すぐできる!クローゼットのカビ取り手順&簡単なカビ予防対策10選/ハウスクリーニング

すぐできる!クローゼットのカビ取り手順&簡単なカビ予防対策10選

クローゼットにカビ発見…!

そんなときにはすぐに対処しなければいけません。
放置すればあっという間に部屋の方までカビが繁殖していくおそれがあります。そして

「カビは根こそぎキレイに掃除しておく」

ことが重要です。
カビ菌が残っているかぎり、またカビが繁殖してしまうからです。

ここではクローゼットのカビを徹底除去する手順オススメカビ対策10選をご紹介しています。
この記事を読めば、クローゼットのカビを除去する方法や、効果的な予防法がスッキリわかるようになりますよ♪

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目次

クローゼットにカビが発生する原因

クローゼットのイメージ

カビ菌は、空気中のどこにでも浮遊しているものですので、家の中のどこにでもカビが発生することはあります。
とりわけクローゼットはカビの生育にちょうどよい条件がそろいやすい場所となっているので注意が必要なんです。

カビが繁殖しやすいのは次のような条件がそろった場所です。

  • 湿気が多い(70%以上)
  • ホコリがある(栄養分となる)
  • 温かい(20~30℃※季節による)

空気があまり動かず、快適な湿度や温度が一定期間続くと、カビの胞子が着床し、成長していきます。
またカビはホコリやゴミなどどんなものでも栄養源としますので、クローゼットの中は絶好のカビ繁殖場所といえるでしょう。

カビを放置するリスク

カビは放置すると広範囲に広がっていきますので、すぐに対処が必要です。
また近年カビが人の健康に大きな悪影響があることがわかってきていますので、徹底除去しておかなければいけません。

近年カビはシックハウス症候群の原因となることがわかってきています。
空気中に浮遊するカビ菌を大量に吸い込んでしまうと「夏型過剰性肺臓炎」というアレルギー性の肺炎を発症することがあるんです。

参考:TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

そのほかカビは

  • ガン
  • アルツハイマー

などの重大な病気の原因となるともいわれています。

参考:介護のほんね
日本アトピー協会

クローゼットのカビ取り手順

スプレーでバイキンをやっつける様子

クローゼットの中にカビが発生しているときには、適切な方法ですぐにカビ取りをしていきましょう。
カビの除菌にはアルコール、黒カビの漂白にはオキシクリーン®を使用するのがおススメです。

クローゼットのカビ取りに必要なもの

  • アルコール除菌スプレー
  • 酸素系漂白剤(オキシクリーン®など)
  • バケツ
  • 雑巾
  • キッチンペーパー
  • ゴム手袋
  • ゴーグル
  • マスク

カビ菌は、目に見えないところにも発生していることがあり、掃除中にカビの胞子が飛散することもあります。
カビ菌が体内に入らないよう、手袋やマスク・ゴーグルを着用して作業するのがおススメです。

ステップ1:クローゼットの荷物を全部出してカビをチェック

まずはクローゼットの中身を全部出して、カビ発生場所を確認します。
たまたま発見したカビのある場所が発生源とはかぎりません。

荷物が空っぽになった状態で天井や床を点検してみると、思わぬところにカビが大発生していることもあるのです。
クローゼットの奥の、風通しが悪くて目が行き届かない場所はカビが発生しやすくなっています。

ステップ2:クローゼット内のカビを除去

続いてクローゼット内のカビを除去していきます。

手順は次のとおりです。

クローゼットのカビを除去する手順

  1. カビの場所を確認する
  2. 黒カビにアルコール除菌スプレーを噴射する
  3. 30分~1時間ほど放置する
  4. キッチンペーパーやクロスでふき取る
  5. しっかり乾燥させておく

アルコール除菌スプレーで落とせない黒カビ汚れはオキシクリーン®で漂白していきます。
オキシクリーン®を使えば、黒カビ汚れとともに、黄ばみ汚れなども落とせるので便利ですよ。

オキシクリーン®でクロス壁の黒カビを漂白する手順

  1. バケツにオキシ液をつくる(お湯1Lに対して30g程度のオキシクリーン®
  2. オキシ液に雑巾またはキッチンペーパーを浸して絞る
  3. 上記の雑巾やキッチンペーパーをカビに貼り付ける
  4. 10~30分程度放置する
  5. 雑巾などでカビをこすり落とす
  6. 水拭きをする
  7. 乾拭きをして乾燥させる

ステップ3:衣類のカビを漂白

カビ菌は、アルコールスプレーをかければすぐに死滅します。
アルコールスプレーは衣類に吹きかけても変色することがないので、大いに活用していきましょう。

黒カビはついていないけれど、カビ臭いという衣類は、アルコールスプレーをかけたあと、通常の洗濯洗剤にワイドハイターやオキシクリーン®などの酸素系漂白剤を加えて通常洗濯をしましょう。

黒カビがポツポツとついてしまった衣類は次の手順で漂白していきます。

準備するもの

  • 綿棒
  • 洗面器
  • オキシクリーン®
  • ゴム手袋

衣類の黒カビを漂白する手順

  1. 濡らした綿棒を使って黒カビに酸素系漂白剤を塗り込む
  2. 洗面器にお湯とオキシクリーン®を入れてオキシ液をつくる
  3. オキシ液に衣類をつけおきする(30~2時間程度)
  4. カビ部分を手でもみ洗いする
  5. 洗濯機ですすぎ洗いをする
  6. しっかり乾燥させる

酸素系漂白剤のつけおき時間は、商品のパッケージにある表示にしたがいましょう。
長時間つけおきすると繊維が傷むことがありますので気をつけてください。

カビ菌はクローゼットの中に浮遊していて、キレイに見える洋服にも付着していることがあります。目視して見つけられないこともありますので、クローゼット内の荷物にはアルコール除菌スプレーを全体的に吹きかけておくと安心ですね。

クローゼットのカビにキッチンハイターは使える?

クローゼットの壁についた黒カビ汚れが落とせないときには、キッチンハイターを使うという手もあります。
キッチンハイターなどの塩素系漂白剤は、素材の色が脱色して白くなりますので、白いクロス壁の場合は使ってみてもよいでしょう。

キッチンハイターは「泡タイプ」を選ぶのがおススメです。キッチンハイターには液体タイプもありますが、液体タイプは薄めてつけおき漂白するのが基本的な使い方となりますので壁には使いづらいですね。

キッチンハイターの泡タイプなら、泡を噴射して汚れに吸着させられます。キッチン泡ハイターを汚れに直接噴射して数分放置し、すぐにふき取りましょう。

塩素系漂白剤を使用するときには汚れ以外の場所に洗剤がつかないよう、十分注意する必要があります。素肌に触れないよう、手袋を着用して作業してくださいね。

クローゼットのカビ予防対策10選

デニムシャツをクローゼットから出す様子

クローゼットのカビを無事キレイに除去したら、次は二度とカビが発生しないよう対策しておきましょう。

換気をする

クローゼットの扉を開け、定期的に換気をしておきましょう。
カビ菌は、ほんの少し風でも飛んでいき、着床できなくなります。
できれば1日1回は風を通すとよいですね。

衣類を乾燥させる

洗った洋服はしっかり乾燥させてからしまいましょう。
洋服に含まれる湿気でクローゼット内の湿度が上がるからです。
湿ったものを収納しないよう気をつけてください。

除湿剤を置く

除湿剤を使うなら、吊り下げタイプより下の方に置くタイプがおススメです。
湿気はクローゼットの下部にたまりやすいので、置き型のほうが効果はあります。

市販の除湿剤もよいですが、重曹でつくる除湿剤も効果がありますよ。
除湿とともに消臭もできますので、おうちに余っているものがあれば活用してみましょう。

結露はふき取る

クローゼット内は、意外と結露が発生しやすい場所です。
梅雨の時期や冬の暖房時には、クローゼットの壁に注意しましょう。
結露ができたらすぐにふき取っておきましょう。

クリーニングのビニール袋は外す

衣類にビニール袋がかかっていると、湿気がたまりやすくなります。
湿気がたまるとカビが発生しやすくなりますので、クリーニングの袋は外しておくのがおススメです。

詰めすぎない

クローゼットには、衣類などを詰め込みすぎないように気をつけましょう。
詰め込みすぎると通気性が悪くなり、湿気がこもりやすくなるからです。
スキマを開けて収納することを心がけるとよいですね。

すのこを使う

すのこを利用して、床に荷物を直接置かないようにするのも効果があります。
そのほかクローゼット内の壁にすのこを立てて置くのもオススメです。壁との間にすきまができるようにしておきましょう。

一度着た服を入れない

一度着た洋服は、そのまま収納しないように気をつけましょう。
一度でも着用した衣類には、皮脂汚れや汗などの水分が含まれており、カビ発生の原因となります。

素材によって収納場所を変える

湿気や虫に弱いシルクやウール、カシミヤなどのデリケートな素材はクローゼットの上の方に収納するのがおススメです。
シーズンオフの衣類をしまうときには、湿気のたまりやすい下部へ置かないよう気をつけましょう。

バッグの収納にも注意

クローゼットにバッグを収納するというケースもあることでしょう。
革製のバッグは、湿気をため込んでカビが生えることがありますので、次のような対策がおススメです。

  • バッグの中に乾燥材(シリカゲル)を入れる
  • 不織布で包む

100均などで購入できるシリカゲルを入れておくと湿気を吸い取ってくれますのでおススメですよ。
またバッグを購入したときについてくる不織布は、通気性がよいのでカバンを保護するのに役立ちますよ。

自力対処がムリならハウスクリーニングのプロに任せよう

ハウスクリーニング業者のイラスト

クローゼットは、何も対策をせずにいるとカビが発生しやすい場所です。
上記のような対策でカビ発生を防いでいきましょう。

ですがクローゼットのカビが自分の手には負えないという場合もあることでしょう。
高い場所や広範囲に広がってしまったカビの除去は、自力では対処できないこともあります。

そんなときにはプロのハウスクリーニングへ依頼してみるという方法があります。
クローゼットを含む部屋の掃除をして、浮遊するカビ菌を根こそぎキレイにしてもらえば短時間で見違えるようにスッキリしますよ。

「もちや」では口コミやサービス内容をもとに業者を比較して選べるサービスをおこなっています。
納得のいくハウスクリーニング業者は、こちらの口コミサイトから簡単に探せます。

※オキシクリーン®はチャーチ・アンド・ドゥワイト・カンパニー・インコーポレイテッドの登録商標です。

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ライター

わたナギ子のアバター わたナギ子 ライター

主婦歴20年の元転勤族。度重なる引っ越しでの苦労から、「身軽に生きるのがベスト!」という結論に至る。以来、汚れもモノもため込まない暮らしへシフト。
趣味はポイントやマイルをコツコツ貯め、格安で沖縄へ行くこと。お気に入りの離島は阿嘉島。真夏以外の趣味はキャンプ・サイクリングなどアウトドアが中心。
コロナ渦で地方へ移住し、賃貸経営を開始。プチDIYやリフォームを研究中。

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