お風呂掃除はとっても大変……しかし、身体をキレイにする場所なので、できるだけ清潔に保っておきたいですよね。
お風呂掃除のなかでも、意外と見逃しやすいのがシャワーヘッドの汚れです。
シャワーヘッドは、定期的にお手入れが必要なんですよ。
シャワーヘッドの汚れによって、不具合が起こったり最悪の場合、病気にかかるリスクもあります。
そこでこの記事では、シャワーヘッドにはどんな汚れが多いのか、掃除方法と合わせてご紹介していきます。
お風呂周りをキレイに保つコツも伝えていきますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
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シャワーヘッドが汚れていると起こる不具合やリスク
あまり掃除する習慣がないシャワーヘッドですが、じつは汚れがびっしり付着しているなんてことがあるんです。
とくに目に見えない内側は、想像以上に汚れていたなんてことも。
まずはシャワーヘッドが汚れているとどのような不具合があるのか、リスクと合わせて見ていきましょう。
放水に異常が出てくる
シャワーヘッドが汚れていると、目詰まりを起こしてお湯の出や流れが悪くなります。
シャワーのお湯がまっすぐに出てこずに外側に飛び跳ねたら、内部の汚れが原因です。
また、シャワーヘッドは、汚れが詰まることでお湯の勢いも弱まってしまいます。
健康被害に関わることがある
シャワーヘッドはぬめりや水垢などの汚れが蓄積することで、細菌だらけになっているんです。
その細菌によって、肺に関わる感染症にかかってしまうこともあるそうです。
また、シャワーヘッドに汚れが詰まっていると、独特のニオイがすることも。
シャワーヘッドを顔に近づけたら臭いなあと思ったら、汚れ溜まっているかもしれませんよ。
シャワーヘッドのおもな汚れはカビ・水垢・石鹸カス
シャワーヘッドには、さまざまな汚れが付着します。
とくに多いのがカビ・水垢・石鹸カスです。それぞれどのような汚れか順番にお伝えしていきます。
カビ
お風呂の汚れでもっとも悩まされるのがカビですよね。
シャワーヘッドにもカビが生えやすい環境が整っているので、知らない間にこびりついているかもしれません。
カビの繁殖しやすい条件は
- 0~40℃の環境(とくに活発になるのが20~30℃)
- 水分、ホコリ、皮脂などエサとなるものがある
- 湿度が60%以上
と、お風呂は家のなかでもとくにカビが発生しやすい環境が整っているんです。
シャワーヘッドは、使用後に水が内部に残されます。
そこから皮脂汚れや水垢汚れが付着して、カビのエサになって繁殖してしまうんですよ。
水垢・石鹸カス
水垢汚れは、水道水に含まれているミネラルをはじめとする成分が、乾いて結晶状になり、こびりつきます。
お風呂の使用後に残った水滴が原因で、白っぽい汚れ発生するわけですね。
シャワーヘッドは使用後に残留水や水滴が付着するため、散水板(お湯が出てくる部分)に水垢汚れが付着する原因となります。
また、石鹸カスは、シャンプーや石鹸(ボディソープ)をシャワーで洗い流すときに飛び跳ねて付着します。
シャワ―ヘッドのカビ汚れを取り除く方法
シャワーヘッドには、さまざまな汚れが付いていることが分かりました。
それではさっそく、シャワーヘッドを掃除する方法について見ていきましょう。
用意するもの
- 中性洗剤
- 使用済みの歯ブラシ(やわらかめ)
- 裁縫針
- スポンジ
- プラスまたはマイナスドライバー(シャワーヘッドの種類による)
- お湯の入った洗い桶
中性洗剤は幅広い用途で使えるウタマロクリーナーがおすすめですが、お手持ちの食器用洗剤でもOKです。
掃除方法(食器用洗剤でつけおきする場合)
- STEP1
-
ホースからシャワーヘッドを取り外す(外せるタイプの場合)
- STEP2
-
シャワーヘッドの散水板(お湯が出るところ)のネジを外す
- STEP3
-
散水板を取り外して部品ごとに分ける
- STEP4
-
お湯の入った洗い桶に中性洗剤を入れて、混ぜる
- STEP5
-
シャワーヘッドの部品を入れてしばらくつけおきする
- STEP6
-
汚れが浮いてきたら取り出して、中性洗剤をつけた歯ブラシやスポンジで汚れを落とす
- STEP5
-
散水板の目詰まりは、裁縫針を軽く刺して汚れを取り除く
- STEP5
-
汚れを洗い流して、シャワーヘッドを組み立てなおしたら完了
掃除方法(泡・ミストなど噴射型の中性洗剤を使う場合)
- STEP1
-
ホースからシャワーヘッドを取り外す(外せるタイプの場合)
- STEP2
-
シャワーヘッドの散水板(お湯が出るところ)のネジを外す
- STEP3
-
分解した部品に中性洗剤に吹きかける
- STEP4
-
歯ブラシやスポンジで汚れを落とす
- STEP5
-
散水板の目詰まりは、裁縫針を軽く刺して汚れを取り除く
- STEP6
-
汚れを洗い流して、シャワーヘッドを組み立てなおしたら完了
シャワーヘッドは分解すると、パッキンやフィルターなど細かい部品が取り付けられていることが分かります。
これらの部品をなくすと元に戻せなくなるので、なくさないようにご注意ください。
説明書が手元になくて、組み立てなおすのに自信がない場合は、分解中にスマートフォンなどで写真を撮っておくと組み立てに失敗しにくいですよ。
分解するのが手間な方は、ヘッドを中性洗剤にそのままつけおき(または直接噴射)して、表面の汚れを落としたあとに、裁縫針で穴の目詰まりを取り除いていきましょう。
今回お伝えしました方法で汚れが満足に落ちないと思ったら、新しいものに交換するのもひとつの手です
できるだけ汚れをため込まないに、こまめなお手入れが大切ですよ。
カビ取り洗剤の使用はリスクがある
カビ汚れには、お風呂で活躍するカビ取り用の塩素系漂白剤(アルカリ性洗剤)を使うことが多いですよね。
しかし取扱説明書にも記載されているとおり、シャワーヘッドに中性洗剤以外の洗剤を使うことはおすすめできません。
シャワーヘッドの部品は樹脂製のものが多く、変色や破損の原因になるからです。
同じように、酸性洗剤もメーカーより推奨されていないためご注意ください。
お風呂をキレイに保つためのお手入れ方法
シャワーヘッドが汚れてしまう原因は、お風呂の環境にもつながっています。
できるだけ、お風呂はカビや水垢汚れが溜まりにくい環境を作って、清潔に保っていきましょう。
そのためのコツをお伝えしていきます。
方法その1.防カビくん煙剤を使う
お風呂掃除が終わったら、市販されている防カビくん煙剤の使用がおすすめです。
防カビくん煙剤とは、防カビ成分の含まれた煙をお風呂中にまいて、カビを生えにくくすることができる商品です。
スプレー型や水を入れて使うものなど、さまざまなタイプが販売されていますので、使いやすいものを選んでみるのもよいですね。
方法その2.入浴後にお湯をまく
手軽にできる防カビ対策として、入浴後にお湯をまくという方法があります。
一日の最後にお風呂に入る方が、シャワーの温度設定をできるだけ上げて(45~50℃目安)床や壁などに、90秒ほどまんべんなくまくだけです。
この方法を使えば皮脂汚れや石鹸アカを洗い流せるだけではなく、床や壁表面にいるカビ退治にも効果がありますよ。
反対に水をかけるとカビにとって快適な環境になり、元気になってしまうのでご注意ください。
方法その3.水切りする
お風呂に水滴を残すと、カビのエサとなります。
できるだけ水気を拭って、乾いた状態を保ちましょう。
入浴後に、スクイージー(水切りワイパー)や吸水スポンジなどで壁や床の水滴を取り除くのがコツです。
シャワーヘッドにも水気が残っているので、5~6回振って、残留水を抜いておきましょう。
また、ヘッドを傾けてかけておくと、水が抜けやすくなりますよ。
方法その4.24時間換気扇を運転する
お風呂をより乾かすのに効果的なのが、換気扇を回すことです。
お風呂は湿気がこもりやすい場所のため、できれば24時間換気扇を運転させておきましょう。
「電気代がかかりそう……」と思われるかもしれません。
しかし、お風呂の換気扇を1か月回し続けたときの電気代は換気扇の種類や電力会社にもよりますが、約300~400円前後なんだとか。
また、換気扇を回すとついつい換気を意識してドアを開けっぱなしにしがちですが、閉めた状態のほうが外部からの湿気が入り込まないので、より効果的になりますよ。
まとめ【お風呂をキレイに保つならクリーニングもおすすめ】
シャワーヘッドは、お風呂全体をキレイに保てばカビや水垢がつきにくくなり、より汚れにくくなります。
お風呂の汚れがなかなか落ちないと思ったら、お風呂クリーニングに依頼することも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
お風呂クリーニングは掃除のプロである業者が、ご自宅に伺って徹底的に掃除・洗浄してくれるサービスです。
業者によっては、オプションサービスで防カビ対応をしていることもあります。
興味のある方は、弊社運営サイト「もちや」よりサービスの予約ができますので、ぜひご検討ください。
自力でしっかりお風呂掃除をしたいという方は、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
こちらの記事では、掃除しづらい風呂釜掃除の方法を紹介しています。
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