをお使いの方は、ぜひ試してみてくださいね!

重曹でカーペットの汚れや臭いを取る方法

重曹の効果をしっかりと発揮するには、カーペットの汚れや臭いによって、重曹の使い方を変えることが大切です。

そこでここでは、重曹を使った掃除方法を「黒ずみやくすみの除去」「シミ抜き」「消臭」の方法に分けて見ていきましょう。

【黒ずみやくすみの除去】重曹スプレーを使おう

黒ずみやくすみの除去には、重曹を水に溶かして作った”重曹スプレー”を使うのがおすすめです。

重曹スプレーの作り方や、黒ずみやくすみの除去方法を、以下にまとめました。

準備するもの

  • 重曹(2g程度)
  • 40度程度のお湯(1カップ)
  • 空のスプレーボトル
  • 雑巾

手順

  1. スプレーボトルにお湯と重曹を入れる
  2. スプレーボトルを振り混ぜ、重曹をお湯に溶かす
  3. カーペットに重曹スプレーを吹きかける
  4. 重曹スプレーを吹きかけた場所を雑巾で拭き取る

【シミ抜き】酸素系漂白剤と併用しよう

なかなか落ちないシミを取るには、重曹を酸素系漂白剤と併用するのがおすすめです。

その方法については、以下のとおりです。

準備するもの

  • 酸素系漂白剤(20ml)
  • 重曹(15g)
  • 雑巾(2枚)

手順

重曹ペースト
重曹ペースト
  1. 水で濡らして絞った雑巾を電子レンジで温める(火傷しないほどの熱さまで)
  2. 重曹と酸素系漂白剤を混ぜ、ペースト状にする
  3. 2をシミが気になる部分に塗って少し放置する
  4. 重曹をかけた部分に水を垂らして、その上から温めた雑巾で拭き取る
  5. 3~4をシミが取れるまでおこなう
  6. シミが取れたら、固く絞った雑巾で重曹と酸素系漂白剤を拭き取る

【消臭】粉のまま振りかけよう

臭いを取るには、重曹を粉のまま振りかけるのがよいでしょう。

その具体的な方法は、以下のとおりです。

準備するもの

  • 重曹(適量)
  • 掃除機
  • 雑巾(2枚)

手順

  1. 重曹を臭いが気になる場所に振りかける
  2. 3時間程度放置する
  3. 重曹を掃除機で吸い取る
  4. 重曹を吸い取った場所を水拭きする
  5. 重曹を吸い取った場所を乾拭きする

なお、重曹を振りかけるときには、嘔吐物やペットの粗相など、臭いの原因となるものをあらかじめ処理しておきましょう。

また、重曹を掃除機で吸い取った後に放置すると、重曹が固まってしまうおそれがあります。

重曹を吸い取った後は、すぐに掃除機の内部の重曹を処理するようにしましょう。

カーペットの日ごろのお手入れにも重曹が使える!

掃除前のカーペット

洗濯しにくくて、お手入れが難しいカーペット。

なかなかお手入れができていないという方も多いのではないでしょうか。

そんなカーペットの定期的なお手入れには、先ほどの章でご紹介した”重曹スプレー”を使うのが効果的。

重曹スプレーをカーペットに吹きかけて雑巾で拭き取ることで、カーペットの酸性汚れを中和することができます。

また、重曹の消臭効果によって、臭いを抑えることもできますよ!

目安として、だいたい月に1回程度重曹スプレーでお手入れするのがよいでしょう。

まとめ

重曹を使えば、カーペットの皮脂汚れや油汚れを除去する効果や、汗、嘔吐物、ペットの粗相などから出る臭いも抑える効果が期待できます。

重曹でカーペットを掃除するには、汚れや臭いに合った使い方をすることが大切です。

黒ずみやくすみの除去には重曹スプレーを、シミ抜きには酸素系漂白剤と、消臭には粉のまま振りかけるとよいでしょう。

お手入れが難しいカーペットですが、重曹を使って清潔に保ちましょう!

ライター

もちやぷらす編集部のアバター もちやぷらす編集部 もちやぷらす編集部

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