重曹はフローリングの雑巾がけに便利！重曹水の作り方と注意点を伝授／ハウスクリーニング

重曹は油脂汚れを落とす効果があるので、フローリングのお手入れをするときに効果的です。

ただ、濃すぎる重曹水をフローリングに使うと、素材によってはワックスがはげたり変色したりしてしまうことがあります。

ここでは、フローリングをお手入れするための重曹水の作り方や注意点などをご紹介しています。

大切なフローリングをキレイにして長く使うためにも、重曹を正しく使うポイントを身につけておきましょう。

フローリングの手入れに効果的な重曹水の作り方

フローリングは定期的にお手入れしないと、汚れが落ちにくくなって傷むようになります。

いつまでもキレイなフローリングにしておくためには、重曹を使ったお手入れがおすすめです。

重曹はアルカリ性なので、油のたんぱく質を分解して中和する性質をもっています。

このため、酸性である油脂や油汚れを落とすのに効果があるんです。

また重曹には消臭効果もあるので、素足で歩くことのあるフローリングにはピッタリです。

ここでは、重曹水の作り方と重曹を使ってフローリングを掃除するコツをご紹介します。

用意するものと注意点

重曹でフローリングを清掃するときは、以下のものを用意しましょう。

準備するもの

• 重曹
• ぬるま湯
• ゴム手袋
• バケツ
• 雑巾

重曹はホームセンターなどで、500ｇあたり200～800円前後で購入することができます。

価格に幅があるのは、重曹には食用のほか薬用や工業用のものがあるからです。

掃除などに使われる工業用の重曹であれば、比較的安価で購入することができるはずです。

フローリングは直接人の肌が触れることから、気になるかたは「食品添加物」と記載された食用や薬用のものを選ぶといいでしょう。

重曹水の作り方と清掃方法

まずバケツにぬるま湯を入れ250mlあたり重曹小さじ1/2杯を溶かします。

これだけで重曹水は完成です。

簡単でしょ？

ただし重曹は水に溶けにくいため、30℃前後のぬるま湯を使うことをおすすめします。

65度以上の熱い湯を使ってしまうと、重曹が強アルカリ性になってしまうので注意も必要です。

重曹は強アルカリ性になると、フローリングのワックスをはがしてしまったり、手荒れの原因になったりしますので注意してくださいね。

重曹水でフローリングを拭く前には、一度目立たない所で試しておくとよいかもしれません。

問題なく使えることがわかったら、重曹水に雑巾を浸し、固くしぼったあとフローリングを拭きましょう。

重曹水は乾くと白い粉が残るので、乾拭きすることがキレイに仕上げるためのポイントです。

フローリングの雑巾がけに重曹を使うときの3つの注意点

重曹を使ったフローリングのお手入れには、いくつか注意点があります。

ここでは、フローリングをお手入れするときの注意点についてご紹介しますね。

注意点（1）フローリングの素材を確認すること

重曹を使ってフローリングを拭く場合は、素材の確認をしておきましょう。

もし無垢材や生木に重曹を使用すると、黒く変色してしまうおそれがあります。

フローリングに使うときは、一度目立たない場所で試すなどして問題がないか確かめるようにしましょう。

注意点（2）濃度を低めにすること

重曹は少量でも効果があるものです。

汚れがしつこいからといって、重曹水を濃いめにするのはよくありません。

重曹は水に溶けにくいので、入れすぎると粒が残った状態になってしまいます。

そのままフローリングを拭くと、研磨効果によってワックスをはがして傷つけることになってしまいます。

重曹が多いほど効果があるというわけではないんです。

注意点（3）ゴム手袋を着用すること

重曹水に直接触れると、体質などによっては手荒れが起きてしまうことがあります。

重曹でフローリングを拭くときは、必ずゴム手袋をするようにしましょう。

ゴム手袋をしておけば、ぬるま湯による手の乾燥も防ぐことができますよ。

重曹を使うことのメリット

フローリングの手入れにはフローリングがキレイになるだけでなく、ほかにもメリットがあります。

肌に触れても安心

フローリングを掃除するときに洗剤などを使用すると、お子さんの肌に刺激を与えてしまう場合があります。

とくに赤ちゃんの場合は、床に寝転がったり場合によっては舐めてしまったりということもあるでしょう。

しかし重曹であれば体に害がないので、肌が直接触れるフローリングにも安心して使えます。

重曹は環境だけでなく体にもやさしいので、おすすめの清掃グッズなんです。

キッチン周りのさまざまな場所にも活用できる

重曹はスーパーやホームセンターで、お手頃な価格で購入ができます。

少量でも十分に効果があるので、ひとつ購入しておけば長く使うことができるというのも大きなメリットです。

さらに重曹はフローリングだけでなく、換気扇や電子レンジの中など油汚れのつきやすいさまざまな場所に活用できるんです。

快適な生活を長く続けるためにも、重曹を正しく使って定期的にメンテナンスしておきましょう。

まとめ

重曹はアルカリ性で油脂や油汚れを分解する働きがあることから、フローリングを掃除するためにピッタリな清掃グッズです。

ただし重曹には研磨効果があるため、ぬるま湯にしっかり溶かしておくことや必要以上に濃い重曹水にしないことがポイントです。

とくにフローリングに使う場合は、目立たない場所で試してから使うようにしましょう。

また重曹は体にもやさしいので、お子さんやペットがいる環境でも安心して使うことができます。

さらに重曹はフローリングだけでなく、キッチン周りなどのさまざまな油汚れを落とすときにも大活躍してくれるんです。

コストパフォーマンスもいいので、ぜひ重曹を使って家中をキレイにしてみてください。

快適な暮らしを長く続けていけるように、重曹を正しく使ってフローリングを定期的にメンテナンスしておきましょう。