1Kに入らない!14万のドラム式を諦めて、5万の縦型洗濯機を購入した結果

1Kに入らない!14万のドラム式を諦めて、5万の縦型洗濯機を購入した結果

今頃、ドラム式洗濯機の便利さを堪能しているはずだった、もちやぷらす・木林です。

冒頭の文からもわかるように、引越し先の新居(賃貸マンション)にドラム式洗濯機は入りませんでした……。

しかも設置直前で入らないことが判明したため、しばらく洗濯機が使えないことに! 泣きっ面にハチです。

私がドラム式にこだわった理由は「乾燥機能」。ズボラな性格がゆえ、洗濯だけでも楽にしたい! ということからの選択でした。

しかし結果ドラム式洗濯機は入らず、「乾燥機能」付きの縦型式洗濯機を購入することに。

ここではドラム式洗濯機が入らなかった場合のトラブル対処法と、縦型式洗濯機の「乾燥機能」についてレビューしていきます!

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目次

我が家(賃貸マンション)にドラム式洗濯機が入らなかった2つの理由

23歳、憧れの一人暮らし。できるだけラクして暮らすためにも「洗濯を干す手間」をなくしたかった私は、どの家電よりも先に「ドラム式洗濯機」の購入を熱望!

周囲の「贅沢じゃない?」、という声も振り切り、最終的には↓のモデルを選びました。

「マンションにもすっきり置ける」が謳い文句の当商品。

ボディ幅59.6cm×奥行60.0cmとかなりコンパクトで、「これなら入るでしょ!」とタカをくくっていました。
(実際に置き場所の横幅を計っても、60cm少々はあったので……)

賃貸の防水パン
「いよいよここにドラム式が来るぞ~」とワクワクして撮った写真。

そして、搬入当日。

実際に設置に来た業者さんが現場を見て、申し訳なさそうにいいました。

業者さん「……すみません。この狭さだとドラム式、入りませんよ」

えっ、どうして?

横幅はギリギリ収まるサイズのはずなのに……。

このとき、業者さんが教えてくれたドラム式が入らない理由は以下の2つでした。

賃貸マンションにドラム式が入らなかった理由
  • 洗濯機横から出る「排水ホース」分のスペースが確保できない
  • 「蛇口(止水栓)の高さ」が低すぎる

ドラム式洗濯機が入らない理由1.設置スペースの横幅

賃貸の防水パン正面

家電量販店で見た横幅59.6cmは、排水ホースを考慮していない「ボディのみの幅」

排水ホース分を入れると64cm程になるらしく、ボディが入るギリギリの幅だと厳しい、とのことでした。

防水パンに入らないだけなら「かさ上げ」など対処法はありますが、今回は両側がキッチンと壁だったため、どうにもならず。

ドラム式洗濯機が入らない理由2.蛇口(止水栓)の高さ

賃貸の防水パン蛇口

また驚いたのが、「蛇口(止水栓)」の存在。

我が家の場合、洗濯機用の蛇口の位置も100.0cm少々とやや低め。

この蛇口の高さだとどうやっても、購入したドラム式洗濯機を設置できないんだとか!

洗濯機の寸法には「高さ」という項目もあるので、蛇口の高さと比べて余裕があるか事前にチェックしておく必要があります。位置が低かった場合は「工事」という手段もありますが、賃貸マンションのためそれもできず……。

木林「他に入りそうなドラム式洗濯機はないですか?」

業者さん「ドラム式ではちょっとないですね」

実際、乾燥機付きのドラム式洗濯機はどれだけコンパクトな機種でも、基本的に横幅64.0cm程・高さ105.0cm程のものが多いんだとか。

そのため私と同じように、「横幅が60.0cmぐらい」・「蛇口の位置が100.0cmぐらい」という場合は、そもそもドラム式を設置できないかもしれません。

結局夢のドラム式洗濯機は、我が家の敷居をまたぐことなく、お店へ帰っていきました(涙)。

洗濯機を搬入する際は「搬入経路の横幅」にも注意!

もし仮に設置場所に余裕があっても、

  • 玄関と廊下
  • 設置場所までの通路
  • 脱衣所のドア
  • エレベーター

などの幅が洗濯機より狭いと、搬入ができないケースもあります。

洗濯機を購入する場合は、搬入経路の寸法チェックも忘れずに!

ドラム式が入らないけど乾燥機能は欲しい…⇒「縦型」で妥協しました

ドラム式が入らない……でも、乾燥機能は意地でも欲しい!
しかしいくら調べても、我が家に設置できるドラム式洗濯機はゼロ。

「どうにかなりませんか!?」と家電量販店の店員さんに泣きついた結果、1台だけ代わりになりそうな機種がある、とのお返事が!

それが、「シャープ縦型洗濯機 ES-TX5E」でした。

シャープのES-TX5Eは、洗濯容量5.5kgと一人暮らしには十分なサイズを持ちながら

  • 横幅:56.5cm
  • 奥行:59.0cm
  • 縦:98.5cm

と、超コンパクトサイズ!

我が家の狭い設置場所にも、なんとか収まるサイズです。

またこの洗濯機、縦型ながら「乾燥機能」が付いています!
洗濯~乾燥に最長5時間以上かかるなど、ドラム式と比べると性能は若干見劣りしますが、贅沢はいえません。

乾燥機能の付いた洗濯機を見つけてくれただけでも、感謝しなければ!

ただし、買い替えからの搬入は即日とはいかず。

代わりの洗濯機は翌週搬入されることとなりました。
そのため、向こう1週間は洗濯機なし。その間はコインランドリーにいくか、実家に帰るか。

乾燥機付き縦型洗濯機の設置・搬入~業者さんに教えてもらった利用時のコツ

縦型洗濯機の搬入

ドラム式洗濯機の返品・買い替えから1週間後。

設置業者さんとともに、代わりの乾燥機付き縦型洗濯機が我が家にやってきました。

洗濯機搬入時の防水パンアップ

狭い廊下+狭い置き場だったので、ホースをつなぐにも一苦労。申し訳ない……。

結果からいえば、今回は無事設置完了!

(それでも横幅はかなりギリギリでしたが)

賃貸の洗濯機搬入完了
なんとか設置してもらえました。蛇口にも当たっていません!

またこのとき来てくれた業者さんがとても親切で、これから洗濯機を使ったりする上でのコツや注意点についてもいくつか教えてくれました。

その一部を、皆さんにも共有します!

洗濯機を使っていないときは蛇口を閉めておこう

蛇口アップ

洗濯機につながっている蛇口が「開」のままだと、水漏れや劣化の原因になるんだとか。

トラブルを防ぐためにも、洗濯機を使うとき以外は「止」の状態にしておくのがベストだそうです。

洗濯機のアースは確実につないでおこう

洗濯機アース

アースというのは、コンセントの下部分につなぐ緑/黄色線のこと。アースには漏電した電気を地面へと逃がす役割があり、もしものときの感電事故を防いでくれます。

業者さんに搬入してもらう場合はつないでもらえますが、ネットで洗濯機を買った場合などは自分で接続しなければならないことも。

アースをつながなくても洗濯機自体は動きますが、安全のためにも放置せず、確実に接続しておきましょう!

自分で設置する場合は「本体にホースを当てない」ように!

洗濯機排水ホース

自分で洗濯機を設置する場合、本体に排水ホースが触れていると騒音の原因になってしまうんだとか。

設置場所が狭い場合は洗濯機の底にホースを逃がしますが、この場合も同じく本体に触れないようにすると◎。

とはいえ結構難易度の高い作業になるので、難しそうな場合はムリせず、設置業者に依頼するようにしましょう!

縦型式洗濯機の乾燥機能は80点!

洗濯機の試運転

最後の動作確認。ようやく動く洗濯機を見られて感動。

さっそく縦型洗濯機「ES-TX5E」を使って、1日分のタオルや下着、普段履きのズボンを洗濯~乾燥してみました。

結果は……想像以上にカラッと乾いていて、感動!
ニオイや生乾き感も、ほとんどありませんでした。

ただ仕上がりとしては、さすがにふんわり、というほどではありません。
(ドライヤーで乾かしたような印象?)

乾燥後のズボン

とくにズボンはかなりシワシワになってしまったので、気になる方はタオルや下着専用にするといいかもしれません。

とはいえ、私のように「いろいろ干すのが面倒!」というだけなら十分な乾燥能力だと思います!

乾燥後のタオル
洗濯機から出したら、後は押し入れにしまうだけでラクラク!
シワは付きますが、タオルや下着ならそこまで気になりません

洗濯~乾燥にかかる時間は?

ES-TX5Eのスペックを見ると、かかる時間は

  • 洗濯+脱水(5.5kg)まで約35分
  • 洗濯~乾燥(3.5kg)まで約5時間

となっています。
(シャツ4枚ほどであれば乾燥まで90分で完了するコースもありますが)

コンパクトなドラム式であれば乾燥まで3時間ほどで完了するので、所要時間はやや長めにも感じますね。

とはいえ、ES-TX5Eは「洗濯・乾燥の予約(24時間後まで対応)」機能もあります。

仕事中や通学中に合わせて予約しておけば、そこまでストレスにはならなさそう!

洗濯~乾燥にかかる電気代は?

「ドラム式じゃないと、電気代とか高いんじゃない?」
と、私も不安に思っていましたが、実際はそこまで大きな差はありません。

ES-TX5Eの場合、洗濯から乾燥までにかかる電気代は59.4円です。
※電力料金の目安単価27円/kWh(税込)の場合

同じメーカー・近いサイズのドラム式は約43円なので、比較すると少々高め。

とはいえ週に2~3回の洗濯頻度なら、月の電気代は150円ほどしか変わりません。
決して安い、とはいえませんが、個人的には気になるほどの金額ではないかと思います!

乾燥後はフィルターの掃除が必要!

ES-TX5Eは乾燥運転後、フィルターにかなりホコリが溜まります。

フタを開けるとフィルターのホコリが若干舞い上がるのは、ちょっと気になるトコロ。

青色の部分は、全部ホコリです!

またこのフィルター掃除は乾燥後、毎回しなければならないので、ちょっと面倒かもしれません。

ホコリはあっさり剥がれるので、掃除自体は簡単ですが……

まとめ:ドラム式が入らないなら「縦型(乾燥機付)」という選択肢もあります

ドラム式洗濯機が入らなかったときはこの世の終わりか、というぐらい落ち込みましたが、世の中には「乾燥機付き縦型洗濯機」なんて商品もありました。

私の部屋の場合は1機種しかありませんでしたが、置き場所の条件次第ではもっと多くの乾燥機付き洗濯機が設置できるかもしれません。もしかしたらお目当てのドラム式は入らなくても、コンパクトサイズの機種なら入るかも?

もしドラム式が入らなかった場合も、あきらめてはいけません。

まずは

  • 防水パンの広さ
  • 置き場所の横幅
  • 蛇口までの高さ
  • 搬入経路の横幅

を測って、家電量販店の店員さんにピッタリの機種はないか、聞いてみましょう!

また「これからドラム式を買おう」という方も、私のように当日になって搬入できず、返品……なんてことになったら大変!

事前に上の4項目は、しっかり測っておくと安心ですね。

ライター

もちやぷらす編集部のアバター もちやぷらす編集部 もちやぷらす編集部

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